地球の生物が己の種族だけの進化を望む本能…バトルファイトというシステムを生み出した。決着しなければ滅びる日も来ない。「だから俺たちは戦ってはいけない」「本能に従い戦う。それがアンデッドの運命だ」「俺は運命と戦う。そして勝ってみせる!」
『仮面ライダー剣』最終話
「永遠の切り札」
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ブレイドはKフォームで日夜ダークローチと戦っていた。
虎太郎「そいつらを倒すよりジョーカーを…」(セリフ類は要約)
剣崎君はクタクタ。倒れ込む。
虎太郎「始を封印する覚悟がつかないのかい?」
剣崎 「殴ってくれ。眠くて仕方ないんだ…」
虎太郎「Kフォームのせいだよ」
剣崎 「始との決着をつける。信じてくれ」
またダークローチの退治に向かう。
(この画像はそうでもないですが、映像はもっと大群でとても気持ち悪い。ダークローチはゴキブリにとても似ています。飛ぶ姿はとても恐ろしい!!)
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ブレイドはまた Kフォームで戦っている。
襲われている人を助けに行くと、
ブレイド「所長!」
烏丸所長「遅くなって すまなかった。天王路に命を狙われてね…」
そこへまたダークローチが!
疲れているブレイドは苦戦して剣を落とし、取り囲まれてしまった。
(人の手がブレイドKフォームの剣を! 烏丸所長が?! 普通の人が持って大丈夫か?!ビリビリしないのか?! いくら開発者でもオジサンが……生意気よっ!)
シャーと一気に数体を切り裂いた。ダークローチは消滅。
(凄い…やっちゃったよぉ…)
剣崎「あ…橘さん……無事だったんですね……」(橘さんだった。ならいいよ)
烏丸所長にギリギリのところで助けられた とのこと。(お顔にアザがあるものの、わりと元気そうです…)
剣崎君は気を失う。
烏丸「いかん。Kフォームの影響が想像以上に進んでいる!」
虎太郎君宅
屋根裏部屋では、天音ちゃん親子が剣崎君を看病しつつ、
リビングでは、他の皆がテレビのニュースを観ている。
リポーター「この非常に凶暴な怪生物は……」
烏丸「もう、剣崎一人の力でどうにかなる状態じゃない。この大群では警察も軍隊を無力だ。やはりジョーカーを…」
橘 「今なら間に合う。俺がヤツを封印する。これは俺たちの責任だ!」
テーブルに置かれていた、ブレイドのベルトとカードを持ち、飛び出して行こうとした その時、
剣崎「俺が行きます。俺はただダークローチと戦ってたんではありません。戦って戦って……待っていたんです!」
橘 「待っていた?何をだ?!」
剣崎「もしも俺が失敗したら…その時はお願いします」
烏丸「君は本当に封印するつもりなのか?」
剣崎君は出て行く。
橘 「所長、剣崎が何をしようとしているのか教えてください!」
烏丸「私が考えている通りだとすると人類は救われるだろう…だが…」
始 「懐かしいな…」
剣崎「ああ。この場所でお前と俺は始まったのかもしれない…」
始 「だからここで終わるんだ」
剣崎「お前は世界を滅ぼしたいのか?」
始 「俺はもう俺の意思ではどうにもならない。俺はジョーカーだ。アッ…オェ…」
ジョーカーに戻ると
爆発? 爆風? 波動? 吹っ飛んだ。
しばらく経ったのか……
二人は気を失い山中に倒れていた。始に戻っていた。目覚めると二人は向かい合い…構え、変身。戦いが始まった!
Wカリスになる。
ブレイドはカード技のジャンピングキック。
カリスはカードを落とす。
キックを刃の武器で払い飛ばす。
ブレイドは変身が解ける。
剣崎 「本気で戦うつもりはないのか?」
カリス「なんだと?」
剣崎 「何故ワイルドのカードを使わなかった?」
始 「気づいていたんだな…」
剣崎 「ああ」
始 「それ以外に方法はあるか?俺は攻撃を受けるほど一匹の獣に戻り、もう戦いの事しか考えられなくなる。そんな俺を倒せるのはお前だけだ。お前と俺は、
戦う事でしか分かり合えないー!!」ジョーカーとなる。
剣崎 「始…それでいい。ジョーカーの力を俺にぶつけろ」
「変身!」
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虎太郎君宅リビング
橘 「剣崎がアンデッドに?!」
虎太郎「だからKフォームでダークローチと戦っていたのか。アンデッドと融合する為に」
栞 「せっかくアンデッドになる事を自分の意思で阻止してきたのに。その逆を?!」
烏丸 「もし彼がアンデッドになれば 2体いる事になり、世界は滅びない」
橘 「剣崎が人間で無くなる!」
飛び出して行く。
栞 「あー…神様…」
烏丸 「神などいない。このバトルファイトは地球にいる生物が己の種族だけの進化を望む本能…それら全てが融合して、バトルファイトというシステムを生み出したのではないだろうか?」
剣崎君を心配し突っ走ってきた橘さんだったが、この光景に急停車。驚く。
そしてUターン。帰ってしまうのか?橘さん。逃げるのか橘さん?!
そんなはずはなかった。
エンジンを吹かし助走で勢いをつけジャーンプ!
いっぱい飛んだけど、流石にこれ全部は越えられなかった…。
走るバイクから転がり降りた。しかし、相手は大群。しかもベルトは壊れてしまっているのでもう変身出来ない。素手で応戦するが……
入院してる睦月君。危機を察したのかヨロヨロと病室を抜け出す。が、ダークローチに取り囲まれる。
望美ちゃんも。
虎太郎君宅リビング
烏丸「封印しかないと思っていたが、剣崎は別の道を選ぼうとしている」
屋根裏部屋に避難してきている天音ちゃん親子。キャー!!とリビングに雪崩れ込んできた。ダークローチだ。
そしてリビングの窓も割れ何体も次々と侵入してきた!
虎太郎君、軟弱系男子だったが、女性陣を必死で守る!
山中
ジョーカーは「ウォー!!」と雄叫びをあげる。
ブレイドKフォーム、ロイヤルストレートフラッシュ!!
そして、殴り合う!!
その時、ジョーカーの強力な一発!!
Kフォームに融合しているアンデッドたちがドク!!ドクッ!!…
ブレイド(心の声)「俺は…」
モノリスから生まれかけのダークローチは消滅する。
橘さんを、睦月君を、望美ちゃんを、虎太郎君たちを取り囲んでいたダークローチが消えた。
栞さんは、アンデッドサーチャーをチェック。全て消えた。
栞「ジョーカーが2体…」
山中
ジョーカー「今だ剣崎、俺を封印しろ!」
ブレイド変身解く。腕から緑色の血が流れ落ちる。
そして、緑のベルト。ジョーカー用のベルトがついていた。
ジョーカー、始になる。
「お前…初めからそのつもりで…」
剣崎君、こっくり頷く。
出現したモノリスからは電気の音のようなジリジリした音が鳴る。
始「統制者が言っている。アンデッド2体 確認したと。バトルを再開しろと」
剣崎君、パンチ!!モノリスは粉々になった。
が、また現れた。そして飛んで行った。
始さんが剣崎君に駆け寄ろうとすると
剣崎「来るな!
俺たちはどちらかを封印しない限りバトルファイトは決着せず滅びる日も来ない。だから俺たちは戦ってはいけない。近くにいてはいけない」
始 「いくら離れたところで統制者が俺たちに戦いを求める。本能に従い戦う。それがアンデッドの運命だ」
剣崎「俺は運命と戦う。そして、勝ってみせる!」
始 「それがお前の答えか…」
剣崎「お前は人間たちの中で生き続けろ」
始 「どこへ行く?」
剣崎「俺たちは二度と会うこともない。それでいいんだ」
去って行った。
始さんは追い探す…「剣崎ー! 剣崎ー!」
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橘 「始、剣崎は?」
首を横に振る。
睦月「剣崎さんをどこにやったんだ?答えろっ!」橘さんが制す。
絶壁から海を見つめる3人。
橘 「剣崎…… 剣崎ーっ!!」
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どこかの部屋
烏丸所長は、テーブルに封印したカードを全て並べた。ハートの2以外。
そしてスーツケースにしまった。
虎太郎君と栞さんは誰もいないリビングを見渡す。
最終話はオープニングがなく、ここからクレジットが出始めます。
橘さんは剣崎君が住まっていた屋根裏部屋にいた。写真を手に取る。
「剣崎がどこに行ったのか、それはわからない。やつは人であることを捨てることにより人を…世界を守った。だが今も戦い続けている。どこかで…運命と。…剣崎…」
睦月君は体育館でバスケットボール。望美ちゃんがお弁当を持って来た。
BGMはいつも始さんの切ないシーンで流れていたギターの曲。
ハカランダの前では、花を植える始さん。
お店は賑わっている。手伝う天音ちゃん。
高岩氏「天音ちゃん、いつも可愛いね!お母さんに似てきたね!」
岡元氏「う~ん。そっくりだ!」
イチョウ並木
歩く始さん。
ベンチには…
「始」ふぅっと微笑む剣崎君
「お前は人間たちの中で生き続けろ…」
幻だった。
各場面の振り返りと補足
小屋でのシーン
剣崎「ここでお前と俺は始まったのかもしれない」
「お前と」を先に言っているところ。ポイントでしょう。
そのシーンでの剣崎君の目がとても優しい。そしてとても綺麗。
その後の「変身!」最後の変身は、彼の変身の中で最も、色んな意味を含めて最も良かった。
セリフ類がイマイチなのがこの作品の特徴の一つです…。最終話でほじくりたくは ない。でも大切な最終話だからこそ…この二つだけは、言いたい。
剣崎君が小屋に行く前のシーン
烏丸「君は本当に封印するつもりなのか?」
いらない。
剣崎君がジョーカーになったシーン
始「お前…初めからそのつもりで…」
剣崎君、こっくり頷く。
この頷き、いらんっ!
剣崎君は、最終前話から突然、BOARDジャンパーを着せられている。
どうせならこれ 見よがしな理由を言って欲しかったな…。
橘さん、最後は崖から海に向かって叫ぶ。
叫ぶんかなぁ…と思ったらやっぱり叫んだ。なくていいんだけどなぁ。
5人の写真。プリント感が古くて懐かしさを感じる。イイ。でも悲しかった。睦月君は手をあげない方がいいだろう。
望美ちゃん。最初はうるさそうな彼女だったけど、とても心が強く、支えてくれましたね。感心。宮澤亜理沙さんは役を通し終えて、とても綺麗になられました。素敵な望美ちゃんでした。ありがとうと言いたいです。
栞役の江川有未さんについては、ほとんど書く機会がありませんでしたが、避けていたわけではありません。彼女も演技が上達され、とても綺麗になられましたね。筆者的には栞さんに共感する部分も多かったです。
虎太郎君は肉体的には非力なキャラでしたが、気持ちは強く、何と言っても平和主義で穏やか。清涼剤のような存在でした。竹財輝之助さんは、比類なき美男子!!
最後のシーンは、上に載せていませんが、砂浜にバイクのタイヤ痕です。
崖っぷちで海を見つめていた3人。
剣崎君は、始さんに「お前は人間の中で生き続けろ」と言っていました。
て、ことは…もしや!?海を泳いで無人島へ? ‘0円生活’ か ‘ダッシュ島’ か!?と思ってしまった…。
賑わうハカランダのシーン
JAE御一行様と思われます。他の位置の席にもいらっしゃるのが別のカットでは確認できます。
高岩氏は、やっぱり凄いオーラですね!!
個人的イメージですが、なんだかいつもニット帽やバンダナ等を巻いておられる…。やっぱ被り物がお好きなんでしょうか?
上の写真では、あえて、クレジットの被ったものを載せています。
アクション監督は、宮崎剛氏でしたが、最終話だけ、アカレンジャー新堀和男氏です。
岡元氏はせっかくのセリフとカメラ目線が一瞬にしてクレジットで覆い尽くされちゃうんです。残念!もうちょっと配慮して欲しいー。
向かい席には、赤ちゃんを抱く女性と少年。やっぱりどなたかのご家族かなのでしょうか~?
イチョウ並木のシーン
微笑む剣崎君。とても優しい微笑み。とても爽やか。剣崎君と椿さんの成長の集大成であり、旅立って行く、番組が終わってしまう寂しさと、そして作品が昇天する、出来る安堵感がありました。
筆者の感想等
とうとう終わってしまいました…。泣きはしませんでしたが、とても寂しい…。少々ヘンテコでもいいから、ずぅっと見ていたいな…。と、しばらく固まっていました。
放送から14年経ち やっと見返すことが出来ました。よくわかっていなかった部分、忘れていたところ、鮮明に覚えている部分等ありました。ホント、ツッコミどころが満載で…怒ったり、ガッカリしたり、上がったり下がったりが激しかった。それでも良いところが沢山ある作品で、だからこそ!とても残念で腹が立ったり…。
オンドゥル語と揶揄された番組開始当初。それをも逆手に撮る逞しいメンバーたち。
悲愴物語とは逆に、楽しく今も尚、仲良くされているようです。とても嬉しい事です!
スーツアクターさんも豪華で最高!!カッコよく綺麗で美しく!!
皆さんが適役で素晴らしかった!皆さん 良かった!だけれどもあえて書きたいのはレンゲル役の岡元次郎 氏。各話で書いてきましたが、様々なレンゲルの心情、状況を表現なさられ演じ分けされていた事に何度も感動しました。素晴らしい!
仮面ライダーのスーツ、デザインもカッコイイ!!凝っています!
(そん所そこいらの)「仮面ライダー諸君、見やれぃ」と言いたい。特に特にブレイドKフォームとWカリスは、どこに出しても負けないディテールのこだわりよう。秀逸でしょう!(何でもかんでも盛ればえぇ!ってもんじゃなんですよね!)
楽曲。前期後期のオープニング曲、どちらもイイ!!何度聞いても飽きない。天野浩成さんと森本亮治さんの挿入歌もBGMも良かった!
オープニング映像もそれぞれとても良かった!
『仮面ライダー剣』は、
筆者にとって、やっぱり
最高の『仮面ライダー』です!!
『ブレイド』番外編☆ただいま準備中です。よろしかったらまたご訪問くださいませ。