物語の都合よい展開は、仕方ないとして置いといて……
剣崎君は、純粋で正に剣のように真っ直ぐな性格。子供のまま大きくなったような人なんですね。思ったままを言う。率直過ぎるんですよね。だから友達を作って来れなかったんですね……でも、同じく、率直でややこしい複雑な考えも感情がないアンデッドの始さんとは、実は相性がいいみたいですね。
剣崎君は、分け隔てない優しさ、正義の心も持っていて、心が広い、器が大きい感じ。ちょっと一般社会には馴染みにくいでしょうが……味ある、本当は人間味ある主役らしい主役像! といえるかもしれませんね。
『仮面ライダー剣』第14話
「エースの封印!」
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橋の下に墜落し倒れていた始さんを見つけた剣崎君。うまい具合に近くに小屋があり介抱していた。
始さんが目を覚ますと、
剣崎君は「大変だったんだぞ。運んで来るの。薬屋は20キロも先だったし」(セリフ類は要約)
始さん「頼んでない」
剣崎君「何だよその態度。人が倒れているのを見捨てるわけにいかないだろ。今度倒れていたら放っておくよ」
始さん「そうしてくれ」
剣崎君、おかゆ のようなものを渡す。
茫然と見つめる始さんに、
「人間の料理は食べられないのか? ……!?普通の薬使っちゃったけど…」
始さん、さっと食べ始める。
広瀬さんと虎太郎君が剣崎君を探しに来た。
隠そうとする剣崎君だが見つかる。
虎太郎君「アイツは人間じゃないアンデッドだ!」
剣崎君「知ってるよ。でも天音ちゃんを何度も助けてくれたんだし。なっ。」
虎太郎君「何が、なっだよ。あいつが居たからヘンな事が起きたのかもしれないだろ!」
剣崎君「聞こえるだろっ」
虎太郎君「二度と姉さんと天音ちゃんに近づくなよっ!!」
そこへ、アンデッドサーチャーが反応! 急いで去ろうとする3人。
虎太郎君「アンデッドに襲われた人間を助けなくっちゃなっ!」
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小夜子さん「あの水生植物の事、聴いたでしょ?!」
橘さん「留守番電話に入ってたかな?…」
橘さん「俺は今充実している。あの水に浸かり戦うと何もかも忘れられる。嬉しくなってくる。全身に力が漲るんだ!」(巻き舌気味)
小夜子さん「道端の花のように、生きたいの。あなたと!」
橘さん「ゴメン。生き方が違ってしまったんだ」
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始さんは、ちゃんと火を消して、去ろうとしていた。
剣崎君「教えてくれ! エースアンデッドが子を吐いているのは、まだ適合者が見つかっていないということか?」
始さん「習性だ。新しいライダーを作ろうとしている伊坂がその習性を利用して……既にヤツの手に落ちたのか、まだその運命を知らないでいるのか…どうだろうな…」
剣崎君「行くところがあんのか? もしよかったら、」
始さん「俺は一人で戦い続ける。でも、君のお蔭で助かった。ありがとう」会釈する。
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小夜子さんの前に伊坂が現れた。「橘の邪魔をするなと警告したはずだ。容赦はしないと」一撃を与える。
小夜子さんは倒れ、花に手を伸ばすが、転がり落ちる。
ギャレンは遂にエーススパイダーアンデッドを封印した。
伊坂が現れる。「よくやったな。さあ渡せ」
橘さんは小夜子さんを想い出していた。
「新しいライダーを作るつもりか!?」
伊坂「そうだ」
橘さん「そしてまた人間を苦しめるつもりなんだな」
「そこまでアンタの命令に従う義理はない!」
伊坂「。そろそろあの効力が切れる頃だ」ピーコックアンデッドの姿となり攻撃する。
ギャレンは劣勢。動きは鈍い。力が出ない……
伊坂「言っただろう」
ギャレンは変身が解け封印したエースカードを奪われてしまう。
伊坂「所詮、お前はなど俺の敵ではない。力が欲しければ俺の下にいつでも来い。待ってるぞ」
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虎太郎君はお姉さんのみ店に来ると、天音ちゃんのランドセルが落ちていた。二人がいない。
どこだかわからない場所で気を失っていた二人が目を覚ますと、不気味なアンデッドが近づいて来る……
「来いカリス」
始さんにはアンデッドの声が聴こえる。急ぐ始さん「その人たちに手を出すな! 手を出すなーっ!!!」
橘さんは、倒れている小夜子さんを見つける。
小夜子さん「やっと会えた」
橘さん「喋るな」
小夜子さん「(パズルの) ピース見つけたよ。飲み込んだなんて冗談……ごめんね」涙を流しながら息絶える。
「小夜子ーっ!!!」