ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

人知れずコロナ対策『機界戦隊ゼンカイジャー』第33カイ!感想

すっかり恒例と化した。

コスプレ戦隊。
劇団戦隊。

 

衣装、小道具に手をかけまくるスタッフさん。
文化祭の展示並みにじっくり見たい品々によって脇を固められている。

なので、一見おふざけのような設定にも真実味(???)を醸し出し……ている。

見どころが満載。
楽しく観られる作品となっている。

 

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出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第33カイ!  より

 

そんな派手ネタ話の33話。

トジテンド学園は細部にまでこだわりの手を尽くされている。
そして人知れず全く目立たないところにも。

購買部カラフルの換気扇は回されていた。

 

 

2021年10月24日放送 

『機界戦隊ゼンカイジャー 』第33カイ!

「グレートティーチャー鬼使い!」

 

監督   山口恭平

 

 

 

軽トラ

予告で見た、軽トラの荷台にゼンカイザーとブルーンが乗っている。

そんな場所で変身をした。
ハカイザーまでやって来る。

カサの高い人たちでいっぱい。
軽トラ揺れ揺れ。

 

物語の本筋には何ら関係ないシーンだけど、面白い。
おもしろいアイデアが所狭しと散りばめられている。

 

 

ゼンリョクゼンカイオー

恒例、全合体。だけどその巨大戦は今のところCGなので筆者はあまり好きではない。

OPの映像に加えられた。(たしか前回からだったかな…)

 

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出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第33カイ!  より

 

 

仮面ライダー50周年

仮面ライダー50周年CMが流れた。
てっきりDVD等の宣伝だと思っていました。

嬉しいですね。
めでたくも誇らしい気分になりました。

 

人気になることを願ってキャラクターを作る。
番組を作ったら人気が出た。

類似番組を作り重ねた。
時代も変化し、シリーズは途絶えた。

その後、新時代に生まれた新シリーズはその時代時代に合わせて生き続けた。

 

一つ一つは一生懸命。
でも、うまくいかないこともあったでしょう。
アクシデントやトラブルもあったことでしょう。

途絶えそうな危機も、あったのかもしれない。

 

「人生50年」とも昔は言われました。

仮面ライダー50年の歴史は、ある意味、
一つの人生のようにも感じました。

 

 

 

定番 恒例 学園モノ

ロボ型着ぐるみ姿の戦隊キャストたちの学生服姿。

マスクと手足のみとなったキャラクタースーツ。

しかし違和感なく見れてしまう…。

 

町全体がトジテンド学園となったという設定。

カラフルは学園の購買部。

ヤッちゃんはセーラー服。

セッちゃんは葉っぱくわえてドカベン風??

 

何故かハカイザーも生徒だが、ステイシー先生のテストを受けて先生にすぐに昇格。

 

それに挑もうとする介人たちは、クイズ式テストを受ける。

トジテンドクイズ。

視聴者も考えられる、お楽しみ形式。

 

間違えると爆発。

爆発コスプレも披露する介人たち。

 

 

これぞ校長室

トジテンド学園の校長室は、いかにも校長室らしかった。

『仮面ライダーリバイス』第7話と大違い。
あれは意味があっての事かもしれないが…。

 

壁に飾られた歴代のガクエンワルド校長先生の写真。

同じ顔だろうと思っていたら、少しずつ違っていました。

 

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出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第33カイ!  より

 

それにしても、歴代のガクエンワルドとは…。
どういう……??

 

 

コロナ対策

爆発姿で購買部に屯する介人たち。

ヤッちゃんが何やら知恵を授ける。

 

その購買部、ドアは開け放し。

換気扇が回されている。

 

コロナ対策は何気にしっかりなされていました。

殆どの人がマスクも着用していますしね~

 

 

 

ツッパリ戦隊

CM明けると介人たちは不良生徒の姿に変貌していた。

見事、昔の不良スタイル。

介人の愛車は自転車だけども。

笑える。
オモシロイ。
みんなに合っている。

 

対抗するは、界賊ゾックス兄妹。

 

 

腐ったミカン

学園の騒動にガクエンワルド校長先生が駆けつける。

涙ながらの、説教…ではなく…励まし??

「君たちは腐ったミカンじゃない!!」

 

不良生徒の介人たちは感動し、駆け寄って取り囲む。

その隙にワルドネクタイを奪い取ってちぎって捨てる。

 

トジテンド学園は消え、元の世界に戻った。

 

コスプレ戦隊、且つ、劇団戦隊でもあるゼンカイジャーの名演であった。

 

 

下園愛弓さんセンター

ゼンカイジャーと界賊の連合軍が変身する。

その横一列に整列して、マジーヌ(不良女子学生姿)が一斉に変身。

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出典:機界戦隊ゼンカイジャー 第33カイ!  より

 

マジ―ヌスーツアクトレスの下園愛弓さん。

何気にセンター。
シレっとおめでとうございます。

 

 

 

カメレオンピンク

ゼンリョクゼンカイキャノンで出された歴代ヒーロー。

『宇宙戦隊キュウレンジャー』からはカメレオングリーン。

 

カメレオンらしく色が変わった!!

マジーヌと同じピンクに!!

 

カメレオングリーンはマジーヌ役の下園愛弓さんが当時演じられていました。

嬉しくも、ちょっと複雑な気分ですね。

 

このピンクは合成なのでしょうか??

わざわざこの瞬間の為には作らないですよね??

それともこれが初ではないとか??

 

 

簡単な世界

巨大戦でのミニチュア撮影セット。

『ゼンカイジャー』ではその回のワルドらしい世界にデコレーションされる。

従来のビルなどのミニチュアセットと共に、その回らしい物が置かれる。

つまりただ置くだけでOK。

今回は跳び箱や人体模型、二宮金次郎の像、ボールなどが置かれた。

 

 

 

フォロー忘れず

トジテンドの学校とはいえ、怖い暴力先生。

不良生徒。
ヘンテコな。(イマドキのお子様には理解できるのかな??)

 

ダイガクエンワルドは、ランドセルを鉾にする。

 

観ている子供たち、学校が怖くならないかちょっと心配になりました。

番組最後には、フォローするかのようなシーンがありました。

 

筆者の感想

毎回毎回手が込んでいます。

中でもこのように小道具さんや衣装さんのこだわり尽くした回は筆者好みです。
予告編で観て予想していた以上に面白かったです。

他にも持った沢山、気づいていない部分にも作り込まれているのでしょうね…。