巧みな役者さんたちがリードし、若手を引っ張ってくれて、物語をよく見せてくれていると思います。感謝です!! 特に伊坂役本宮泰風氏がウマイッ!! 微妙なセリフ回し。口調。トーン……アンデッド。上級の。知的。紳士的。強い……全てを表現されている。完っ璧っ!! 悲愴な物語ですが、話としては面白いです。 本筋としてはイイ作品です。だけども、時々寒ーいオヤジギャグのようなものが入ったり、不要なシーンが入ったり……セリフそのものや演技指導、演出がイマイチに感じる事があるんですよね。実に勿体ないんです。
これはオープニング映像の一瞬。橘さん役天野浩成さんの紹介シーンですが、この回にしかないショットが差し込まれています。『ブレイド』のオープニングにはこのような事が時々あるんです。
『仮面ライダー剣』第１５話
「運命の適合者」
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遥香さんと天音ちゃんは、アンデッドにさらわれていた。カリスを誘き寄せる為に。アンデッドの勘で察知した始さんは戦いにやって来た。その隙に剣崎君が二人を救い出す。しかしアンデッドには逃げられてしまった。
始さん「二人のそばにいてはいけないんだ」(セリフ類は要約)
剣崎君「離れても狙われるなら、君がそばにいて守れよ!」
橘さん「キサマを生かしてはおかない!」
伊坂「お前が強くなる為にはあの女はじ邪魔だった」
橘さん、カードを出す。
伊坂「無駄な事はやめろ」
ギャレンに変身。
伊坂「懲りない男だ。アレがないとお前は戦えないんだぞ」
ギャレンは、あの水槽を打ち抜いた。
場所が変わる。
「まさか?! ギャレン如きに……」
ピーコックアンデッドに変身し戦うも傷を負い、変身は解け、一撃を食らわせた隙に退却。
(伊坂役本宮泰風氏は、素手であっても、本当に技がとんできそうなんです)
橘さんは剣崎君たち報告に来る。
橘さん「不思議だよな……小夜子が亡くなったら恐怖心が消えた。……情けないよな俺……」
励ます広瀬さん。
(橘さん、もうちょっと憔悴して欲しいな。にわか笑顔が出ていた。監督からのそういう指示なのだろうけど。愛想笑顔を出しているつもり。でも出ない。という感じがいいと思います。ちょっと元気すぎ。まだ間もないんだから)
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十数名の適合候補者が収容され横たわっていた。そこには烏丸所長がいた。「この子が一番適合値が高い」
伊坂「よし。やれ」
高校生の少年は、連れ出され伊坂の催眠術にかけられた。「映像を潜れ」
変身バックルは机に置かれ、エースカードをセット。少年の前に映像が現れた。それを越えようとするが弾き飛ばされる。
部下の塚田は慌てて「適合者を探しますっ」
伊坂「フハハハハー! 最高だ。これで俺は最強のライダーを手に入れられるぞ!」
高校生と他の候補者もその部分の記憶を消され捨て戻された。
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始さんは、(わざとらしい)大雨の中ハカランダ (天音ちゃんのお母さん、遥香さんの店) の前に立っていた。
遥香さん「おかえりなさい」
天音ちゃん「ただいまって言って!」
始さん「……ただいま」
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広瀬さんのアンデッドサーチャーが、ピーコックアンデッドを察知した。
ブレイドが急行。
海岸ではカテゴリーエースの適合者を収集していた。そこにも烏丸所長がいた。が、ブレイドの事がわからない様子。
伊坂「先に行ってろ」
橘さん到着。ブレイドには「烏丸所長を頼む。行け!」
「キサマだけはキサマだけは俺が倒すっ!!」
橘さんは変身し、攻撃の中立ち向かって行った!
怒りと悲しみ憎しみを込めた力強い攻撃。
心の中では、小夜子さんに語りかけている。
「君の笑顔が忘れられない。今頃になって言うのは遅いかな。君の事を大切に想っていた」
伊坂「なぜ俺がやられる?」
必殺技を浴びせた。
(通常は離れた場所からカードを投げ、突き刺さり封印するが、近寄って上からカードをひらりと落とした)
