ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

頼れる敵役!本格参戦一安心面白くなってきた……第7話『ブレイド』

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『仮面ライダー剣』第7話
「囚われた2号」

 

前話の終わりには、
深夜の路上、怪しい男(いつ名乗られたかは知らないが伊坂という名前らしい)が橘さんの前に現れた。ギャレンに変身し戦おうとしたが技が効かない。変身が解けてしまい後退りをした時、路面清掃車が通った。側面に貼り付き逃げる。

 

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物陰から見ていた始さんに「久しぶりだな。組まないか? 雑魚たちを片づけよう」(セリフ類は要約)
断る始さんに技を仕掛けるが、素早く変身し、かわす。
伊坂「流石だな。お前も人間たちの作ったライダーシステムで封印される可能性がある」 

 

剣崎君を探し途方に暮れていた広瀬さんと虎太郎君。
橘さんから電話が「烏丸がこちらに来たらしいが、何か知らないか?」
広瀬さん「そんな事より、剣崎君が!……」(またしても、人の話をそんな事より!と断ち切り、自分の話を進める)

 

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囚われた剣崎君は、CTスキャンにかけられる。(ここでは怪しい組織の不気味な機械という感じ)

体細胞が考えられないらしいくらいの数値。(仮面ライダーに選ばれるだけにタダモノではないらしい)

剣崎君「出せコノヤロー」
別室から観ている始さん(結局ついて来ていた)ふんっ「馬鹿な男だ」帰ろうとすると、
天音ちゃんとお母さんのお店がモニターに映る。部下の男がアヤシイ箱を紙袋に入れている。(爆弾らしい)

伊坂「スイッチはここにある。」
始さん「今すぐキサマを!」
伊坂「なぜ人間如きに心を動かす?お前らしくないぞカリス」
始さん「お前こそ。らしくない。姑息な事をして」
伊坂「爆弾はさっきの男(手下の研究員)の発案でね。人間は人間の心をよく理解している。人間になり始めたお前の感情もな」
驚く始さん。

 

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広瀬さん「力を貸してっ」
橘さん「俺は自分の事で精いっぱいだ。烏丸を探すのが先だ」
広瀬さん「怖いんだ! だからいつも逃げ出す」
橘さん「恐怖心なんてあってたまるかっ!」
虎太郎君「なんで突っ張ってるんだ? 俺なんて怖いものいっぱいあるよ。ゴキブリ、カマキリ、ミミズ!お饅頭。あー怖い~!と地面に落ちている石をかじる。(意味不明な演出ムカつく!)
橘さん「人をおちょくってるとぶっ飛ばすぞっ!」(そーだ!そーだ!同感!)

虎太郎君(まだ言う)「観てよあの大都会を。全員が不安や心配、恐れを抱えている。だからいいんだよ。頭の上にチョコンと心配や恐怖心を乗せているから、愛おしいんだ!怖さを知らない人間は一生懸命生きないよ。心配ない人間は人を好きになんない」と石を頭の上に乗せて歩きながら話す。

橘さん。ふんっ「ばかばかしい。そうやって詩人気取りで食っちゃべってろ」去って行く。

バイクで街を走りながら、人々を観ていると……

 

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しばらくして戻って来た橘さん。「その組織が烏丸を拉致している可能性があるから一緒に探してやる。でもお前の言葉に感化されたわけじゃないからな!」広瀬さんに指示を出し、虎太郎君には「お前はどうせ何も出来ないから祈ってろ」

 

橘さんは、ギャレンに選ばれるくらいだから優秀だったのでしょう。プライドが高い。体調が悪くなったり不安の中にいる。これがもし本当だったら、そりゃあ恐怖と不安でいっぱいでイライライライラしている事でしょう。

この作品は14年ほど前のもの。今と感覚は違うと思います。製作陣の感覚も。

セリフが非常に多く長い。やり取りもまどろっこしい。セリフ自体も古臭い。昔の作品とは皆そういう感じでしょうが、特に感じるんですよねぇ……時代の分を差し引いても引っかかるんですよ……

何といっても、人物像がよくない。ほぼ全員が。セリフがくどいのでカットしていますが、感じ悪いでしょ。俳優さんは皆さん魅力的ですが、作品上で納得できるような人に書かれていない。ヘンなセリフを言わされている。気の毒になってきます。

  

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剣崎君はこのような拘束具をつけられ広い部屋に閉じ込められる。
伊坂「戦いを見たい」
剣崎君「お前の言いなりになるか!」が、アンデッドに襲われ変身し戦う。

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この後方が光輝き、アンデッドが現れますが、
よく観ると、黒い人影のようなものが写っていますねぇ……これば何かな?スタッフさん?アンデッド役さん? 観なかったことにしましょう……

 

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戦いの様子を小窓から見ている伊坂。数値を計測している。

(エヴァンゲリオンでもありましたね、エヴァとパイロットとのシンクロ率。まさに、モロああいう感じ)

ブレイドは標準的な数値で安定して戦っていた。
ところが、小窓から観ている始さんの姿を見つけると「お前もこの組織の仲間だったのかっ!!」数値はグングン上昇し驚異的な2倍になった。

燃えたぎる怒りのパワーで戦う姿を観ていると、始さんも血が騒ぎ震え、変身。戦いへ飛び込んで行った。(狼男が月を観て変身。暴れ狂うみたいな感じ……)

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伊坂「共に倒れてしまえばいい。この世にライダーなんて要らない。私が作る究極の一体だけでいいんだ」

 

広瀬さんは、機器でブレイドを感知。橘さんに連絡。

やってやる! 本当に恐怖心が身体を蝕んでいるのなら、俺の手でぶっ飛ばしてやる!
向かいながらギャレンに変身する。

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ところがその後、ブレイドの周りにアンデッド3体も感知する。

そこへ烏丸所長からのメール「ギャレンを向かわせてはいけない。止めろ」

電話するがもう変身しているからか電話には出なかった。

 

 

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天音ちゃんのお母さんのお店には、爆弾が入った袋がやっぱり置かれていた。

 

カリスの数値も同じく異常に高い。
伊坂「これがバトルファイトだ。1万年前の再現だ」

 

勢いよく登場するギャレン! 久々に元気な勇姿!
計測されている数値も標準。

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が、次第に数値は下がり始める。アンデッドに攻め込まれ劣勢になり、遂には変身が解けてしまう。

 

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烏丸所長は、この建物の外にいる様子。囚われていたのを逃げ出したのか、探りに来たのかは不明。

 

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放送当時、これが筆者が初めて観た回でした。前知識も何もなく、サッパリわかりませんでしたか、この数値を計測しているシーンだけがとても印象に残っています。

ギャレン役天野浩成さんが出てらっしゃると聞いて観たのに何だか感じ悪いは、弱いは……ガックリしたのでした。

 

物語作品とは、たいていメインキャストを詳しく書き、よく見せるもの。周りは都合よく扱われるもの。

この作品はメインの人たちが不可解な状態にされている。始さんといかにも悪役の伊坂がある意味まともである。本宮泰風氏演じる伊坂は、人間ではないらしく淡々としているがその中にも人間味はないながらも緩急があり、実に分かり易く的確な演技。ホッとします。

 

この回も苦しく辛い場面が幾つもありました。
でも、どういうことなんだろう? この先どうなるのかな? と興味は出てきました。本宮氏の伊坂にも注目です!