京介は、響鬼の元で修行を積んでいたが、響鬼を襲名する前にツトムを弟子にしてしまったのだった。アナザー響鬼となったツトム、ソウゴはその同級生を助けようと、京介を説得する。京介はそんな思いをアナザー響鬼に告白。すると、京介に異変が起こる……
2019年 5月 5日 9時~
テレビ朝日系列 放送
『仮面ライダージオウ』EP34
「2019ヘイセイのオニ、レイワのオニ」
[レジェンドゲスト]
『仮面ライダー響鬼』
トドロキ/仮面ライダー轟鬼(声)
川口真五
桐矢京介/京介変身体(声)
中村優一
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前回の続き、戦いの現場
変身が解けた京介。
弟子の不始末を代わって片づけてやると言うトドロキに、ほっといてくれと言う京介。
トドロキ:
その甘さがヒビキを襲名出ない理由なんじゃないか?
太鼓の修行場
ウォズがうつ伏せ大の字で倒れている。
アップに切り替わる。
その前にはなかった “ 逢魔降臨暦 ” がある。
神出鬼没らしい。
ウォズ:この本によれば…
と、立ち上がり、トボトボ歩きながらの前回のあらすじを語る。
今回は、あの本読みのお部屋空間はナシ。
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クジゴジ堂 店内
無言を貫いていた京介。
ゲイツ:あんな修行をさせといて…。
京介:答える義理はない。
え?…
セコくてズルいヤツだな。
京介:ノーコメントだ。
ソウゴとツクヨミは、トドロキさんの元へ向かおうとすると、ウォズが帰ってきた。
元気ない様子に、
ソウゴ:ウォズも行こっか。
と強引に連れ出す。
道中
ソウゴ:
相談できることあったら聞くよ。
あえておもしろい言い方。
ツクヨミ:出来るわけないわよね~。
川原
ソウゴたち到着。
弟子をとらないのか尋ねられると
トドロキ:
俺にはそこまでの覚悟はないから…。
鬼ってのは生き方なんっすよ。
己を鍛え己に打ち勝つ。
ソウゴは閃くと、ウォズに
ソウゴ:
1日だけトドロキさんの弟子にしてもらったら?
今回は呼び捨てじゃないんだな。
呆れるツクヨミ。
クジゴジ堂 ダイニング
京介はゲイツと食事。
ソウゴの卒業アルバムを見る京介。
そこには、ツトムの夢が書かれていた。
アナザー響鬼となったツトムを探しに行く。
歩道
そしてアナザー響鬼と遭遇する。
京介変身体:
目を覚ませっ。鬼としての誇りを思い出すんだ!
もう鬼になれていたんだね。
ソウゴ、駆けつけ、変身し加わる。
ジオウ、蹴りで蹴散らす。
が、結構軽そう…。
ジオウⅡはツトムを守るために戦っていた。
攻撃を仕掛ける。
京介はアナザー響鬼を庇い、くらって変身が解ける。
アナザー響鬼は逃げて行く。
ツクヨミ:大丈夫ですか!?
京介:大丈夫な訳ねえだろっ。
川原
ウォズの顔アップ。
白い板前の帽子を被っている、のかと思った。
が、バンダナ?手拭い?を巻いていると思われる。
ウォズ:なぜ私が洗濯を…。
(何だか不思議、意味深な感じの効果音流れる)
川で洗っている白い洗濯物が だんだん広がる。
それは…
ウォズ:!フンドシッ!
川に背から引っくり返える。
弟子を取るのも覚悟がいる。
弟子になるのも…。
ってことでしょうか…。
ウォズは、張った紐にフンドシを干している。
もっと嫌そうに、摘まんだらよかったのでは?
トドロキさんに かまどを作るので、石を集めるよう指示される。
ひ弱そうに、よろよろと石を運ぶウォズ。
白い服に またわざとらしくも不自然な汚れ。でも、ブレイド編の剣崎君のジャンパーよりは ずっとマシ。
ウォズ:
こんなことしている場合じゃないのに…。
トドロキ:じゃあ何がしたいんだ?
ウォズ:
私は祝福がしたい。
でも、どうやったらいいか わからなくなってしまった…。
トドロキ:簡単じゃないっすか。
ウォズ:
我が魔王の生誕の祝福が簡単な はずがない。
トドロキ:
俺の師匠は死んでまでも俺の傍にいてくれようとしたんっすよ。
今でも思うんすよ。
涙出た。
師匠がいてくれたら何て言うかって。
力になってほしいって。
傍にいるって、それだけで凄いことじゃないですか?
君の存在が祝福そのものっすよ。
ウォズは去って行く。
トドロキ:
あれ?!食わないんすか!?メシ!
意外に必死そうな言い方。
寂しかったのかな?弟子がいて嬉しかったかな?
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別の川近くの階段
ソウゴと京介は腰掛けて、
ソウゴ:ね、どうして襲名できなかっての?
京介:
聞きにくいことをズケズケと…。
俺は師匠のヒビキさんのようにはなれなかった。それだけだ。
ヒビキさんは何があっても諦めない人だった。男らしくて、強くて、俺の憧れだった。
ソウゴ:ツトムも同じこと言ってたよ。
京介:
俺はそんな大した男じゃない。
涙出る。
襲名もしていないのに響鬼だって嘘をついていた。
ソウゴ:
そんなの関係ないよ。
え?そうなの?
ツトムにとっては、あんたが響鬼だったんだ。
一緒に助けよう。
絶妙なタイミングで、アナザー響鬼、出現の知らせ。
廃工場
ソウゴたちは到着。
京介は変身しようとする二人を止め、アナザー響鬼に語り始める。
京介:
お前に会った頃、俺は悩んでたんだ。
修行を積んでも積んでもヒビキさんには追いつけない…。
そんな俺にお前は俺に弟子入りさせてくれって言ってきたんだ。
俺は渋々お前を弟子にしたんだ。
泣ける泣ける…。
お前の存在が俺を支えてくれた。お前が俺を一人前の鬼にしてくれたんだ。
だから、絶対にお前を救ってみせるっ!
すると、ポケットの中に光るものが!?
響鬼ウォッチだった。
京介:
ヒビキさん、俺をヒビキとして認めてくれるってことですか?
窓の外が光る。
京介:ありがとうございます!
変身。
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CM明け、変身した同じシーンが流れる。この番組では珍しい。
物陰から見ていたトドロキ、去って行く。
すれ違って入って行くウォズ。
ヒントをくれたトドロキさんを素通り。それも “ らしいさ ” か…。
ウォズ:
祝え!新たなるヒビキの誕生を。
元気になったが、軽め。
ツクヨミ:もう悩みはいいの?
ちょっと気怠い、呆れ込み。
ウォズ:悩み?そんなものは捨てた。
ソウゴは早速いきなりのトリニティ。
直接だからか、ゲイツとウォズは、メロメロメロ~ッと、
まるでフンドシが川の流れで揺れているかのように、なっていた。
トリニティのウォズの口上。
ライダー響鬼:それ、やらないとダメなの?
トリニティのジオウ:
ダメってわけでもないけど…。
悩める京介の変身体と違って、軽快且つ力強い響鬼となった。演じわけ、凄いですね!
川辺
夕方の演出、わざとらしい着色。
京介は、響鬼ウォッチを渡す。
ソウゴ:せっかくヒビキになれたのに…?
京介:
俺は俺の道を行く。ヒビキさんみたいな鬼になる。
お前も、王様とやらになってみせろ。
ソウゴ:
うん。
頑張ればできないことなんてないっ。
“ 出来る人の言葉 ” ってヤツですね…。
ツトムは、改めて弟子を申し込む。
ラブシーン並みの近さ…。
色もそうだけど、このアングルも、何だか不思議な気がする~
木の後ろから見ているトドロキさん。
トドロキ:
弟子っていいもんっすねえ…。
誰に言ってるの?
俺も弟子とってみるかぁ?
日菜佳さんに相談しよっ。
日菜佳ちゃんの名前が出てきて、まさかのビックリ!嬉しい。
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クジゴジ堂
一人で帰ったソウゴ。店も部屋も真っ暗。
ダイニングのドアを開けると、
電気がつき、クラッカー!
誕生祭…だった。
ウォズは、素直に響いた、受け売りを述べ、にこやかに祝う。
まるで自分がプレゼント…かのように金ピカの飾りをつけて…。
ウォズは、盛り上がったダイニングを後にし、表情は一変、締めを語る。
筆者の感想
泣けました。やっぱり『響鬼』は深かった。いい回でした。
オリジナルのヒビキさんは、出てくれないのか、出したくないのか、出れないのか、出せないのかは知り得ません。そんな中、うまく引継ぎが出来てよかったですね。オリジナルであって欲しいのは山々ですが…。
不幸中の幸い??『響鬼』は、弟子入りの話だった。
平成から令和になる境目、時期もバッチリ被せられて…。 実に上手くいきました。また一つ、平成の片づけが出来た感じですね。
予想を遥かに超えて、この響鬼編、オリジナルがいない中でも、上手くまとめあげられたお話でした。
ヒビキウォッチが出現する。
「ヒビキさん、俺をヒビキとして認めてくれるってことですか?」
窓の外が光る。光で返事。
簡単と言えば簡単な展開なのかもしれない。だけど、ドラマチックに…引き込まれて、そのように見えました。感動的でした。
立派な引継ぎ、襲名でした。
ところで、
『響鬼』本編を全部見ていないので知らないのですが、
トドロキさんは師匠のザンキを襲名せず、新たな名がついたのですね。