ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

伏線張り巡らせアヤシさ種蒔き『仮面ライダーリバイス』第5話 感想

奇異な家。

ここのお父さんはいったい何を反省しているのだろうか??
顔出しパネルとのぼり旗の費用か??
他にあってバレるその日の為にこんなに練習しているのか??

息子たちが世話になっている部署の仕事話の客人を廊下に招きいれる。

 

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出典:仮面ライダーリバイス 第5話  より

 

墨汁がまだ乾いていないからか??
とにかく客人より大事。

その上、座布団もナシで座らせて、湯飲みも直置き。
一輝も含めておかしな一家。

一輝は一般人を囮に使うなんて!?と反対しておきながら、いつの間にやらアッサリ納得。

大二の様子がおかしい。
プンプン匂わせ。


人は何考えているかわかりません。
見方によっては、み~んなアヤシイ。

 

 

2021年10月 3日放送 

『仮面ライダーリバイス』第5話

「世直しライダー!裏切者は誰だ!?」

 

監督   上堀内佳寿也

 

 

 

何の為のシーンなのか??

バイスタンプが盗まれた。

フェニックス内部の者の仕業。
隊員のカードで侵入しているからバレバレ。
防犯カメラもそりゃああるでしょう。

幹部はわかっているが、泳かし作戦ということらしい。

 

ヒラ隊員となった門田ヒロミは一番怪しそうに見せられている。

降格処分にされてからも、ヒラとして熱心に出動していたのは視聴者として驚いたものの、やっぱりなのかと残念に思った。

 

大二と洗面所で出くわす。

そのシーンでは何を見せているのか、分らなかった。

が、後から考えると、あちこちに意味が散りばめられている。

 

 

ヘンな請求書

一輝のお父さんが、実にくだらん顔出しパネルとのぼり旗を制作依頼したらしい。
その額5万円余り。

その請求書がアップで映される。

 

業者によくあるっぽい雰囲気でありつつ、ヘンな請求書。
請求書のタイトルの文字のすぐ下に

「のぼり旗、顔出しパネル製作費として」と書かれており

そのすぐ下の枠に53,328円と記されている。

 

ええ、ええ。
ワンカットで話が分かるようにですね、便宜上。

 

 

 

田邊和也さん

フェニックス幹部の若林優次郎 役の田邊和也さん。

ちょっと強面で無表情。

スラリと長身。
印象に残るお顔。

 

先日『科捜研の女21』の第1話に出ていらっしゃいましたね。

筆者は何か見たことある人だなと思っていたんです。
最近『リバイス』の視聴が滞っていたのですぐにわかりませんでした…。

 

若林も何か目論んでいるのかいないのか…。
不明な人物。

1年物の物語として、ザックリとしか決まっていなかったり、決めていても変わっていく可能性も大いにあるんでしょうね。

ミステリー要素の高い作品作りとなっている『リバイス』
みーんなアヤシイ人物です。

 

 

ここヒデン?

世直しを気取るユーチューバー(演:宇佐卓真さん)は、バイススタンプで怪人を出して、ブラック企業を潰そう?? 荒らそうとする。

それを中継する。

 

何だかこの立派なビル内。
『仮面ライダーゼロワン』飛電インテリジェンスの社内で出てきた場所に見えます。

 

ヒデンはブラックだったのか…。

社長(演:内藤聖羽さん)が違うなぁ。
或人じゃないからかな!?

 

 

 

リバイも似たようなモンじゃ?

世直しを気取っていたユーチューバーが引き起こした惨事。

怪人倒しにリバイスが駆けつけて無事収める。

 

そして、ふいに このショット。

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出典:仮面ライダーリバイス 第5話  より

 

カッコイイ!!

いつもお笑い漫才風のリバイとバイス。

偶には決めますか!?

 

突然のカッコよさに、ちょっと驚きつつ、スーツアクターの縄田雄哉さんファンの為にもカッコイイシーンを!!

魅せてくれますか。

 

カッコイイと思いつつ、軽く観ていました。

 

でも……

 

一輝はお風呂屋さんで人々の相談所を設けて活動している。

実にしょーもない一般人の悩みに受け応えて、正直つまんない思いを抱いているようだった。

怪人出現にイキイキと出動。

確かに、変身は誰にでも出来ることじゃないけれど。

 

あのカッコイイショットは、何だか高層ビルの窓から外を見て悦に浸っているようにも思える…。

 

大二は、調子に乗って出しゃばって来ないように。
的なことを言う。

辛辣な態度と言葉。

アヤシイ。

妬み心も確かにあるのでしょう。

 

しかし、ちょっと当たってもいるように思う…。

 

 

 

強烈な爺ちゃん

世直し気取っていたユーチューバーそのお祖父ちゃん(演:林家木久扇)は、孫の様子を案じて一輝に依頼したのだった。

お祖父ちゃんは孫にお饅頭をただ手渡す。
アレコレ言わず。

 

実に素朴で小さなお饅頭。
あまり美味しそうではないが…。

それが意図なんでしょうけれど。

 

そんな素朴さとは裏腹に、超強烈な喋り口調と笑顔…。
素朴さな温かさが吹っ飛びました…。

見た目や上辺に流されず…という深い意味でもある演出なのでしょうか…。

 

 

新ライダー登場

今回主役が二人だから2号と言えるかわかりませんが。

数え方で言うと2号無しの3号と言う方がいいのかな。

 

ブラック。
敵対するライダー。
これは誰がなっているのか??

 

昭和と違って、仮面ライダーVSワルモノではなく、平成以降は仮面ライダー同士が対立するんですよね。戦って…。

3つ巴の方がお話は面白いけれど、ライダー同士が戦うのは嫌なもんです…筆者は。

 

スーツアクターは中田裕士さん。
近年レギュラーキャラを演じていらっしゃり、前作の『エスパーダ』も良かったですね。

シャープな感じのキャラがお似合いなんですよね。
今回もぴったりだと思います。

 

 

 

 

筆者の感想

この作品は、主役のヒーローとその中に住む悪魔が出て来る作品。

普段はお笑い漫才のやり取りで、悪魔のバイスも面白可愛いキャラ。

 

登場人物は皆怪しい。
ミステリーな物語構成なだけでなく、人の心の内面を表現する物語として進められていくのだと思います。

1年間楽しめる作品であるよう願っています。