ゴーイエロー俳優が半身麻痺になっていた。『ゴーゴーファイブ』撮影中からの発病。手術の後遺症、治療薬の副作用、更に難病の発病……芸能界引退。１８年拒絶してきた戦隊メンバーとの確執。因縁の再会を果たす。
イケメン戦隊俳優Sが半身麻痺
拒絶していた戦隊メンバーと因縁の再会
『爆報！ＴＨＥフライデー』
２０１８年 ６月２９日 １９時～放送
［目次］
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悲劇のヒーロー 復活への道
戦隊ヒーロー俳優S
柴田賢志 (しばた けんじ)
１９７５年 福岡県に生まれる。
１９９９年 『ゴーゴーファイブ』出演
２００４年 治療の為、芸能活動休止
２００７年 そのまま芸能界引退
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悲劇の連鎖
『ゴーゴーファイブ』撮影終了間際、
右手が震え、右目に違和感を感じる。
検査の結果、脳腫瘍と判明する。
手術の困難な場所にあった為
直ぐには手術出来なかった。
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原因不明の難病に侵され激変
体に次々と現れる謎の症状…
腫瘍が手術出来る大きさまで待つしかなく、その間ステロイドを服用し日々を耐える。
腫瘍が大きくなるつれ、右手の震えも大きくなる。
副作用で顔が腫れあがってしまった。
手術をしたのは１年後。しかし腫瘍は神経に絡みつき１度では取り切れず、５年間で５回の手術を行った。
脳腫瘍は除去出来たが、右半身麻痺。障害者３級となる。(現在は４級)
身を隠すような日々。
仲間が連絡を取ろうとしたが、音信不通。
みじめな姿をさらしたくなかった。
「絶対に会いたくない」
棚卸のバイトを始めるが…
ヒーローの心を砕いた悲劇
手術から５年後…謎の症状…
脳腫瘍の後遺症とは違う症状。
麻痺していない左の腰に痛み。
「普通じゃないって思いました」
痛みは日に日に酷くなり…激痛
検査結果は…
大腿骨骨頭壊死症
現在は、両方とも人工股関節
自分が笑われている…
心が荒んだ
「幾つも働いてみたけど
自分を必要とする場所は殆どなかった」
しかし! 人生を諦めていなかった。
知人からの思いもよらない言葉
「幼稚園で働いてみない?
子供たちも喜ぶと思うんだよ」
子供たち…かつての自分が甦った!
そうだ!
ヒーローは諦めちゃいけないんだ!
リハビリを開始! トレーニング!
動かなかった脚が
自力で上がるように
麻痺が残る手は
パソコンも打てるように
再び教習所に通い
今では１人で運転できるように
そして今…
保育士の補助員として勤務
保育士の国家試験を目指している。
柴田さん「今の俺はこうなってるけど
これが不幸かって言ったら
そうじゃないよって言いたい
そういう姿を見せていきたい」
諦めない事の大切さ
自分の経験を語る講演会活動を行う。
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ヒーロー戦隊仲間たちを完全に拒絶
心に引っかかっている…
拒絶していた仲間
断固として会わなかった…
柴田さん「やっぱり会いたいですね。
これまでの事を正直に話し、けじめをつけたい」
１８年ぶりの再会
仲間たちは今
ゴーレッド役 西岡竜一朗さん
３１歳で芸能界を引退。ハーレーダビットソンのカスタムショップの代表。
(柴田さんについて)「それを認めない。大丈夫って言うタイプ」
ゴーグリーン役 原田 篤さん
女優、秋本奈緒美さんと２００３年に結婚。タレント活動の傍らにライブ居酒屋のオーナー。
「素直な気持ちを言ってくれると嬉しい」
ゴーブルー役 谷口賢志さん
「彼から何かを言うまでは」
ゴーピンク役 柴田かよこさん
「諦めずに希望を持ってる姿を見られて良かった。合えばその時に戻れる」
『ゴーゴーファイブ』のセリフより
流水「僕たちだけでも優しく…」
纏 「優しいだけが家族じゃない」
ゴーゴーファイブがドッキリ再会?
再会の場所は思い出の地 横浜
柴田さんには思い出の地を巡るロケと伝えてあった。
改めてメンバーについて聞くと…
「かけがえのない家族です」
急な暗転に戸惑う柴田さん…
スポットライト
柴田さん「あー! ゴーゴーファイブだ!」
仲間たち「お前もだよ!」
柴田さん「聞いてないですよぉ!」
再会に喜びを噛み締めるメンバー
「揃ったね」「すごいね」
仲間を遠ざけた思い
柴田さん「病気だっていうのは自分でも言いづらかったと思います。今だったら素直に言えることも、当時は死ぬほど悩んでいたことなので、人に弱いところを見せたくなかった」
それを聞いたメンバーは…
谷口さん「柴田賢志っていうのは、そういう人間だと思っていたから。あえて(強がりを)言っていると思っていた。変な風に支えに行かない方が家族だと思っていたから。余計なことをしなかった」
柴田が合流するまで
イベントへの出演も控えると約束
西岡さん「他の戦隊が１０周年、２０周年をやっている。俺たちは快く出来ない」
柴田さん「なんで?」
谷口さん「あなたがいないから…」
西岡さん「ゴーゴーファイブは５人でゴーゴーファイブだから」
５人揃ってゴーゴーファイブ!
来年２０周年
再び５人揃うことを誓った
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『救急戦隊ゴーゴーファイブ』
スーパー戦隊シリーズ第２３作。
１９９９年２月から１年間放送された。
あらすじ
江戸時代、火消しだった一族の末裔、
巽 世界 (タツミ モンド) は、巽防災研究所を立ち上げ、アンチハザードスーツを開発していた。１９９９年、悪の一族が飛来、天変地異が起こる。消防士や警察官、救急隊員等に従事していた子供たち５兄妹が救急戦隊ゴーゴーファイブとなって戦う。
主なキャストとスタッフ
巽 纏 西岡竜一郎
ゴーレッド 高岩成二
巽 流水 谷口賢志
ゴーブルー 日下秀昭
巽 鐘 原田 篤
ゴーグリーン 竹内康博
巽 大門 柴田賢志
ゴーイエロー 蜂須賀祐一
巽 祭 坂口望二香 (柴田かよこ)
ゴーピンク 中川素洲
スーツアクター
岡元次郎、福沢博文、今井靖彦、宮崎剛、伊藤慎 他
レギュー・準レギュラー・声優
マイク眞木、宮村優子、
松野太紀、緑川光 他
ゲスト
速水けんたろう、真木蔵人 他
脚本
武上純希、小林靖子他
アクション監督
竹田道弘、宮崎剛
※ステロイド治療
体内の炎症を抑える。様々な疾患の治療に使われている。但し、副作用もある。医師の指示に従って正しい使用の仕方が肝要。(免疫力低下、骨粗しょう症、糖尿病、消化性潰瘍、血栓症、精神性症状、ムーンフェイス、高脂血症、動脈硬化、高血圧、白内障、緑内症、ニキビが出来易い、大腿骨骨頭壊死、他)
※大腿骨骨頭壊死
(だいたいこつこっとうえし)
病気や怪我により、骨への血流が悪くなり、股関節の骨頭が死んでしまう。
初期は、歩行や階段の上がり下りに痛みを感じる程度。進行すると筋肉が委縮し股関節の働きが悪くなり正常に歩けなくなる。長い時間かかって進行する変形性股関節症と違い、比較的急激に進行し易い。
芸能人では、美空ひばりさん、坂口健二さん、堀ちえみさんが発病されている。
