ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

木原瑠生さん センスよく上手い『魔進戦隊キラメイジャー』EP34

キラメイイエロー射水為朝とキラメイブルー押切時雨の二人メイン回。
「イケてる二人」だけど、為朝を庇って毒をくらった時雨。
窮地に追い込まれる。
信頼し合う二人が共に戦う作戦で打破する。

ヨドンナの桃月なしこさんもすっかり慣れて、魅力が全開する。

物語佳境に向けて盛りあがる。  

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出典:魔進戦隊キラメイジャー EP34より

 

2020年12月 6日 9時30分~
テレビ朝日系列 放送

『魔進戦隊キラメイジャー』

「青と黄の熱情」

 

監督        山口恭平

脚本        金子香緒里

  

 

 

死して尚 再登場 

ヨドンナは、かつてオラディンにやられたヌマージョの邪面を持っていた。
これを使って、遊びをすると言う。

 

筆者はヌマージョも気に入っていたので、再登場はまさかの嬉しい驚きでした。

面だけ だけど…。
というか、ヌマージョの顔は邪面だったのですね…。

邪面師とはまたちょっと違うのでしようか?? 
格が違うのかな?? 

それにしても、面だけになっても、毒を吐くなんて!? 怖いですねぇ。
その強力さも面白いです。

 

 

イレギュラー

束の間の休息に、為クンと時雨さんはビリヤードを楽しんでいた。

それを見ている充瑠。
二人への憧れや敬意を語る。

勧められ、不安ながらやってみる。
素直に指示通りに。
早速、ショットを決める。

 一見、戦力、技術が劣っていそうな充瑠だけど、ちゃっかりミラクルショット(ちょっと大袈裟)を決めてしまう。

 

主役になる人とは、そういう人なんでしょうねぇ…。

 

ヨドン反応の連絡に出動する三人。

今回は為クンと時雨さんの二人のメイン回。

二人が軽快にカッコよく向かうところで映像は静止。
今回のタイトルが出される。 

珍しい形。
いつものスタイルが崩された。
いつもは、オープニング→CM→本編始まり出されていた。

 

   

小夜さん…

キラメイメンバーは地下駐車場に到着。
ヨドンナが現れる。
為朝にヌマージョの毒液を放つ。
それを庇い時雨が浴びてしまう。

ヨドンナはヌマージョの面を割ると毒を消せると言う。
為朝たちは変身して立ち向かう。

小夜さんは時雨に本部へ帰ろうと言うが、時雨は変身し、よれよれとした足取りでヨドンナを追う。

 

筆者は違和感でした。
時雨さんが食らった時、為クンだけがしゃがんで時雨さんの様子を心配していました。

小夜さんは医者で専門分野。
ここは小夜さんが、いち早く診るべきでは??

他メンバーは敵と対峙しているので、抜けないかもしれないけれど。
否、構えている風でもなく、棒立ちに見えました。

 

 

 

忘れていません。

地上にはスモッグジョーキーの出現にギンガントドリラーが応戦していた。
グリーンとピンクが、キングエクスプレスザビューンで加勢しようとする。

魔進ザビューンは「呼ばれて飛び出てザザザビュ~ン」と意気揚々。

ところが、合体!! しようとしたとき、 スモッグジョーキーが割って入り、エクスプレスと合体する。

 

ザビューンは墜落。
エクスプレスは操縦不能になる。

邪メンタルが増幅されているガルザ。

「やられたら やり返す」

倍返しだぁ!!
と言い出いところだけど、それは省いて、

「乗っ取り返しだぁ!!」

 

筆者 感心。

おーそうだ そうだ!!
あの屈辱は忘れてないぞぉ。
やれ やれぇい、やっちまえ~

 

ガルザの仕返し成功に嬉しくなりました。

その手があったか。
そういう展開があったのかぁ…。

 

キングエクスプレスは、
「邪悪なスモッグジョーキーを制御する為」だなんて、理由づけされていたけれど、ヒーローのすることじゃなかったものね…。

ただ単に悪事を行うところを制御する、静止させるとかなら いいんだけどね。

あれは乗っ取りだもの。
監禁して強制しているようなものでしたから。

 

実際、グリーンさんは言っていた「いつもの逆。乗っ取られた!!」
いつも乗っ取っていた。という認識です!!

これでメンバーに話が通じているので、皆もその認識で~す。

 

筆者もモノは違えど乗っ取られたことがあるので、乗っ取られることにめっちゃ共感しちゃうんですよね…。

 

邪悪キングエクスプレス

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出典:魔進戦隊キラメイジャー EP34より

ゴーグル部分に釣り目のシール貼っているだけだけど、見た目も動きも邪悪です。
スーツアクターは、同じく森 博嗣さんと思われます。 

 

   

実は……

赤青黄の男性陣は、ヨドンナと戦っていた。
イエローは得意のショットでヌマージョの面に命中させる。

が、実は……
毒をくらった者の攻撃でしか効力が無いのだった。

毒をくらったブルーさんは毒でヨレヨレ。
手元が狂い、仲間に当たりそうになる。

 

イエローは「面を奪って来る」と追う。
しかし苦戦する。

ブルーはジェッタの上から飛び降りて切り裂こうとしたが、またもや毒に侵された身体はいうことを利かず失敗。

 

高速のジェッタの上に立つ。
そこから飛び降りて斬る!?

なんて、とんでもない作戦。
流石 時雨さん!!

 

 

地面

ギガントドリラーは邪悪キングエクスプレスに攻撃をくらい大爆発。

衝撃的。
画的にも大迫力ですごい。

しかし、ギガントドリラーの足元手前の地面から爆発。

 

つまり、攻撃は失敗ということですね。
だからギガントドリラーは無事ということで…。

 

 

イイ シーン

ブルーとイエローは変身解除に追い込まれる。

為クンはヨドンナのムチ攻撃で爆発を潜り抜け、時雨さんを連れ、トラックの影に隠れる。

コワイ。
カッコイイ。

 

追手は来ないのですね…。
敵の情けか、否、余裕過ぎて…っというやつでしょう。

 為クンと時雨さんのイケてる兄さんたちのイイ場面。
一応、敵襲を警戒しながら。

 

カッコ悪いな…俺達。
珍しく時雨さん、カッコ悪さを認める。

キラメイジャーとして、仲間と共に戦ってきて…。
いつの間にか相棒となっていた為クンと一緒だからか…。
いつになく素直な時雨さん。

冷静さを取り戻す二人。

 

   

コレがやりたかった

時雨さんは為クンの肩を借り、よれよれとヨドンナの前に出て行き変身するのだが…。

時雨さんはキラメイチェンジャーをつけている手を出すと、為クンが押す。

しかし、その後は気合満々となったのか!? 元気に変身する。

 

ヨレヨレだけど、押されて、押してあげて変身。

カッコイイ感動的なシーン…なんだろうけど、

そんなに元気に変身できるなら、自分で押せばいいのでは??
と違和感を感じました…。

もっと戦えないくらいヨレヨレなら…いいんですけどね。

 

その後は、イエローさんのショットをブルーさんのキラメイシールドを介して撃つという攻撃でヌマージョの面を割り、毒の解除を成功させる。
 

 

桃月なしこさん 大正解

ヨドンナ、今回は特に良かったですね!!

桃月さんも、うまくなられましたね。
成長 早い!!

芝居も、アクションもうまくこなされていました。
これほどの美人でうまくできると、立派な仕上がりです。

カメラアングル等も山口監督のこだわりとヨドンナ愛がこもっていると感じました。

 

 

節約?

ゲームに敗れて、怒り爆発のヨドンナ。

何やらアヤシイ怪人か!?

 

邪悪キングエクスプレスで、グレイトフルフェニックスをも葬りかけていた、まさにその瞬間、ガルザには何やら声が聞こえたらしい。

怒りと憎しみの怨敵オラディンに恨みを果たせるその時でさえ、止めさせられるという声、その存在とは、いったい!?……

 

ガルザはヨドンナを助けて連れ帰る。

魔進ジョーキーの中、操縦室。
そういえばハンドルは、車のよう…。

しかも、車を運転しているみたいに小さく左右に動かしている。
効果音は、普通の電車のような、ガタゴトガタゴト…。
ジョーキーの映像はいつも かなり速そうなんだけどなぁ…。

ちょっと気になりました。

 

 

気になる……

キラメイルームに戻ったメンバーたち。

シレっと気心知れて頼りにしている青と黄色のコンビ。
シレっと手を出し叩き合う。

 

その手のアップにされる。

何かあるのかしら!?
気になりますねー。

物語がこれから佳境に入って行く…。
どうなるのかなぁ…。

次回は、その佳境前のひと時。
なんとマブシーナのお笑い回のようですね。
楽しみです。

でも終わりに近づき、もう既に寂しくなってきています。

 

 

木原瑠生さん

射水為朝……
筆者は当初抱いたイメージから、本編始まってすぐ変わり、好きなキャラクターとなりました。

演じる木原瑠生さんは、何気に器用にこなされていて、うまいですね。
センスのいい方なんでしょうね。

今回のアフレコでも、自然、且つ、面白くも自由斬新、様々な声で当てられていました。

 

 

水石亜飛夢さん

水石さんも、伸び伸びとヒーローを邁進。

筆者は『仮面ライダージオウ』のゲスト出演の時に、器用でうまい方だと認識していたので、その辺は驚いていません。

今までヒーロー役は ほぼ新人さんがやられていたというイメージから、逆にしっかりし過ぎの出来た兄さんとして、老けて見えないかと、ちょっと心配していたんです。

しかし心配は不要でした。
頼れる兄貴ヒーローとして、カッコイイです。

 

筆者の感想 

前回も、前々回もそれぞれ面白かったですし、今回もまた違った味わいで良かったです。
濃密でした。

何というか……余韻は複雑でした。