「仮面ライダーになれる人間は限られている。選ばれて、なる。運命。選ばれただけじゃライダーじゃない。本物のライダーになりたい」「あいつは人間になろうとしています。自分の運命と戦ってるんです。俺も信じたい」 「誰でも運命と戦う事が出来ます」
『仮面ライダー剣』第47話
「ギャレン消滅」
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天王路の研究室
橘さんは、データを取りに来ていた。そこへ始さんがやって来る。
橘「睦月は?」(セリフ類は要約)
始「剣崎が病院で付き添っている。軽い傷で済んだようだ」
橘「これも天王路が作ったのかな?」
始「統制者の声を伝えるものだ」
橘さんが手を触れると光り、
消えた。
始「近い将来現れる。最後の一体の前にそのアンデッドの望むものを与える為に」
睦月「俺が甘かったんでしょうか?」
剣崎「アンデッドが戦いを止める。難しいよな」
睦月「相川さんにも甘いって言われました」
剣崎「そうか…でも嬉しかったんじゃないかなぁ?あいつだって戦いたくないって思ってるはずだ」
睦月「剣崎さんはどうしてジョーカーや相川さんを信じられるんですか?」
剣崎「何でだろ…」
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橘さんの部屋
橘「ジョーカーがカテゴリーキング(ギラファ)を封印すると全てが滅びる…」
野原
睦月君と望美ちゃんがお弁当を食べている。
睦月「ライダーになれる人間って限られているらしいんだ。俺は偶々なれる人間で、選ばれて、なって。これって運命ってやつだよな。でも、選ばれただけじゃあ本当はライダーじゃないって。本物のライダーになりたいって思った。でももうすぐライダーにならなくていい時が来る。それって運命に勝つってことなのかな?それとも…答えを見つけたいんだ」
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ハカランダの前
始さんは天音ちゃんの写真を撮っている。
(心の中で)「いつまでこのままでいられる……」
店に戻ると、金居が来ていた。
始さんの部屋へ
始「前に手を組まないかと言ったよな。俺たちは最後に残ったがこのまま戦いを止めればバトルファイトも終わる。永遠にだ。勝ち残るものなど誰もいない。ただこの時間だけが静かに流れて……」
金居「俺は今までお前を封印出来なかった。だからあの時も逃げるしかなかった」
(天音ちゃん親子の)写真を見て「ほぉー、これはあの雪山の時の……」
[回想シーン]
雪山で戦っていた時、天音の父が近くにいた。カリスの攻撃によりギラファのハサミが(ように見える)飛んで当たった。父は倒れ写真を渡し、家族の事を頼んだ。
金居「ここに住み着いた理由が分かった。父親を殺したって教えてやらないのか?」
始さん、睨む。
部屋の上、店で待っていた天音ちゃん。様子がおかしかった二人が気になり、堪らず見に来る。
が、居なかった。
虎太郎君に電話をかける。
その時、アンテッドサーチャーが起動する。
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森では、カリスとギラファが対峙していた。
ギラファ「お前は俺を封印出来ない。お前が勝ち残れば世界は消滅する。あの親子も。人間などに愛情を持ったのが間違いなのだ」
ブレイド「始を封印などさせない!」
ギラファ「ここにもいたな。ジョーカーを庇い世界を滅ぼしてしまおうとする馬鹿者が」
ギラファはカリスにカードを投げた。その瞬間ブレイドが立ちはだかった。変身は解けた。
ギラファ「ケルベロスは他のアンデッドを吸収する。その力はまだ活きている」
無抵抗なカリスはやられるばかり。変身も解ける。剣崎君と虎太郎君はギラファを押さえその隙に逃がした。
倒れていた始さんを睦月君が発見。廃墟に運んだ。橘さんも到着。
橘 「リモートのカードを渡せ」
睦月「何を言ってるんですか!?」
橘 「ヒューマンアンデッドを解放する。その上でカテゴリーキングとジョーカーを封印する。そうすれば勝利者はヒューマンアンデッドだ。人類は滅びない」
睦月「剣崎さんは承知しているんですか?」
橘 「……」
睦月「嫌です」
橘 「わかってるだろ。アイツはジョーカーだ!」
睦月「だけど相川始はどうなるんですか?!剣崎さんは信じています。ジョーカーは世界を滅ぼしたりしないって」
[回想]
剣崎「あいつは人間になろうとしています。自分の運命と戦ってるんです。俺も信じたい」
二人はベルトを持つ。
睦月「誰でも運命と戦う事が出来ます。違いますか?!」
二人、変身。
睦月、変身が解け「やっぱり強いですね、橘さんは」気を失う。
ギャレン「ばかヤロー」
始さんの携帯が鳴る。
天音「やっと出てくれた!どこにいるの?」
始 「買い物があってさ」
天音「私も行く!」
始 「ダメ。内緒の買い物なんだ」
天音「もしかして私の進級祝い?!」
始 「バレちっゃた」
天音「わぁー!楽しみー!何買ってくれるの?!」
始 「それは後のお楽しみ」
天音「早く帰って来てね!剣崎さんと一緒なの?」
始 「うん。一緒だよ。剣崎も皆一緒」
天音「約束ね」
始 「約束する」
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岩場
金居がジョーカーを探している。
橘 「ジョーカーは、相川始は渡さない」
金居「いいのか?俺を封印すればジョーカーが勝利者となり人類は消滅する」
橘 「そうなるとは限らない」
金居「信じてるのか?」
橘 「俺の友がな!変身!」
ギラファはバリアを張って、攻撃が効かない。
ジャックフォームになり上から攻撃するが効かないばかりか、飛びつかれ、翼を切られてしまい墜落。
ギラファ「ジョーカーの為に命を捨てるのか?」
グッタリきているところ、ケルベロスのカードを持って近づいて来た。その瞬間、腕を掴み、至近距離から直接打ち込んだ。
しかし、ギラファは撃たれながらも、デカいハサミでガンガン殴りつける。
パリーンッ!!
ギャレンのマスクが割れる。
それでも撃ち続ける。
「俺は全てを失った。信じるべき正義も。組織も。愛するものも。何もかも。だから最後に残ったものだけは失いたくない!信じられる仲間だけは!!」
ギラファのバックルが開いた。
しかし、ギラファはカードを払い避ける。
ギラファ「ジョーカーが残り、世界が滅びる。バカだよ。お前は」
ギャレン「うわぁー!!!」ギラファ道連れに海へ飛び込む……
海辺
虎太郎「カードが落ちてる」
ダイヤのエース……
廃墟
始さんは察知する「橘が死んだ……」
すると封印の石板 モノリスが出現した。
始「止めろ…俺は何も望んでいない…止めろー」怯える。ジョーカーの姿となる。
モノリスからはゴキブリ風のアンデッドのようなものが多数現れ埋め尽くされる。