日本名作民話シリーズ
中盤は、子供ウケを狙い、作風を大きく方向転換した。
昔話をモチーフにしたコメディタッチの話が続く。
一寸法師、桃太郎、浦島太郎、狐がくれた子、鶴の恩返し、花咲か爺さん、竹取物語。
一寸法師の回では、
レオが小さくされてしまいます。風船に閉じ込められた後、割れて川に落ちます。
クロールで泳いでいるシーンがありました! 人形の手がパタパタ回っていましたよ! どうやって撮影されたのでしょうか!? 驚きと興味津々で写真を撮り損ねました。
お椀にたどり着き、
もうお笑いですね。凄いです! 笑ってしまいましたよ。
なかなか芸が達者ではないですか?!
一寸法師の歌が元気に流れていました♪
広い海原を小さな身体で……背筋伸ばして(人形に曲がれったって曲がらないっての)
頑張れーって応援したくなっちゃった。
(おかしな点は多々ありますが……しぃーっ)
桃太郎の回では、
このシーンから始まり、惑星アップルのオニオンという鬼怪獣……主役といった感じで時間を独占。
モロボシダンと森次 氏
『セブン』初回放送の時代、筆者はまだ生まれていませんでした。
筆者の兄たちは、セリフ一言で、回のタイトルのみならず、全セリフが言える……ほどの大大大大大大大ファンであり、その作品の素晴らしさを聞いていました。
20年ほど前、再放送で初めて全話観ました。ウルトラシリーズにおいて、大の人気者ダン。のファンとまではなりませんでしたが、作品を楽しみました。
昨年末に観た時も同じく。
しかし、アイドル的存在と思っていたダン役 森次氏でしたが、演技細かく、一生懸命演じられており印象が変わりました。
『セブン』では、若手隊員であり、愛嬌ある、いいお兄さんだった。
この『レオ』では、厳しい隊長。そして変わらず、一生懸命 (と言っていいのかわからないけれど) 演じられている姿がありました。
きっと作品を作る現場にとっても、良いお手本であり、ウルトラワールドを大切に大切にされている空気が伝わり、伝承された事と感じ見ました。
合間に見える愛嬌は健在で、ニコリとされると、何とも愛らしい事に感心しました。
今だから わかった。
第29話では、あのアンヌ隊員役・ひし美ゆり子氏がゲスト。
アンヌかもしれない女性が出て来る。
もしも、もっと若い頃に観ていたら……
何だよ。話題作りにアンヌまで出してさっ。
アンヌなのかアンヌじゃないのかもサッパリよくわからない話だし。
と、不快に思ったんじゃないかと思います。
ともすれば、悪くなってしまう話。森次氏の演技とダンという役作り。否、森次氏はダンであり、ダンは森次氏である。
その大切なる想いによって、醸し出された大人の味わいとなっていました。
何っとも切ない気持ちに満ちました。
今 観れてよかった。今だからわかれたのだと思います。
第2シリーズの最終作
『レオ』で最後になる。と決まっていたとの事。明るいタッチの『タロウ』に比べ、シリアスなので視聴率は伸びないと予想されていたそうです。(脚本家の田口氏の弁)
実際、視聴率は低迷(~第14話17.6%~12%)。当時では、とても低いものだった。
とは言っても、全編通して後から見てみると、初めの方がよっぽど良かった事になる。
オープニング曲は『タロウ』調のものに変更。コメディタッチの民話シリーズを取り入れ、ゲンの厳しい特訓姿もダンもMACも場面は減り、遂にはなくなる。(第15~40話13.6~6.6%)
そんな中、ウルトラマンたちが出る回は、やはり視聴率がアップしていた。
アストラがウルトラの星のウルトラキーを盗んだ事により軌道が狂い、地球に激突しかける。
ウルトラ兄弟たちが追って来る。
実はそのアストラは偽物で、本物は閉じ込められていた。
キングは『レオ』に何度も登場しレオを助けてくれた。
迷走の末、悲劇のレオ
制作費の切迫に出演者を削る。子役さん中心のホームドラマ調に完全移行する事になる。(第41話以降10.7~7.2%)
さあ……いよいよ 大!!問題が……