キュウレンジャーのメンバーが集結していく。
『キュウレンジャー』なのに9人ではない!! という まさかの展開。確かに、追加戦士が加わるのが恒例ではあるが…。
人間、獣人、アンドロイド、おじちゃんから子供まで…。強烈な個性で予想外な戦闘をも繰り出す。
出典:宇宙戦隊キュウレンジャー space.9より
筆者は9人の救世主でキュウレンジャーだと思っていた。
ショウ・ロンポー指令官がモドキの変身をする!!
そうなのかぁ…モドキで参戦かぁ…と思いきや、10人目の戦士となる。
あれれ!?
タイトルが「キュウ(9)レンジャー」なのに9人じゃないの!?
と、たまげた。
そこへショウ指令はタイトル変更を提案。自身が主演で、
「宇宙戦隊ジュウレンジャー」
ですってよ。
次から次へとやってくれますねぇ。
前作の『動物戦隊ジュウオウジャー』と紛らわしいどころか
元JACの望月祐多さん主演『恐竜戦隊ジュウレンジャー』と同じ!!
『宇宙戦隊キュウレンジャー』
第2章「チキュウ解放編」
space.6~12
2017年 3月19日~ 4月30日
主な制作陣
脚本
毛利亘宏
監督
加藤弘之、竹本昇、柴崎貴行
新たな 声の出演者
イカーゲン
塩屋翼
マーダッコ
喜多村英梨
ラジオ音声
木村昴
主なゲスト
ベガさん(声)
てらそままさき
宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド(声)
飯島寛騎
ビッグベア(声)
梁田清之
幼いラッキー
田中レイ
スーツアクター 追加配役
ショウ・ロンポー/リュウコマンダー/リュウバイオレッド、キュウレンオー
日下秀昭
コグマスカイブルー
神尾直子
リュウテイオー、ビッグベア総司令
藤田洋平
イカーゲン、ドンアルマゲ
清家利一
マーダッコ
野川瑞穂
スコルピオ(怪人態)、ツヨインダべー、インダベー
蔦宗正人
仮面ライダーエグゼイド
(アクションゲーマー レベル1)
藤田慧
仮面ライダーエグゼイド
(アクションゲーマー レベル2)
高岩成二
ストーリー
space.6
「はばたけ!ダンシングスター!」
ハミィはリーダーに立候補するが、他のメンバーも譲らない。次の戦いで活躍した人をリーダーにすることになった。
その戦闘では、皆が主張しあって 息が合わず敗退する。
連携を強める為にダンス練習をすることになるが、ペガサスキュータマの「ぺがさん」に憑りつかれたラッキーは皆の邪魔をしてしまい、メンバーは途中で投げ出してしまう。
ハミィは運だけで生きているようなラッキーが認められなかった。
しかし、一人残って練習し続けるラッキーの姿に感銘を受け練習に加わる。他のメンバーも。
次の戦いでは一糸乱れぬ戦闘で撃退に成功する。
エンディングダンス風アクションがオモシロイ!! 笑えます。
スカッとキレのいい動きが素敵です!!
space.7
「誕生日をとりもどせ!」
バランスはカレンダーに花丸をつけていた。お誕生日だった。
機械生命体、300才。
今回 出現する怪人は、誕生日を奪ってしまうという…。
バランスが囮になることになった。そして案の定 奪われてしまう。
皆の前では平気そうなバランスだが、部屋に戻ると、机の下で丸まって しょげていた。
怪人を倒し、人々とバランスの誕生日を取り戻す為、作戦を決行するキュウレンジャー。
予定外に、ショッカーのスペースイカデビルまでもが出現。
そのピンチに、特別なキュータマが送られてきた。
エグゼイドキュータマ!!
それを使うと、土管のような仮面ライダーエグゼイド レベル1が出現。
シシレッドが、おっと手が滑ってエグゼイドのベルトのレバーを引っかけてしまった!!
すると、カッコイイ仮面ライダーエグゼイド レベル2に変身した。
ラッキーと力合わせてスペースイカデビルを倒し、変身を解いた宝生永夢先生は爽やかに消える。
誕生日奪還作戦は無事成功した。
帰還するとお誕生日パーティ。
バランスへのプレゼントは、ラッピングされたナーガの笑顔だった。
バランス、ロボットではなく機械生命体…。
筆者は理解できていませんが、バランスは好きなキャラクター。
誕生日が楽しみとか、取られてしまったショックで机の下で丸まるとか…面白くも可哀そうになりました。それだけ命通ったキャラクターということですね。
space.8
「司令塔ショウ・ロンポーの秘密」
司令官のショウ・ロンポーは一気に5つのもらいマーズを叩く作戦を立てる。
スパーダは、人々がメシウバインダベーに食べ物を奪われているのを目撃し、命令に背くいて炊き出しを始める。
ガルとラプターの所にはイカーゲンとマーダッコが出現。
スパーダたちに「救出して逃げる」という指令が出る。
が、そこでも命令に背き、戦いに挑む。しかし攻撃は通用せずピンチに陥る。
そこへ現れたショウ司令は変身する。
出典:宇宙戦隊キュウレンジャー space.8 より
驚いた!! まさか変身するとは…。
ショウ・ロンポーのスーツアクター日下秀昭氏は大ベテランで、ここ十数年はロボのみの担当でした。
今作では常時物語に関わるショウ・ロンポー役。それだけで嬉しく思っていました。
まさか!? 変身までするとは!?
嬉しかったです。
space.9「燃えよドラゴンマスター」
キュウレンジャーたちと似た姿だか、なんだかちょっと違うリュウバイオレット。
プロトタイプであり、時間制限があった。
スパーダは捕まってしまう。
そして全員で来いと告げられる。
しかし翌朝、ショウは一人で向かおうとしていた。そこへラッキーが現れる。
ショウはいつもの軽いノリでジャンケンで決めようと言う。
パーで勝ったのはラッキー。ショウはグー。そのままラッキーのお腹へ突き刺して行ってしまう。
その後はメンバーが駆けつけ、皆で戦おう と呼びかけるラッキーの言葉にショウは決意する。するとキュータマが出現し、本物のキュウレンジャー、リュウコマンダーとなる。
司令なのにのん気でおチャラけていて…とあり得ない設定。
おじちゃんが変身。正式メンバーとなる。ビックリな企画。
日下秀昭氏の活躍の場が見られてとにかく嬉しいです。
space.10
「小さな巨人、ビッグスター!」
チキュウ人の少年、小太郎。スティンガーが何故かオリオン号に連れてきていた。
しかし地球へ帰すことになった。ラッキーが送って行く。キュウレンジャーになりたい小太郎はセイザブラスターやキュータマを持ち出していた。オオグマキュータマからビッグベア総司令が現れ小太郎に乗り移る。
そこへダイカーンのモズマが出現。ラッキー一人で苦戦していた。小太郎の地球を守りたい強い思いを受け、ビッグベア総司令は力を貸す。
小太郎はコグマスカイブルーとなる。
筆者的には、初めは子供もメンバー…。子供も変身…というのが、あまりいい気がしなかったのですが、小太郎役の田口翔太さんがうまいので馴染んでいきました。
space.12
「11人の究極のオールスター」
ラッキーは、何故かゴミ箱に突っ込んでしまったり、イスの脚が突然 根元から折れてしまったり…とアンラッキーなことが続いていた。
その上イカーゲンに敗れトモキュータマを奪われてしまう。イカーゲンは予知能力があると言う。
しかしそうではなく、10個の発達した目があるとスティンガーたちは突き止めた。
全員での出撃命令が出されたが、すっかり落ち込んでしまったラッキーはそれを拒む。
そこへガルが檄を飛ばす。反発するアンラッキーなラッキーの拳はガルに見切られ、逆にくらう。
第1話の名シーンと逆となった。
ガルはあの時の想いを語る。
その様子が、キュウレンルームの皆に防犯カメラ??の音声付きで中継されていた。
皆が共有しているのが分かるシーンなんだろけど、プライバシー漏れ漏れでヤな感じ。
オモシロくて筆者お気に入りの『キューレンジャー』ですが、ここは気に入らないシーンです。たぶん唯一、最も。
ここはナシで、後のピンチな場面で、ガルが皆に「ラッキーは大丈夫だ」みたいに言うシーンがあったら よかったのではないでしょうか。
イカーゲンの目は10ではなく100だった。
その戦闘シーンでは、キュウレンジャーたちが爆撃で一斉に、倒れたり上から落ちるシーンがありました。
キュウレンジャーがやられてしまうのですが、アクションの演出、画として、面白かったです。
上から落ちる人たちは、サビた細い鉄の板…柵…柱??ようなものが積み上げられた、それぞれが色んな場所、高さから。
下には廃材をイメージさせる感じで、テントのようなものを被せたクッションが置かれています。
一番高い所から落ちるのは、オオカミブルーの竹内康博氏。
高さはともかく、積み上げられている鉄材??が ひな壇のようになっているので、前に飛び出して一回転して落ちなければいけない。それがちょっと難しいだろうな と思いました。やはり難しいのは竹内氏の担当ですね。
キューレンジャー10人ではダメだった。ピンチのとき、ラッキーは現れる。
ラッキーは自分をフタゴキュータマで倍倍に増幅させ、それを繰り返した。
ラッキーが100人以上!!
イカーゲンを撃破する。
筆者の感想
この第2章も見どころ満載でした。
お話として、画として、記憶に残る名場面の数々。
笑えるオモシロイ場面、意外な発想と展開。
各話どれも盛りだくさんです。
キュウレンジャー11人もいますが、二手に分かれて話を進めたり、うまく出番を配置し、それぞれのキャラもしっかり出せています。
無駄がないです。
素晴らしい。