宇宙の放送局「NPTV」のディレクター・メフィラス星人は、低迷中の自分の番組を立て直そうとしていた。美剣サキの大怪獣ルーゴサイト撃退の為、地球爆破宣言を知り、地球の悲劇をネタに、宇宙で人気のデザイナー湊ウシオの奮闘を映そうと画策する……
2018年11月3日 9時~
テレビ東京系列 放送
『ウルトラマンR/B』第18話
「明日なき世界」
今週のアバンタイトル
イサミ:大変だよ。カツ兄!前回出てきたブースカ、あれ たぬきじゃなくてイグアナなんだってー。
カツミ:どーでもいい。それは流石にどーでもいいぞ、イサミ。
イサミ:どー見ても爬虫類には見えないんだよなあ。
カツミ:だからそこじゃないんだって。アイゼンテックの社長になった美剣サキが地球爆破を宣言なんてのをしたんだぞっ。
イサミ:俺にとっては常識を覆された情報の方が……
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宇宙のテレビ局NPTV
上司から視聴率が非常に低迷している番組を何とかするよう言われる、ディレクターメフィラス星人。
地球爆破計画は宇宙にも知れ渡っており、今の時代、侵略には飽きていた地球に、消滅するというと観光が増えていた。アイゼンテック社長の美剣サキに宇宙の各局が取材を申し込んでも断られていた。
上司:
滅びゆく星は最高のエンターテイメントだ。あとはイイ感じでよろしくね~。
ディレクター:
取材できなくても、例のやつがあるだろ。
AD:えー?やらせですかぁ?
巨大化した美剣サキが街を暴れ壊す映像。
※イメージ映像 とのテロップ付き
苦情殺到。
上司:
俺たちが求めてるのはドキャメンタリーだろっ!
ディレクターとADは模索していたとき、番組の映像を見る。
実はその前にあったシーン
地球爆破の件を地球の街、宇宙の星でインタビューしたニュース番組。
それを観、カツミとイサミの父、湊ウシオの “ うちゅーんTシャツ ” はある星では “ うちゅーん大戦争 ” が起こる程大人気だ という話から閃く。
クワトロM
カツミとイサミが帰って来ると、テレビクルーが来ていた。
“ 情熱惑星 ” と言う番組の収録。
客役の女性たちもスタンバイ。
人間態に変身した、ディレクターとAD。
オシャレをして気取りまくりカメラ目線で接客するウシオ。
ディレクター:普通にしてください。
ウシオ:
これが普通です。いつもが普通じゃないんです。
いかにもそれっぽくわざとらしい “ 情熱 ” 番組。
わざとらしく熱弁を振るうウシオ。
感動的で大袈裟なBGM
イサミの怪獣探知機が反応!
様子を伺うカツミとイサミ。
ウシオ:
お客さんはね、シャツからほとばしる情熱を感じた時に買って下さるんですよぉ。
Q:
地球爆破で怒りが湧いてきませんか?
ウシオ:
大丈夫です。私はTシャツを作り続けます。
番組前編が終わる感じ。画面下には制作スタッフ等のクレジットが勢いよく流れる。速くてパッと見、読めないが、ちゃんと書かれてある。
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宇宙のテレビ局NPTV
上司:
スポンサーが番組 降りたいってさ。あとはテキトーにまとめといてよ。
消える。
ディレクター:
ダメ元で当たってみるか…。
アイゼンテック 社長室
ディレクター:
地球爆破、もうちょおっと早くやってもらうわけにいきませんかねえ…?
美剣:
古き友は言った。
「期待は、あらゆる苦悩の元」ウイリアム・シェイクスピア。
ディレクター:
それってOKってことですか?
美剣:
私はあんなつり目じゃないっ。
(ADが変身した美剣は釣り目メイク)
一撃で映像破壊。
シマウマのような足が映される。
ナレーション :
そんな中 途方にくれるスタッフに途方も無い情報がもたらされた。
D・Dさん(仮名):
あの人、ウルトラの父なんですよ。
(声が変えてある)
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クワトロM
番組出演し、シャツのバカ売れを期待していたが、全くだった事に少しガッカリしていたウシオ。そこへ、ディレクターがやって来て、唐突に…
ディレクター:
爆弾の設置場所がわかりました!
ウシオ:…??
ディレクター:
ヒーローはピンチの時にしか本気を出さないんでしょ
ウシオ:…??
ディレクターは、スマホを見せる。釣り目のアサヒが捕らわれていた。地球爆破の爆弾は頭上。そして、店から現場への行き方も表示される。ウシオは飛び出して行く。
カツミとイサミが帰宅。イサミの怪獣探知機は反応。それを調べると、都ちゃっかり宇宙番組をキャッチ、2人も飛び出す。本物のアサヒは家にいた。
現場
ディレクターが到着していたが、ウシオは焦りまくってスマホの地図がちゃんと見れていない。道に迷っていた。
(スマホはディレクターが出して見せて、ウシオさんは持たずに出たと思いますが…)
ウシオ到着。
アサヒ:
パパじゃなかった。お父さん早く逃げて!
ウシオ:
娘を置いて逃げれるわけないだろ!
アサヒ:
それを言って欲しかったんですよぉ。イイの撮れました?爆弾は偽物なんです。
カツミとイサミ到着。
しかし、偽物じゃなかった。ADは騙されていた。ここで、ルール―説明のアナウンスが入る。脱出番組と化している。
ディレクター:
これは全宇宙に中継されている。視聴者は刺激を求めてるんですよぉ。
カツミ:
そんなことの為に父さんを騙したのかっ!
ディレクター:
本物か偽物かなんて関係ないんだよぉ。人生はショ~なんだ!数字さえ取れればそれでいいんだっ。
ディレクターは巨大化する。
兄弟は場所を替え変身!
メフィラス星人:派手に行くぞぉー!
ADは偽アサヒからにザラブ星人に戻っていたが、まだ捕らわれたまま。
よくあるやつ。爆弾の線を切って止める。時間制限は6分。
ザラブ星人:
俺みたいな宇宙人放って逃げればいいのに。
ウシオ:
宇宙人でも置いていけないよ。
それに、どんな時もTシャツ作り続けるって約束したんだ。
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一方、巨人たちの対戦は…
おふざけ気味な乱闘。
ウルトラマンたちの吹雪攻撃に、
メフィラス星人:
寒い―…。ヘーックシュン!
若い頃はもっと無茶してたんだけどなぁ…
兄弟ウルトラマンは反撃をかわす。
⇓ 左辺り、ブルがバク転、ロッソは側転でハケる。
黄色線を切って、近くの小さな爆弾が爆発した。
ウシオはわざとらしいほど真剣に悩んでいた。
すると、後方、向かって右側からロッソが連続側転で左へ。
さっきのは まだ続いていたらしい。
続いてブルが連続バク転で…。
ずっとかわしながら逃げていたんだね。
ずっと悩んでいるウシオ。
今度は、左からロッソが右手をグルグル回しながら右へ走って反撃突撃して行くみたい。そして、ブルは、
両手上げて走って行った。
きっとグリコのマーク、だと思う。
ここまで来ると完全に笑えた。
最初はあれ まだ続いてたの。ふっ。ハハハハ。ケラケラケラケラと。次第に可笑しくなっていった。
ブルってオモシロいね。でもこの後キレイなバックキックもやっていましたよ。
ちゃんと巨人が通る前あたりから画面が揺れるんです。でもウシオさんは大真剣に悩んでいるんです。
ウシオは、ピンクを切ろうとした だけで、ビリビリビリとなり、引っくり返る。何故か足をびっこ引いている。服はボロボロ。前がはだけると中には、地球色の新作シャツ。青を切ると決める。
ウシオ:
私はマシーシャン(奥さん)が帰ってくるこの街を、地球を守るんだあー!
タイムアウト ギリギリで間に合う。
アナウンス:正解!
ピンポンピンポンッ!と何故かクイズ番組の正解の音。
ロッソ:
よし、これか。なんだ。地球爆破の爆弾にしては軽いな。
爆弾を引っ張り上げる。メフィラス星人に放り渡し、2人でとどめを刺す。
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クワトロM
シャツの注文が殺到していた。なんとピット星から…。
カツミ:
俺さあ、父さんのデザインさあ…
嫌いじゃないよ。
ウシオ:
よーし!明日もTシャツを作るぞー!
ナレーション:
父親の感動的な活躍でこの街は救われたのだった。
アイゼンテック 社長室
美剣:
どうせっぜんぶ爆発するんだけどネ。
筆者の感想
今年の『ウルトラマン』はホームコメディらしいです。んな、バカな…事やってるんようですが、それはそれで見れるように作られているところが凄い。そして、細かい。今話は、恒例の凝ったミニチュアはありませんでしたが、全体的に細かかった。視聴率表もパロディだった。アイゼンテックの為替やら……あちこちが実に細かった。
ザラブ星人が化けているところも、メイク入れたり、本人とザラブ星人と声を被せてあったり、お子こちゃまにもわかり易い心遣いでした。
このようなお気楽お笑い回の後のエンディングテーマ曲、それでも泣ける。
オープニング曲、前回はハロウィンバージョンだったけれど、元に戻って、2番歌詞。やっぱ、これもこちらがいいですねぇ。
次回の話、真面目におもしろそうです。楽しみ~