ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

 “ 父の背中を越えていけ ” 『ウルトラマンR/B』第25話 最終回

ロッソとブルは、ルーゴサイトに挑んでいたが、母ミオは、戦いの末に兄弟が死ぬ運命にある事を知っている。変身を強制解除する。母は最後の手段、ルーゴサイトを異次元に封印しようとする。死ぬ未来と地球の終わり、変身不能のまま苦悩するカツミとイサミ……

 

『ウルトラマンR/B』第25話
最終回「朝日のあたる家」

 

前話最後では、美剣サキは、兄弟ウルトラマンの前に立ちはだかり、ルーゴサイトの攻撃に倒れた。変身が解け、地上に倒れたサキは、アサヒの腕の中で息絶えた。

前回放送では、決死の戦いの末、倒れ、最後の時間もしっかり取られ、良かったけれども、今回は、前回の復習としてほんの少しがサラッと流された為、とてもお軽く見えた。残念であった。

アサヒは悲しみに暮れ呆然と座り尽くす。
ロッソとブルは怒りの炎を燃やし、ウルトラマンルーブとなって、ルーゴサイトへ突撃する。

オープニング曲はなく、タイトルのみ表示される。

 

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勢いよく立ち向かっていたルーブだが、対抗できず劣勢になる。

アイゼンテック 社長室
母ミオは、レイラインと怪獣拘束システム連結を指示。その時、ルーゴサイトが攻撃を放った。フラッシュバック!! 母は、異次元に閉じ込められていたときに、息子たちの最後を観た。
危機一髪!! 母は、ウルトラマンの変身を強制解除した。

色んなシステムがいつの間にか用意されていたのだった。

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吹き替えスタントさんのコロコロ回転がキレイ!!
背中がマジ汚れ。でも
次のアップでは汚れていなかった。残念。

 

母の次なる手段は、怪獣拘束システムでルーゴサイトを捕らえたまま、アイゼンテックごと、異次元へ転送するというもの。しかし異次元の通路は狭く壊れてしまう。

AI秘書ダーリン:
二度と戻ってくることはできません。

母:それが狙いよ。

 


アイゼンテックの上空に異次元への穴が出来始めているのを見て、イサミは全てを察した。

母のアナウンス
早くここから離れなさい!!

カツミ:
母さんのこと15年も待ったんだぞっ!! またどこかへ行ってしまうなんてヒドイよっ!!

叫びがよかった!!

 

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アイゼンテック 社長室
ダーリン:大至急建物の外へ出てください。

母は、家族の写真見る。

カツミ:
俺たちは逃げない。だから母さんも行くな。

父が現れる。
 “ 父の背中を越えて行け ” と書かれたTシャツを着ていた。

父:
ねぇ母さん、子供ってさぁ俺たちが思っているよりずうっと大人だ。いつも一緒に暮らせばわかるよ。

母:
私も一緒に暮らしたかったよ。だけど私にはこれしかしてあげれない。全部私のせいだもの。私がジャイロなんて見つけなければ……
あの子達が死ぬ未来なんて耐えられないー。

ダーリン:拘束システム破損。 

イサミ:
母さんが見た未来は一つの可能性だ。
未来は一つじゃないっ。

カツミ:
そんな未来、俺たちが変えてやる。
変えてみせるさっ。

兄弟:だって俺たちはウルトラマンだから!!

ロックが外れる。

二人は走る。父と母の横を通り越し、

兄弟:オレ色に染め上げろ!ルーブ!!

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オープニング曲と共に……

ロッソとブルはクリスタルチェンジを繰り返し、猛攻撃を仕掛ける!!

 

しかし、それでも次第に劣勢に…。
ルーゴサイトの攻撃を食らってしまう!!
万事休す!! 

が、煙の中からウルトラマンルーブが現れる。

母:未来が変わった!!

ルーブが今までにないほどの高速で強力な戦いを見せる。

父:
子供はちょっと見ないうちに大きなっちまうんだな これが…。

母は、転送システムを停止させる。

母:
そうね。私たちを追い越していくのね。

ルーブ、猛攻を仕掛けるも、倒れる。
カラータイマー点滅。

アサヒは駆け出す!!
ルーブの前に立ちはだかり、

アサヒ:
兄弟3人、力を合わせれば。
だから私も一緒に戦いますっ!!

 

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美剣サキから託されたジャイロが光る。

 

母がジャイロを持ち、異次元に閉じ込められていたとき、怪獣出現の危機に、ジャイロが兄弟の元に向かったのだった。カツミとイサミは変身し戦った、その時、アサヒも野原に横たわっていた。

アサヒ 内心:
そう。私はあの時、生まれた。

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カツミ内心:
アサヒ、君はクリスタルだったのか…?!

アサヒの真クリスタルをルーブコウリンにセットし、ボルテックバスターを放つ。

アサヒ内心:
私 うちの子でよかった。ハッピー。

このハッピーは難しいな…。
しっくりは来なかったです。

 

遂にルーゴサイトを打ち破る!!

アサヒは光となって消えていく。

カツミ:だめだだめだアサヒ!!
イサミ:行くな!!アサヒ!!

二人は涙を溜めていた。

 

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野原 

父:
アサヒって一体誰だったんだろうね?…

母:
あの子は私の一部だったのかもしれない。ハッピーで明るい未来を信じてて、私が忘れていたものだわ。

突然声のトーンが低くて誰かと思った。

イサミ:
不思議だな。ずうっといた気がすんのに…。

母:
アサヒはハッピーな心の集合体なの。明るい未来。希望。例え存在しないものであっても…。

無言で二、三歩、歩み出る感じがよかった。

カツミ:アサヒは存在したさ。

父:
クリスタルってさ、人を思いやる気持ちの結晶なのかもしれないな。

母:
遠い昔、星から来た兄弟たちが残したのも誰かを思う気持ち…。

「星からきた」って、?と思った。わかり難い。遠い星とか宇宙の果てから来たとか言ってくれたら…。

 

イサミが空を見て指差す。 

カツミ:アサヒ。

 

エンディング曲が鳴る。
全てのクレジットが端の方に流れる。
いい曲だけども、物語もまだ続いているので、よく聴こえないのも残念もったいなかった。

 

眠ったようなアサヒが空から降りてきた。

皆で抱え降ろすと、目覚めるアサヒ。

皆で手を握る。

カツミ:さぁ帰ろっか。

 

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クワトロM
父は店の看板にMのシールを貼っていた。
一家の笑顔があった。
極普通の日常が始まった。

母:
今夜はすき焼きだよ!
帰りにお豆腐とねぎ買って来るね。

父:今度はちゃんと帰って来いよ。

  

カツミ ナレーション:
俺たち兄弟の物語はこれで終わりだ。
そしてこれからは家族の物語が始まるんだ。

 

筆者の感想
遂に最終回とあって、忙しい中バタバタと視聴しました。そのせいか、あまりピンとこず…。最後がこれとはちょっと残念に思いました。いつもは、時間取って構えて2回観ています。
結局、後から更に2回観ました。ゆっくり見れば、初めの印象よりは違いました。よくは感じました。
しかし、もう初見ではないので…。やはり、初見が特別であり、そこで感じるものを大事にしたかった。するべきでした。最終回に勿体ない事をしてしまいました。

 

アサヒの正体は、予想とは違いました。
これでもいいのですがぁ…それならもうちょっとそこを描いて欲しいかな。
ハッピーな心の集合体…から女子高生に生まれて…。消えて終わるならまだしも、人間として居続けることになって…。
うーん。ちょっと滲みにくい話です。美剣サキが1300年生きていた。という方が受け入れられる。

母の「あの子は私の一部」は興醒めです。この母さんの発想とテンションも受け入れ難い…。

兄弟が最後に親を飛び越え変身するところ、カッコよかったです!!
オープニングの映像にもあった、初回の初変身前に逃げていた時にもあった、二人が走って飛び越えるシーン。あれが、ここへ繋がるとは…。なるほどぉ!!
ホームコメディ。素人ウルトラマン。家族の絆がテーマ。兄弟が成長していく物語ですものね。 
シーンとしてはカッコよかったけど、「オレ色に染め上げろ!ルーブ!!」という決めゼリフは、嫌いです。ナルシストっ!!

憑きものが落ちた愛染さんも、もっ回、自転車で走っているところだけでも観たかったですね…。残念。

この『ルーブ』全体的には予想以上に面白かった。笑えたし、痒いところに手が届いていたし、泣けたし。ミニチュアも良かった。

カツミ役の平田雅也さんとイサミ役の小池亮介さんが、終始良かったです!! 今後も俳優さんとしてご活躍されますように……