仮面ライダー45周年記念作品。仮面ライダー/本郷猛 役 藤岡弘、氏69歳にして仮面ライダー映画44年ぶりの主演。2016年当時放送のテレビシリーズ『仮面ライダーゴースト』の面々も登場し、20話と21話の間のエピソードとされている。制作陣と藤岡氏の並々ならないアツイ思いの込められた作品。
2016年 3月26日公開 上演96分
『仮面ライダー1号』
[目次]
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主なスタッフ
脚本 井上敏樹
企画 藤岡弘、
アクション監督 竹田道弘
特撮監督 佛田 洋
監督 金田 治
キャスト
本郷猛/仮面ライダー1号
藤岡弘、
天空寺タケル/仮面ライダーゴースト(声)
西銘駿
立花麻由
岡本夏美
ウルガ(人間態/怪人態の声)
阿部力
イーグラ
長澤奈央
バッファル(人間態/怪人態の声)
武田幸三
月村アカリ
大西ひかる
深海マコト/仮面ライダースペクター(声)
山本涼介
御成
柳喬之
シブヤ
溝口琢也
ナリタ
勸修寺怜旺
総理
横光克彦
戦闘員
岩崎う大(かもめんたる)
梶尾ユウスケ(かもめんたる)
仙人
竹中直人
地獄大使
大杉漣
写真出演・ノンクレジット
立花藤兵衛
小林昭二
声の出演
謎の眼魔
石井康嗣
ユルセン
悠木碧
ドクトカゲ男、ガニコウモル、シオマネキング
関智一
アレクサンダー眼魔
飯塚昭三
スーツアクター
仮面ライダー1号
岡元次郎
仮面ライダーゴースト
高岩成二
仮面ライダースペクター、毒トカゲ男
渡辺淳
ウルガ
永徳
やくざ風の男
村岡弘之、蜂須賀昭二
佐藤賢一、高田将司、寺本翔悟、武智健二、白井雅士、田中宏幸、縄田雄哉、喜多川2tom、渡辺実、青木哲也、おぐらとしひろ、大林勝、佐藤義夫、佐藤太輔、藤田慧、内川仁朗、蔦宗正人、神前元、大岩剣也、井口尚哉、東慶介、榮男樹、鍛冶洸太朗、森山貴文、中島厚也、佐々木俊宜、上平田結花、大河平レオン、関谷健利、斎藤謙也、菊池雄人、小森拓真、松本直也、草野伸介、他
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ストーリー
世界征服を企んだ悪の秘密結社・ショッカーが本郷猛/仮面ライダー1号によって壊滅させられてから半世紀近い歳月が流れた。本郷は今なお世界各地のショッカーの残党と戦い続けていた。
ショッカーは本郷のかつての師・立花藤兵衛の孫娘を生贄に地獄大使を復活さようとしていた。本郷は帰国する。
定番チンピラのシーン
チャラいタイプのチンピラたち。楽しそう。
麻由の腕を腕をつかむ。コワイ。
この後、吹っ飛ばされます。ゴミのように飛んで転がります。お見事!
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現代の若き仮面ライダー、天空寺タケル/仮面ライダーゴーストと深海マコト/仮面ライダースペクターと偶然出会った本郷は「何のために戦うのか」と二人に問いかける。
本郷は、長年に渡る戦闘により、改造人間としてのボディに重篤なダメージが蓄積され、限界が近づいていることを悟っていた。
ショッカーの残党では内部分裂が起き、ノバショッカーが誕生していた。
ノバショッカーは、力による世界征服ではなく、経済による支配を目指し、まずは日本を手中に収めようとしていた。
麻由の体内に埋め込まれた眼魂を巡り、本郷・ショッカーめノバショッカーの三つ巴の戦いが繰り広げられる。
本郷猛の死
本郷猛は死に、キャンプファイヤーのように薪を組んだベッドに乗せ火葬する。
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が、
人間の自由と平和のために戦い続けた本郷猛は、その深くアツイ想いによって蘇る。
珠玉の変身!!
蘇った本郷は、立花藤兵衛が作っておいた最後のサイクロンで出撃。
バイクに乗る姿もカッコイイ!!
この変身もカッコイイ!!
ただ手を広げているだけであり、そうではない、味、風情、迫力…素晴らしくカッコイイ!!
映画版 恒例の特別バージョン
その他オーズなど、様々な特別バージョンに変身。
歴代仮面ライダーたちの魂で共に戦う。
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生きて、生きて、生きぬけ
戦いを終え、本郷猛はまた世界へ旅立つ。
変身する前も、変身後も実にマッチしている。共に超カッコイイ!!
爽やかさと生きるパワーがわいてくる。
ただの変身ポーズモノではない。
悪役がやられてくれるからではない。
厚みがある。味がある。説得力がある。
これぞヒーローだ。
筆者の感想
藤岡氏は、ちょうど同じ年2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』で本多忠勝を演じてらっしゃいました。とても味あり、カッコよかった!
撮影は忙しかったでしょうけれど、どちらもホント人間味あって、素敵で、充実された年となられたことでしよう。
仮面ライダーをされていた45年前はどのような思いで演じられていたか分かりません。若い頃には若い頃なりの思いがあり、時代の流れ、評価もあるでしょう。
時を経て、生きた分だけ味わいと説得力が増した姿。大人のカッコよさが満ち満ちていました。
制作陣と藤岡氏の想いがこもっていました。
とても良い作品だと思います。面白かったです。
本郷猛のカッコよさが存分に表現された作品でした。
このように想いの込められた作品が観たいですね。面白いですね。
どの時代のどこの世界でも同じでしょうが、先人とは、後輩や若い世代の人や物事に、違和感を感じることが多いと思います。
「今の若いもんは……」と。
作る側売る側は、ウケなきゃやっていられないし、一般社会の人々にウケるものを…となる。
でも、変わらぬ心と、メッセージ、教えのようなものを持ち続けてほしいなと、常々筆者も思っています。