ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

『ウルトラマンR/B』アクションとお笑いと演出

ウルトラシリーズ “ ニュージェネレーションヒーロー ” 第6弾『ウルトラマンR/B』を、当サイト筆者の独断と偏見による名シーン振り返り特集 最終回は、ヒーロー モノの真骨頂 戦いのシーン。この作品のテーマコメディとしっかりした演出について。 

 

[目次]

 

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アクション

巨人なので、基本的にゆっくりな動き。それもあってか、プロレス技が多い。筆者的には、それはそれで嬉しい点でした。ドロップキック、ジャンピングニーパッドやヘッドロック、コブラツイスト…。カッコいいジャンピングの回し蹴りや、連続側転やバク転。馬跳びもありました。その一方で、“ ホームコメディ ”  “ 素人ウルトラマン ” らしく、木を引き抜いて叩いたり…戦い、ウルトラマンの真骨頂コーナーであろうところで、お笑いも多くありました。

怪獣では、ホロボロスが特に印象的で、2人のウルトラマンを肩に担いだり、ダブルのど輪落としも敢行しました。ビックリしました!!

 

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お笑い回

常に織り込まれていましたが、1話全編突き抜けたのが、ハロウィン回の次の18話。てっきり、ハロウィンがお笑いかと思っていました。ギャグでありつつ、意外に??纏まっていて予想以上に良かった、と思っていたら、不意打ちの如く、その次が大暴れな回でした。宇宙放送のテレビ局が、破壊宣言された地球と、宇宙のとある星で人気のウシオブランドの湊家をもてあそんぶバラエティ企画番組を作られ…。パロディ満載で、凝りまくっていた。
戦いのシーンにおいても、連続側転やバク転を見せてくれる一方で、手をグルグル回したり、両手をグリコのポーズで突進したり。それを有りがち定番の爆弾線切りシーンをクサイほど大真面目に演ずる父ウシオの後方で。お笑い名場面です。

 

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演出

中野貴雄氏、武上純希氏、伊藤公志氏を中心に他9名の方々が脚本を書かれていたようです。脚本家の方の良い意味で個性や特性が出ながら、一つの作品としては、しっかりと統一、統制がとれている、と感じて観てきました。

良くも悪くも少ない出演者でじっくり且つ、スピーディーに、充実した内容の回ばかりでした。演出、進行の上手さにも感心しました!!


第3話

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愛染さんが、妖奇星やクリスタルの事を黒豆せんべいを使って説明する。

衝撃的でした。この発想。実に上手く説明出来ており、わかりやすく、おもしろく。キャストの方々もノリノリで演じておられ、引き込まれて観ました。衝撃級では一番最初であり、これでスッカリ気に入った!! のだと思います。

第8話 愛染さんがオーブダークに変身。まさか変身する役とは思っていませんでした。かなり変わった人だと思っていたら、憑りつかれていたのだった。
前記の通知表を渡す前のシーン。広い場所にポツンと昔の和風なベンチでお茶を飲みながら、西部劇のように枯れ草のボールがコロコロ転がる。という異様な場面にビックリ?のクギヅケでした。 

愛染さんの兄弟へのダメ出しや正体を明かす喋り、オーブダークに変身してからのセリフも行動も。後話も大暴れの仕方が凄かったです。

 

“ ホームコメディ ”  “ 素人ウルトラマン ” 家族の絆と兄弟の成長物語。

最終回の最後の変身は、親を通り越して走り飛び越していく息子たち。がカッコよかった!!
初回、怪獣出現で逃げていたシーン、走って飛び越すシーンがとても印象的だった。それがテーマだったとは…。もっと凄くなって使われるとは…。

爽やかに、いい仕上がりとなりましたね。
とてもいい作品でした。