剣崎君は広瀬さんから解放の経緯を訊く。ライダーシステムの欠陥についても知らさせる。それはKフォームを繰り返すとジョーカーになってしまうというものだった! しかしブレイドは仕組まれた罠によって再び変身し、遂にジョーカーと化して暴れ狂う。
これ ↓ はオープニング映像。一瞬挟まれている。オープニング映像。
『仮面ライダー剣』第38話
「運命を拒む者」
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ジョーカーは、カリスのカード、ハートのエースに加えキングのカードを剣崎君から貰い受け、W (ワイルド) カリスとなった!
トライアルFの攻撃は全く効かない。Wカリスは13枚全てのカードの力を1枚にまとめた技でトライアルFは消滅する。
(カリスのスーツアクター伊藤慎さんはスラリと長身。立ち姿がキレイですねー!)
剣崎君は安心すると気を失ってしまう。カリスが近づいた時、橘さんが到着した。ギャレンに変身し、カリスに攻撃、剣崎君を連れて行った。
一人残ったカリスは始となった。水に映る顔、手ですくったり……嬉しそう。
剣崎君は広瀬さんの部屋に連れて来られた。
広瀬「栞の父だ」
剣崎「あなたがアンデッドの封印を解いたのは本当ですか!? 俺を狙わせたのも!」
広瀬「妻は不治の病に侵されていた。私はアンデッドの不死の秘密を解明出来ればと研究にのめり込んでいた。妻が死んだ日決意した。甦らせようと」
回想シーン
広瀬「分析すれば……これしかないんだ」研究室で封印されたカードを1枚カードリーダーのような機械に通そうとしたところを他の研究員に見つかり止められる。それを振り払って慌てて掴み取った多くのカードをまとめてカードリーダーの機械に突っ込む。アンデッドは狭い研究室が満員電車のようになるほど一気に現れる。
(そんなにたくさん、カードリーダーによく入ったものだなぁとちょっと笑いそうなくらい驚きました。アンデッドたちはすぐにはバトルファイトにならず散り散りバラバラと出て行った。きっと久しぶりの突然なので、ここはどこ?私は誰?って感じだったのでしょう……)
誰かが廊下を慌てて走って来る。
(なんだかちょっとしんどそうだけど……
出たー!! 待ってましたー!! モロボシ ダン ウルトラセブンの森次晃嗣氏 遂に登場!!)
「広瀬……解放したのか?! アンデッドに食われたか?」
橘さんも駆けつける。「理事長!」
理事長「これは事故だ。烏丸君のライダーシステムを検討する!」
広瀬「ライダーシステムには大きな欠陥があった。アンデッドと融合するジョーカーの能力を限定的に再現したものだ。君の融合係数は異常に高い。変身を繰り返すとやがてジョーカーと化してしまう」
橘 「解放したのは確かに過ちだった。でも過ちを正せるのも人だけだ」
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睦月「カテゴリークイーンが足りないんだ」
城光「私? 封印する?」
目が見えなくなった天音ちゃんは始さんを感じ出て行く。階段から落ちそうになるところに始さんに受け止められる。
睦月君には誰からか電話がかかってくる。
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睦月君は呼び出されていた。
広瀬「君の獲物だ」(眠った剣崎君がストレッチャーに乗せられていた)
睦月「本当にもう一人のジョーカーなのか?」
広瀬「彼を封印すればジョーカーの宝が手に入る。アブゾーバーなどなくても最強になれる」
睦月「なんで橘さんにやらせないんだ?」
橘 「彼は優し過ぎる。それに君の方が強い。違うかね?」
睦月君はニヤッとし、ストレッチャーを蹴り引っくり返し「見せて見ろジョーカーの力を。変身しろ」
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虎太郎「天音ちゃんを見つけてくれたんだって? ありがとう」
始 「病院に寄って来た。ホコリのせいで視力が弱っただけだ。すぐよくなるそうだ。元はといえば俺のせいだ」
虎太郎「そうだな。お礼言って損した。 元に戻ったみたいだね。剣崎君のお蔭?」
始さん、ブレイドが戦っているのを察知し、飛び出して行く。「今度は俺の番だ。必ずお前を連れ戻す」
レンゲルはブレイドをいたぶっていたが、大技を食らわせ、ピンチのブレイド。
レンゲル「戦わなければ死ぬだけだ」
ブレイドはKフォームに変身。
パソコンで様子を見ている
広瀬「いいぞ。剣崎君の身体は限界だ。もうすぐジョーカーとなる」
防犯カメラに映る始さん。マイクで別室へ指令を出す。「橘君、仕事だ」
橘さんは始さんの侵入を阻止しようと迎え出た。
始 「なぜ剣崎を変身させた?」
橘 「そんなはずはない。変身させないために隔離した。ベルトもカードも持っていない」
始 「戦いの中にいる。俺が止める」突っ切って進む。
橘さんは、広瀬さんを探す。部屋にもいない。隠し引き出しの残りのカードもない。研究室にもいない。
実験体を作る部屋の扉が開いている……
中も探すがいない。すると扉が閉まる。
広瀬「剣崎君は間もなくジョーカーとなる」
橘 「それを阻止するために俺たちは……まさかっ!? あなたの本当の目的は!?」
広瀬「アンデッドと融合しジョーカーとなった人間の細胞を分析すれば、永遠の命が手に入ると思わないかね? 封印出来ない実験体で追い詰めて、Kフォームにした。あと少しだ。妻が甦る。君の愛する人も」
橘 「俺はそんな事望んでいない。剣崎を救いたい、という言葉を信じた。広瀬 (栞) に元の優しい父親にして返してやろうと……」
広瀬「永遠の命があれば娘も喜ぶ」
ギャレンに変身し扉を押し開ける。広瀬さんに近づくと振り払われただけで吹っ飛んだ。「何だ? あの力は?!」
Kフォームのブレイドは、笑い狂い暴れ出した。
到着した始さんはカリスに変身、収めようと割って入るが、背後から切りつけ攻撃。
ギャレンも到着「これは広瀬さんが仕組んだ罠だ!」吹っ飛ばされる。
カリスはWに変身。レンゲルも触れられないほどの力強さ。
獣のように唸り声を出しているブレイド……
カリス「剣崎、お前はそんなに弱い人間か? やってみろ。ジョーカーに支配されているようでは俺は倒せはしない」
ブレイドは剣を振り下ろすが直前で止まる。
(立派な模様があるので分かり難いですね。真横からのアップもありましたが、アップ過ぎて分かり辛いんです。残念ながら)
ブレイドを唸り声を出しながら後退りをし、しゃがみ込むと変身が解けた。
カリスも始になる。
剣崎「始! 始は大丈夫なのか!? 俺がKフォームになっていたのに?」
橘 「こんな時にも相手の心配か」
始 「俺はジョーカーを抑え込み進化を遂げた。お前にも出来ると思っていた」
剣崎「ありがとう」
橘 「睦月、どこ行くんだ?」
睦月「俺はまだアンタたちに負けたわけじゃない」去って行く。
橘 「剣崎、お前はもう戦わなくていい。広瀬さんに騙されていたとはいえ、お前に取り返しのつかない事をして待った。済まない」頭を下げる。
剣崎「人の過ちは、人でしょ?」
(あまりに即答過ぎじゃ……もう一呼吸ぐらい間をとって欲しいかな……)
剣崎「ジョーカーを抑え込めば、強力なKフォームになれる」
始 「そうだな」
剣崎「俺は仮面ライダーです! これが運命なら負けたくありません!」
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広瀬さんは、とてもイライラソワソワと苦しそうにしながら車を走らせやって来た。
アヤシイ薄暗い部屋に置かれた黒い塊に手をやり……
黒服に黒いサングラスの理事長がやってくる。
理事長「君が二人目のジョーカーを作り出したとき、変化が生じた。神が気づかれたようだ」
広瀬「私の身体に何をした? 天王路さん」
広瀬さんの身体は……
天王路「死んだ。君は広瀬義人の記憶を持ったトライアルBじゃないか」