ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

各キャラクター 描かれている物語『動物戦隊ジュウオウジャー』前編

スーパー戦隊40作目の記念作品。
『百獣戦隊ガオレンジャー』以来の動物モチーフ。 

動物がモチーフの作品ではレッドがネコ科の動物であったため、鳥となった。

初期メンバーではレッドのみ地球人で、他の4人は異世界人の姿のジュウマン態はスーツアクターが務める。
カラーはブルー・イエロー・グリーン・ホワイトで、初の組み合わせ。

女性が青になるのは『魔法戦隊マジレンジャー』以来11年ぶり。

戦闘スーツの胸には、動物が描かれている。
全体のカラーもプリントされている。
マスクは、従来の動物モチーフ作品よりも抽象的なデザインとなった。

ロボットは、キューブ型で初の試み。オモチャとして変形しやすく遊びやすいさして採用された。

撮影ではドローンが空戦に使用された。

第1話放送日には全国に玩具店でジュウオウイーグルのフィギュアが無料プレゼントキャンペーンが行われた。

40作目ではあるものの「作品としては特別なことをしない」というコンセプトで製作された。

 

2016年 2月24日~5月8日

テレビ朝日系列放送

『動物戦隊ジュウオウジャー』

 1話~13話

 

 

 

主な製作陣

脚本
香村純子、荒川稔久、田中仁

 

アクション監督
福沢博文

 

特撮監督
佛田洋

 

監督
柴崎貴行、加藤弘之、中澤祥次郎、竹本昇

 

 

音楽

オープニングテーマ
「動物戦隊ジュウオウジャー」

作詞         藤林聖子

作曲・歌       高取ヒデアキ(Project.R)

編曲         籠島裕昌

演奏         Z旗

コーラス       ヤングフレッシュ
           特別参加  堀江美都子

 

エンディングテーマ
「レッツジュウオウダンス」

作詞         藤林聖子

作曲・編曲      谷本貴義

歌          大西洋平

コーラス       ヤングフレッシュ

音楽プロデュース   Project.R

振付         パパイヤ鈴木 

 

 

キャスト

風切大和/ジュウオウイーグル(声)/ジュウオウゴリラ(声)
中尾暢樹

 

セラ(人間態・ジュウマン態の声)/ジュウオウシャーク(声)
柳美稀

 

レオ(人間態・ジュウマン態の声)/ジュウオウライオン(声)
南羽翔平

 

タスク(人間態・ジュウマン態の声)/ジュウオウエレファント(声)
渡邉剣

 

アム(人間態・ジュウマン態の声)/ジュウオウタイガー(声)
立石晴香

 

バド(人間態・ジュウマン態の声)/ジュウオウバード(声)
村上幸平

 

幼い大和
阿由葉朱凌

 

森真理夫
寺島進

 

  

声の出演

ナレーション、各種アイテム音声
チョー 

 

ラリー
石塚運昇

 

ジニス
井上和彦

 

アザルド
中田譲治

 

クバル
岩田光央

 

ジャグド
竹本英史

 

ナリア
寿美菜子

  

 

主なゲスト

第3話
カップルの男
町井祥真

 

 

第7話
天空寺タケル/仮面ライダーゴースト(声)
西銘駿

 

ユルセン(声)
悠木碧

 

 

第10話
ユリナ
安生悠璃菜

 

 

第12話
大岩源九郎
堀内正美

 

会社員
にわつとむ

 

 

第13話
五十嵐小百合
井上小百合(乃木坂46)

 

 

スーツアクター

ジュウオウイーグル/ジュウオウゴリラ/パド(ジューマン態・初期)
浅井宏輔

 

セラ (ジューマン態)/ジュウオウシャーク
五味涼子

 

レオ(ジューマン態)/ジュウオウライオン
竹内康博

 

タスク(ジューマン態)/ジュウオウエレファント
中田裕士

 

アム(ジューマン態)/ジュウオウライオン
下園愛弓

 

パド(ジューマン態)、ギフト、ノボリゾン
今井靖彦

 

ジュウオウキング、ラリー
日下秀昭

 

ジニス
神尾直子

 

ナリア
蜂須賀祐一

 

クバル
清家利一

 

アザルド
岡元次郎

 

ジャグド
佐藤太輔

 

シオマネキング
村岡弘之

 

セラの父
杉原輝昭

 

 

ストーリー

動物学者の風切大和は「お守り」としてキューブ型の物体を持っていた。森で仕事中キューブを落とし、拾いに行くと巨大キューブの物体があった。そのくぼみに「お守り」のキューブを差し込んでみたら開き、吸い込まれる。二足歩行で服を着た動物の身体をした生命体の住む世界・ジューランドだった。

そこでセラ、レオ、タスク、アムと出会う。人間界とジューランドを繋ぐ鍵のリンクキューブ。それは以前盗まれたものだった。大和は犯人として疑われる。

大和は人間界に戻るもセラたちは追ってやってくる。

人間界では、宇宙の無法者集団デスガリアンによる破壊が開始されていた。セラたちはジュウオウジャーに変身し戦うも次第に劣勢に。

大和も、森や人々、地球を守りたいとの強い思いからジュウオウイーグルに変身出来てしまい、撃破する。

しかしリンクキューブを破壊されてしまったためセラたちはジューランドに戻れなくなってしまった。

王者の資格の一つも何者かに奪われてしまった。

大和はジューマン4人を連れ、居候している叔父、真理夫に家で共同生活が始まる。 

 

筆者の感想

第4話 リングに吼えろ

聴覚に優れているセラ/ジュウオウシャークは、真面目で頑張っている女性。
レオ/ジュウオウライオンは、声が大きく、自由でのんきで男を主張する。

ジューランドにいた時から、セラは気に食わない思いを持っていた。

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『動物戦隊ジュウオウジャー』「第4話 リングに吼えろ」

たぶん ここは 戦いの聖地 後楽園ホールですね。
筆者 一人で大ウケ。

 

 

第6話 ワイルドなプレゼント

ジューマンのラリーさんと出会った。

仲良くなろうとする大和。しかし相手にされない。ついに水をぶっかけられる。

のだが…

 

…マジで容赦ない。
イケメン若手俳優の主演者に、強烈。

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『動物戦隊ジュウオウジャー』「第6話 ワイルドなプレゼント」

これは、スゴイ。びっくりしました。気の毒になりました…。

 

 

第7話 ゴゴゴゴーストが出た

同時期に放送していた『仮面ライダーゴースト』より、主役の天空寺タケル(演・西銘駿さん)と仮面ライダーゴースト(演・高岩成二 氏)、ユルセン(声・悠木碧さん)が客演。

 

突然登場。海辺に立っていたタケル。戦いのシーンで少しだけ共闘する。 

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『動物戦隊ジュウオウジャー』「第7話 ゴゴゴゴーストが出た」

この後、仮面ライダーゴーストもシャークのマネをする。

 

ジュウオウジャーのこの決めポーズは、このように全員揃わない日もあり、メンバーの顔触れによって立ち位置やポーズの向きや形が若干変わる。
筆者は、その辺も楽しいです。

場所も。特に上記のリングだったり、町中の小さな公園だったりするのもオモシロイです。

 

特別回ということで、どちらの番組の怪人でもなく、ショッカーのシオマネキング(演・村岡弘之さん)が登場。
最後の巨大化もする。

『ジュウオウジャー』の怪人には、コインの挿入口があり、ナリアが現れてコインを入れる。シオマネキングには ないんだけどぉ…と思っていたら、口に入れました。

なーるほど。

って…いいんかよ…とも思いましたが。ま、いいってことで。

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『動物戦隊ジュウオウジャー』第7話 シオマネキングのコンティニュー

入れやすいってことで、シオマネキングが選ばれたのかな??
でもアップ過ぎて、どこに入れているのか分かりにくかったです。

 

「スーパー戦隊」も「仮面ライダー」でも、時々思うんですが、アップ過ぎてわかりにくいんですよね。

作っている側はすっかりそのつもりなんでしょう。 怪人だったり、ヒーロー戦士のアーマーだったり、武器だったりを熟知しているでしょうから、どアップや一部分だけが拡大されていても何かわかるでしょうが、一般視聴者はパッと見た瞬間には なかなかわからないんですよねぇ。

 

 

第13話  山頂の目撃者

ゲストは乃木坂46の井上小百合さん。

この回は、いいセリフがいくつもありました。

でも、演出は結構エグイというか…ハードでした。気の毒なほど。

無茶振り続出。その分、オモシロイっちゃあ 面白かった。

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『動物戦隊ジュウオウジャー』「第13話 山頂の目撃者」

セラちゃんとタスク君が泥タライに顔を突っ込む。アムちゃんは、そうと見せかけて無事。

特に美人女優さんのセラ役 柳美稀さんは可哀そう。

 

その後は、この二人がまた罠にかかって網に入れられてユーラユラ ブーラブラ。 

しかもタスク役の渡邉剣さん。網には逆さ向きに入れられていて、下の網目から頭が出ている…。前記の泥のついたお顔で…。

 

その後は変身し、ジュウオウエレファントのスーツアクター中田裕士さんが片足逆さ吊りでブラブラ ユーラユラと…。

その他にもアクションがいつもよりもハードに思いました。 

 

 

『ジュウオウジャー』を観た初めは、戦士の変身前にジューマンの被り物をしているのが、どうも引けて……苦手でした。

物語としては、シンプルな作品かなと思います。
でも、大和がレッドキャラとしては冷静な人であるのは、わりと珍しい。
他のヒーローキャラクターも丁寧に描かれていると思います。