ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

福田卓郎 先生 脚本 驚きの物語設定『仮面ライダーゴースト』第1話

平成仮面ライダーシリーズ第17作。
2015年10月から1年間放送された。
主人公が初回で死に幽霊として仮面ライダーになり、宮本武蔵やニュートン、エジソンなどの英雄や偉人の魂を宿した ‘眼魂’ (アイコン)を集め、甦る事を目指す。


『仮面ライダーゴースト』第1話

「開眼! 俺!」


メインライターは、ミステリーものや刑事ドラマなどを多くお書きになっている福田卓郎先生。
うまく説明が組み込まれてあり、自然に違和感なく進むお話。「生きる大切さ」というテーマの上に、ちょこちょこ辛辣且つシビアなセリフを交えながら、暗くならず、ユーモラス。


主演、天王寺タケル役 西銘駿さん。イケメン。高校生。デビュー作。にして十分うまい! 違和感なく観れる。近頃は、キレイで有能な人が多いですねぇ! 感心。

 

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タケルの家は大天空寺。御成(柳喬之さん)たちが修行をしている。父が前住職の天空寺 龍(西村和彦さん)。10年前に亡くなっている。

年上の幼馴染、月村アカリ(大沢ひかるさん)が待ち合わせをすっぽかしたタケルのところに怒ってやって来る。

誘いよりも、父の残した宮本武蔵の本が面白い。父が亡くなった頃よりもわかるようになったと言う。

タケル「英雄とは命を燃やし切った人なんだよな」(セリフ類は要約)
アカリ「命は概念だから燃えないわ」

 

世間では突然、車や物が真っ二つに割れる事件が多発していた。

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(『ルパパト』でも先日、車等が真っ二つになる事件がありましたね。
この割れた車は本当に作られたようですね! まさか!? 本当に!? ビックリ感動です!)

 

 

タケルに郵便物が届いた。それは何と! お父さんから。10年前に出されていた!? 包みの中は眼魂だった。

 

(自転車に乗った郵便屋さんが、途中自転車を真っ二つにされ、慌てて大天空寺にやって来て、慌てて説明しているところが面白かった。「バーッとなって……」大きな身振り手振り。音で表現。筆者とよく似ている……親近感がわきました)

 

 

今話の敵方ゴースト刀眼魔と槍眼魔がタケルのところにやって来た。他の人たちには見えないが、眼魂を手にしたタケルは見えるようになった。襲われ応戦するが叶わない。

御成「逃げるのです!! タケル殿にはまだ無理です!!」
タケル「見えるのなら戦えるはずだ」

眼魔「愚か者。刀の錆になれ!」
タケルは切られてしまい倒れる。

 

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気が付くと、空に浮かぶ映像が見える。自分が倒れ、御成とアカリが声をかけている。
何が何だかわからなくなる……自分は死んだのか?? 

父を想い出す「英雄の心を学び心の目を開くのだ」
タケル「うん。約束するよ」

約束を果たさなきゃ……まだ死ねない。死にたくない!

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タケル「誰?」
白い着物を纏った男「誰でもあって誰でもない」

タケル「神様??」
白い着物を纏った男「いやいやそれほど偉くない」

タケル「おっちゃん?!」
白い着物を纏った男「せめて仙人と呼んでくれ」

 

手を触れようとするタケルに一撃。吹っ飛ばす。「バカ者っ!」

タケル「そうだよ俺はバカだよ。修行も中途半端で、せっかくゴーストが見えたのに死んでしまうし」

おっちゃん仙人「お前は眼魔と戦う宿命なのだ。眼魂とは英雄の魂だ。15個集めると願いが叶う。生き返る事も出来る。だが簡単ではない。狙っている者が沢山いるからね」

タケル「俺は奴らに殺されたんだよ。無理だ……」
おっちゃん仙人「仮面ライダーになれば戦える」

ユルセン(細かい事を教えてくれる、口の悪い幽霊ナビゲーター)が現れる。
「下らない質問が多いヤツだな。しっかりやれよ」

 

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場面は、現世。
倒れたタケルの傍で御成とアカリがいる。タケルの倒れた身体が消える。幽霊となったタケルの姿は人には見えない。二人は慌てて探しに行く。

タケルの前に眼魔が現れる。「俺はもう後悔しない。皆を守る! 変身!!」

 

(仮面ライダーゴースト役 高岩成二氏 手を上げているだけでカッコイイ!!)

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ユルセン「お前はもう死んでるから死なないよ~おもっきりやれ」
タケル「なるほどね」

 

技をくらい吹っ飛ばされて「痛っ!!」
ユルセン「やられると死ぬほど痛~い」
タケル「早く言ってよ」
ユルセン「世の中そんなに甘くなーい」

無事、一体を倒した。 

 

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(近頃の仮面ライダーはバイクに乗らないという話もチラと見聞きしていたし、ふわふわ飛んだりするゴーストならバイクはいらないな、ないだろなと思っていたけれど、バイクで登場! ……どうなんだろうかぁ……仮面ライダーとしては乗って欲しいんだけどぉ……筆者は複雑です) 

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(仮面ライダーさんがパーカーですかぁ……うーん。安上がりっぽいねぇ。凄い発想ですね。毎年やっていると奇想天外なものも必要なんでしょうけれどね。なんせ幽霊ですし……) 

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雑兵が沢山現れる。
タケル「武蔵は100人と戦ったんだぞ」
眼魔「強がっても数には勝てない」

 

空に何かが浮かんだ!!

ユルセン「あれは武蔵野心だよ」 

おっちゃん仙人も空に現れる。「武蔵の心にシンクロしたお前なら力を貸してくれるハズだ。仮面ライダーゴーストは、英雄の眼魂で戦う事が出来るんじゃ」

 

この姿に変身!!

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(ちょん髷が刀の柄……頭に突き刺さっているみたいで、キモチワルイ……痛いよ)

 

自宅の大天空寺に戻ったタケル。御成やアカリには見えない。

ユルセン「見えるも見えないも、お前の気持ち次第なんだよ。気合入れろ。腰抜け」
タケル「うるさい」

見えるようになった!

現実主義のアカリは、なかなかわかってくれない。消えてしまうタケル。
ユルセンの力で見えたり、でもまた消えてしまったり……

御成はアカリと言い合いになる。「信じて修行するしかありませんっ!」 

 

タケルが部屋に戻ると、おっちゃん仙人が、作業着姿でいた。「引っ越し済んだ」
タケル「ここは父さんの研究室だったんだ。勝手に来られても困るよ」

おっちゃん「言い忘れてたけどぉ、99日の間に15個見つけ出さないといけないんだ。ゴーストでいられるのにも限りがあるんだ。それが過ぎちゃうとホントに死んじゃうよぉ。あ、今日はもう終わりだから98日であと12個」

タケル「どうすりゃいいんだよぉ」

 

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『仮面ライダーゴースト』は、終了して約2年なのでわりと新しい作品。観てらした方も多いでしょうね。筆者はタイトルしか知りませんでした。真っ新な、前知識0で観る事にしました。

おっちゃん仙人は、大真面目バージョンと突然、現代風な笑顔の若者言葉??にコロコロ入れ替わる。竹中直人さんがまさかの!? ご出演!! 豪華!!

キャラの中では、御成さんがイイなっと思いました。騒がしうるさ系なんだけど、真面目で一生懸命。自分の事も周りの人に対しても。

部屋のセット、凝っていますね! お寺や森林の風景もステキ~癒されます。

物語設定やセリフや進行はいいんだけれど、どうもあの刀の柄形のちょん髷が受け入れ難いです……慣れるかしら?? とにかく次回も頑張って観てみようと思います。