ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

クレオン「満足していない」『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第41話

子供のように純粋だったクレオン。現実の大人社会を知ってしまう。「死にたくない。まだ心から満足してない」心の叫び。気づき。思わぬ行動に出る。思わぬプランが立ち上がる。よくある、映画に参加する話ではなく、キャラクターに共感できる話となっている。

  

 

2020年 1月12日 9時30分~
テレビ朝日系列 放送

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』

第41話「消えた聖剣」

 

脚本   山岡潤平

監督   たかひろや

 

[ゲスト]

ミヤ   坂田梨香子

 

 

[目次]

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コウ かわいい

冒頭 突然にコウの「ない!ない!なーい!!」で始まる。
「リュウソウカリバーがない」とのこと。

 

ドアップも 慌てぶりもカワイラシイ。
このインパクトのある始まり方、オモシロイ。

 

ういちゃんのお父さんが「トイレが詰まっちゃって……」と出て来る。

もしや!まさか?…

あのリュウソウカリバーで、詰まったトイレを突いて……!?

と筆者は想像してしまった。

 

あーよかった。そういう話ではなかった。

 

海をイメージした髪飾りが落ちていた。

あぁオトちゃんがぁ…。

と、そこでオープニング。

テンポいい始まり方。イイ感じ。

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ゾクッ

ワイズルーが陽気にステップ踏んで歩いている。
ゾクッとし振り向くと、サデンがいた。

 

ワイズルーがゾクッてするのもオモシロイし、この流れもいいですねぇ。

 

以前、新幹部登場!かと思いきや、ウデンは1回で退場してしまった。
寡黙で、ずっと瞑想して精神統一している武士のようだった。不気味で強そうだった。

 

また出てきたのかと思う。同じに見えるが、これはサデンで色違い。

きっちりしていてそうで、よく喋る。
さっさと名乗って説明してくれる。

 

 

大人社会

クレオンは、プリシャスがサデンに「クレオンやワイズルーは やってしまっていい」と言っているのを立ち聞く。

 

いつも文句や悪口を言っているクレオンは、子供のように純粋ということ…。ただ素直な気持ちを口にしていただけでした。

現実社会、真実を知ってショックを受ける。

 

ドルン兵を引き連れ、ブツブツ言いながら町を歩いていると、ちょうど、また目撃する。

リュウソウジャーたちの強力な武器、ドルイドンにとって厄介なリュウソウカリバーを、やっぱりオトちゃんが持ち出していたのだった。

 

 

定番? 撮影参加 話

何だか、撮影に参加する話って多くないですか? 偶々?

セットやロケ場所の気を使わなくていいから、ラクでしょうけどね。

 

まさかな展開でコウたちは出演を勧められる。すんなりと出るのだと思いきや、断るアスナたち。だけども、意外とやる気満々のメルト。

内心クスリと笑える。

 

いったいどんな設定話のどんな役なのかと思いきや…。

ボスとかいう えらいコスプレの役がリュウソウケン持って…

リュウソウジャーたちは、黒スーツ。

全然 世界観が違うので、?。
でもバンバがちゃんと突っ込んでくれるので、ほっ とできたりもする。

 

アスナが「やると決まったらやる」とバンバの胸に軽く怪力パンチ。
で、話 続行。

キャラを表現しつつ、展開の仕方が実にスムーズ。

 

 

「誰だよ お前ぇ……」 

リュウソウカリバーを持ち帰り、手柄をあげようと忍び込んでいたクレオン。しかしスタッフがやって来て持って行ってしまう。

クレオン:誰だよお前ぇ~…。

 

クレオンの心情、言葉…わかるぅ。

イイ味出ていますねぇ。

 

 

バンバ似合すぎ

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第41話 バンバ「ハンター」似合すぎ

他局の人気番組だった『run for money 逃走中』のパロディだった。

 

『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に、
その『run for money 逃走中』で活躍されていた、ハンター1号機 役の笠原竜司 氏がレジスタンス役ご出演でしたね。

“ 戦い ” 『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』 - ヒーローズ FOREVER

 

黒尽くめのハンター役に扮したコウたちは、追いかけて捕獲する。メルトとトワは ちゃっかりリュウソウルを使う。

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可愛くポップコーンかけ

事の発端は、ミヤは「次は監督にしてくれる」と言われていた。
それでオトちゃんがリュウソウカリバーを貸したという、諸々の都合による簡単な話。

 

撮影の休憩時間では、スタッフが監督に尋ねる。
監督にする話は嘘で「人手が足らないから、気を持たせるために、勘違いさせた」

 

それを聞いていたオトちゃんが、上からポップコーンをぶっかける。

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第41話 オトちゃんのかわいいポップコーンかけ

監督に起用する しないは、先輩監督の意見や提言は あっても決定権は普通ないでしょうねぇ。

話は簡単にしていますね。

 

ポップコーンなんて かわいいなぁ。
筆者ならバケツの水かけたいわ。

でも撮影の進行が途切れちゃうからここで水かぶりはしたくないよね。
それにポップコーンの方が可愛らしいものね。

女の子はやっぱり「可愛げ」大切ってことですよね…。

 

 

「勘違い」

クレオンも聞いていた。

「勘違い」

クレオンも同じだった。
「最高幹部にする」と言われていた。

 

更に、今までの上司たちとの出来事を思い出した。
楽しかったことも「勘違い」なのでは と。

これ すごいな…。

 

涙をこぼす。

 

と、そこへ、サデンが現れる。

エネルギーを感じたと言う。
「リュウソウカリバーがあるのか?」

と尋ねておきながら、クレオンの返答を待たず通り過ぎて行く。

 

クレオンは、自分は相手にされていないのだと気づく。

 

すごく考えられた、いい場面なんだけれど、クレオンのセリフが分かりにくかった…。
残念。もったいなかった。

 

 

まだ心から満足していない!

クレオンは、それでも考えた自らの生ける道を。

また置いてあったリュウソウカリバーを持ち出し、今度こそ自分の手柄にして認めてもらおうとする。

が、すぐにサデンに見つかり、襲われる。

 

クレオン:
死にたくない。
まだ心から満足してない!

 

リュウソウジャーたちに助けられる。

 

 

「間」

次にサデンは撮影関係者たちを攻撃。
立ちはだかり、やられるリュウソウジャーたち。

 

見つめるクレオンは「リュウソウカリバーを持ち帰り手柄にする。認めてもらう……」ブツブツ呟く……

が、しかし、リュウソウカリバーをリュウソウレッドに向けて投げやる。

 

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第41話 クレオンとリュウソウレッドの「間」

あまり こういう「間」っていうのを取らないものだったのかなと思いました。逆に。

 

この「間」が よかったですねぇ。

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台詞が分かりにくかった

サデンは最後の最後に逃げてしまったが、ひと先ず無事に戦い終えた。

 

コウ:助けてくれてありがとう。

明るく元気に言う。

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第41話 「助けてくれてありがとう」

クレオン:…。手が滑っただけだっ。

走り去る。

 

残念ながら、分かりにくくて…。
筆者は何度も聞き返しました。

 

 

夢を追う……

ミヤはカナロの元婚約者。且つて破棄して出て行ったのだった。

オトちゃんはミヤに言う。「海に戻っておいで。ここに居ても叶えるのは難しい」

ミヤは薄々わかっていた。監督にしてくれるという話は嘘だと。

でも目指したい。まだ追っていたいと。

 

クレオンの「まだ満足してない」という言葉に通ずるなぁ…と、シミジミ…。

 

カナロの想いも、今回も随所に出ていてよかった。
カナロはいいキャラですねぇ。

 

 

「間」と「お任せ」

オトちゃんは、ミヤの気持ちに納得し応援する気持ちなのでしょう。
監督さんたちに謝りに行く。

 

監督さんは、…。

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第41話 監督さん無表情、無言の「間」

無言、無表情で見やって、また仕事を続ける。

 

この「間」には、色んなものが含まれているのだなぁ…と。

いい雰囲気。味だなぁと。 

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アツいっすねぇ!

クレオンはトボトボ歩きながら、ワイズルーの名を呼び泣いている?

手に青い物を持ってるのかな?
ワイズルーが死んでしまったのか?と思うんだけれども、でもちょっと分かりにくかった…。持っているのもよく見えないし、何かわからないし。

意図あるシーンのはずなのに、微妙でした。とても残念です。

 

ワイズルーは、壁に忍者のように、いやエンターテイメントとして隠れていた。
クレオンは抱き着いて喜び、伝える。

リュウソウジャーに助けられたこと。「アイツらアツいっすねぇー」

そして、手を組めば、ワイズルーの取られた心臓が取り返せる と。
アツく進言する。

 

 

筆者の感想

たかひろや監督

今回は実は何気にクレオン回でした。
今までのクレオンから、今回のショックと動揺。子供のような、堕天使のようなクレオンの心が変化していくところ、 最後には涙が出ました。そんな自分に驚きました。

すごいですね。
進行も見事で、滑らかでした。 

一応 子供番組として、簡単にしてあるし、サッサと進む話。
細かい設定に対する疑問はスルーするとして…。

心情が表現されていれば、実のある話として、感動しちゃいます。

予告編で観て、撮影参加話。何故か黒尽くめのスーツ…。
正直なところ、心配でした…。ですが何のなんの。よかったです。

 

初監督の2本。よかったです。

場面。キャラの心情。ヒーローの見せ方。
アツい拘りとセンス、よかったです。

今後の担当回も楽しみです。

 

ミヤ役 坂田梨香子さん

『仮面ライダーフォーゼ』の風城美羽 役の方だったんですね。

何だか自然に居る感じがしていました。 カナロともお似合いでしたね。

 

撮影の監督 役 長谷川朝晴さん

これまた後でわかったのですが、大河ドラマ『真田丸』で伊達政宗をされていた方だったんですねぇ。あの時ねこの人は何モンなんだろうと思っていたんですよ。ドラマなどにもたくさん出演されていて、各地の監督さんや脚本家さん、スタッフさんにも好かれている方なんでしょうね。今回はちょっとした役でしたが、逆にそれだけに、その中で見せる。こなす。「間」とか…ドラマというのは、もちろん主演も大事だけれども、こういうプロのゲスト俳優さんで支えられているのだなぁと感心しています。

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