住民投票により「お仕事対決」に決着がつく。ZAIAによる飛電の買収が決まる。そのシステムにはどうなのか??と疑問はおいておこう。
不遇の2号ライダー不破諫。デイブレイクを経験。生き残ったが、尚も気の毒すぎる身の上だった。AIチップが埋め込まれていたのだった……
出典:仮面ライダーゼロワン 第29話より
主役として社長として、良いところがなかった或人。
それでも…随分凛々しい表情になりました。
2020年 3月22日 9時~
テレビ朝日系列 放送
『仮面ライダーゼロワン』第29話
「オレたちの夢は壊れない」
脚本 高橋悠也
監督 杉原輝昭
[怪人]
ファイティングジャッカルレイダー(声)
井桁弘恵
[目次]
オープニング ナシ
オープニングがなかった。
筆者個人的には、オープニングがあることが好き。
ないのはカッコイイ。
特別なものとして初回や最終回のみの、大切な手段としておいておいて欲しい、と思っています。
気になった色々
街行く ご婦人
或人が街頭でのビラ配りをしている時、前をズカズカ通り過ぎる奥様。
えらく個性的で存在感アリアリで…筆者はクギヅケになりました。
社長室
社長室に夕日差し、ラボは灯が消えていて、或人の社長机が遠ざかっていく画。
寂しい感じがしました。
飛行船
この『仮面ライダーゼロワン』の世界にはちょくちょく登場する、あの飛行船ディスプレイ。
飛行船とほぼ同じ高さから見た飛行船の画。
オモシロイ。個人的にはこの飛行船は気に入っています。
前回と同じく、この高さで誰が見えるのかと思いますが…。
高層ビルからでしょうか。
傘
雨に濡れる或人に傘を向けるイズ。
その傘の雨の弾き方が激しい。
撥水性抜群!!
激しく降り注ぐ苦難も、イズと共に、ツルリと交わしていくよってことでしょうか??
天海祐希さん似
出典:仮面ライダーゼロワン 第29話より
天海祐希さんが若くして宝塚歌劇団のトップスターになられた頃にとてもとても よく似ていらっしゃいます!!
刀
迅が不破さんから亡を解放しようと銃を向ける。それを阻止するように刀が。
滅だった。
雨を横切る刀。その画が面白い。不思議、驚き、キレイでした。
買収
ドラマですから…。じっくりやってはいられません。時間は短縮。
それにしても、会社買収とか、株が…とか、
筆者は、その辺よくわからないけど、
でも「へんだよねぇ~」
自主退社
天津垓は厳しいようで、でも結構温いので…。
買収されてしまった飛電だけど、福添さんたちは、自主退社を勧められているだけなんですって~
まぁ…今後を展開させる都合ってもんがありますからね…。
いてもらわないと。
滅亡迅雷.net
滅はひたすら「アークの意思のままに」
頑ななほど…。
古風。刀を使う。
迅を阻止たシーンでは、目の下が黒っぽくメイクされていた。
単調な感じの滅。
抑揚のない役柄。派手ではない芝居なので簡単でもあり、難しくもあると思われます。
演じている砂川脩弥さんも、ジワジワと経験が身についてきているのが感じられた。
不破さんに埋め込まれているAIチップは亡のものだとわかった。
迅は不破さんを滅ぼし、取り出す気らしい。
ハッキングして、呼び出した。
亡をハッキング??
ハッキング出来てしまうくらいなら、新たに作るとかでよくないのかな??
でも、亡は天津垓の道具なんでしょ。
??
ところで、天津垓は、滅と迅はコントロールできないの??
アークの意思は進化しているのかな??
迅は誰が直したの??
刃 唯阿
今回は特に髪がキレイにセットされていた。
唯阿も おとなしい演技。井桁弘恵さんも、いつしか表現力が増してらして、唯阿の微妙な心情がうまく表現されるようになっていました。
「道具だ」と平然と冷徹に言ってきた。そんな唯阿も、天津垓の道具だった。
人はそんなに変わったりしないもの。
冷徹女の動揺、葛藤がこれからの見どころの一つですね。
イズ
濃い赤ピンクの口紅がクッキリ、が特徴のイズですが、或人が土下座するシーンでは、薄かった。
いつも可愛らしい。筆者も大好きなイズちゃん。
ヒューマギアらしくありつつ表情豊か。絶妙な具合です。
今回の後半は破壊されそうになったけど、逃げもせず、策も講じず、かえって邪魔な状態に…。
イズがピンチで、ゼロワンや不破さんが守るのが見せ場ではあるのですが…。
不破諫
デイブレイクの生き残り。あんな状況で生き残れたことに不思議に思っていたけれど、その時にチップを入れられていたのかな??
今まで、見せ場も出番もロクになく、気の毒な扱いだった。
チップを入れられていて、苦しめられ、操られ、心身を乗っ取られ、ハッキングされ…あっちにもこっちにも使い回され…散々な目に。
ヒューマギアへの憎しみで生きてきて、結局はコレで…。
実に悲劇の人生。
演じている岡田龍太郎さんは、イイ感じの方で、今回の苦しむシーンやコントロールされ乗り移られたりを繰り返して。熱演もされていました。
けれども…筆者は…ちょっと乗れないんですよねぇ…。申し訳ないんだけども。何だかねぇ…。何だろねぇ…。
不破さんの野性的ゴリラパワーは、AIチップのコントロールでさえも越えるものなのですね!? スゴイ!!
人類はAIに支配されてしまうのか!? という心配がなされていますが、野生や自然はAIでさえも支配できない、ということのようですね。
不破さんは、あくまで人間だと思いますが…。
仮面ライダーランペイジバルカン
今まであんましイイとこなかった2番手ライダー。
しかもスーツアクターは浅井宏輔さん なのに…。
とても残念に思っていたんです。
今回はランペイジバルカンに変身を果たす。
後半たっぷりの変身シーンと戦いっぷりに、満足。
福添副社長
福添副社長の髪型が、どんぐりみたいだった。
この状況で不謹慎ながら、それが気になってしまった。
副社長御一行は、初めは嫌な人たち、という役柄。
ギャグ担当であったり…。
筆者にとっては、人間味があって、好きな人たち+1でした。
冬映画では えらく良い人たちになっていたけれど、是之助社長やヒューマギアに対して、飛電という会社に対しての思いがそれ以降よく表されるようになった。
今回、福添さんは、或人に敬語を使わなくなっていた。
無能を越えて、先代の築いた会社を取られてしまった。御曹司社長に対する怒りが込められていた。
それでも、買収後も或人への想いも感じられた。
会社に残る意志は揺ぎ無く、その姿が頼もしく素敵だった。
飛電或人
御曹司 若造 社長。
あり得ない のんきさで ヘラヘラとやってきた。
善意の心で夢を語って来た。
天津垓は「青臭い夢」と言った。
そうかもしれない。
あり得ない様子だったけれど、のんきさに呆れたけれど、
ある意味それこそが、ありがちな姿だったのかもしれない…。
今回、ふと そう思いました。
落ちてしまった或人、そのどん底の状態でも、そこからでも、まだ同じ夢を語れるのか??
普通は語れない…。
イイこと言えるのは、イイ状態だから。
真のヒーローは、きっとどん底からも、変わらぬ心で、本気出して這いあがってくれると思います。期待しています。
筆者の感想
筆者は杉原監督のセンス、やっぱり好きです。
お話、どうの…は別にして、描き方や演出、カメラアングルなど好きですねぇ…。
作品の撮影は多くの方の力の結集だと思います。どこからどこまでが どなたの担当課ーなのかも知りませんが…。
前回、今回良かったですよね。もうちょっとこんな感じで、早く話が進んでいたら、見せてもらってたら、『ゼロワン』の印象やファン熱も変わっていたんじゃないかと思いますよ…。