人間を取り込んで邪面獣が出現。
その頭の上には操っていてる邪面師が乗っている…という演出。
当然、撮影時は人形。
邪面獣がうつ向いたり、倒れても、くっつけられた人形は邪面獣の頭に対して直立不動。
今の時代に…!?
昭和の「ウルトラマン」を感じさせられる巨大戦となった。
出典:魔進戦隊キラメイジャー EP40より
2021年 1月24日 9時30分~
テレビ朝日系列 放送
『魔進戦隊キラメイジャー』
「痛む人」
監督 葉山康一郎
脚本 徳永富彦
[怪人]
ハリガネ邪面(声・大谷秀一郎)
邪面獣
ジイシキシェルガ
[ゲスト]
八太三郎 加賀壮也(かが屋)
カロリー 徳山凛響
男 川越諒
女 千広真弓
能天気!?な充瑠
絵の投稿サイトを見て、ステキな絵の主にメッセージを送る。
「どうやったら そんなにうまく描けるの??」
すると、ただ者ではない速さで返信があった。
「おしえてあげるよ」
筆者、充瑠のメッセージにズルっときました。
何というか…すんごく子供っぽい…。
一応 子供番組ですが…。
クランチュラ
カナエマストーン・イリュージョアを手に入れたヨドン軍。
クランチュラは、幻覚を見せるイリュージョアの力を邪面師に落とし込んだ。
スゴイ!! 凄い技術者だね!!
ハリガネ邪面
邪面の被り物は、キャップのようにポコッと被っている感 満載。
面の顔は不気味。
静かで暗ーい性格…。
『ゴレンジャー』…ぽいような…。
陰気くささは『ウルトラセブン』ぽいような…。
変わったアングル
CARAT作戦室では、キラメイメンバーたちを順に、お顔のドアップで映し出された。
これはどういう意味があったのだろうか??
ただ単に珍しいからか??
実は特段に何も無いけど、何かあるように見せかける為か??
その後、邪面師出現に出動。
充瑠以外の駆けつけたキラメイメンバーは走りながら変身。
そしてアクション。
などなど、あちこちに何だか違った雰囲気が漂う。
監督デビューとなった葉山康一郎さんの個性によるものでしょうか…。
いかにも
充瑠に絵を教えてくれるという人は少年だった。
白い服を着た爽やかながら不思議な雰囲気。
カロリー君という。
そして更に紹介してくれた人は漫画家志望の男性。
長髪で内気な感じ。
八太三郎さん。
いきなりその人の家にいる…という進行具合。
ハリガネ邪面が変身しているのか!? と思わせる。
ハリガネ邪面が化けると一部にハリガネが飛び出てしまう。
それを絆創膏で隠すのだ…と番組冒頭に解説シーンがあった。
その男性は いかにも怪しげな表情をしていたり、絆創膏を止めていたり。
子供にも分かりやすいサスペンスとなっている。
偽物は誰だ
時雨の指令により、瀬奈ちゃんとマブシーナが宝路をコチョコチョ攻撃する。
メンバーの中に また偽物が潜んでいるかもしれない。
コチョコチョされれば、偽物の演技は出来ないだろう、という考えによる。
次の狙いは小夜さん。
コチョコチョされ、床に転げまわる。
その横をシレっと帰って来た博多南さん。
作戦室には怪しげな表情の博多南さんがいたのだった。
サスペンス要素が仕込まれていた。
代役ンで擬態を作り、本人は漫画を買いに抜け出していたのだった。
すっかり忘れていた代役ンの存在。
活用されてよかった。
「コチョコチョ」という子供に分かり易いものを用いて面白い。
そんなことある?
八太三郎さんは、漫画の新人オーディションに応募していた。
しかし落選。
ネットで発表されていた。
最近はそんな感じなのか…。
それはともかく、
一般人の批評、感想がそこに載っていた。
最近はそんな感じなのかしら??
そういう場でそんなことするかな…と、不自然さを感じました。
天使と悪魔
引き込みこもり生活を送っていた漫画家志望の八太三郎さん。
落選にショックを受けたところに、作品への心ない酷評の雨。
自暴自棄になる。
そこへ天使のようなカロリー君が手を差し伸べにやって来た。
出典:魔進戦隊キラメイジャー EP40より
ハリガネ邪面が化けていたのはカロリー君だったのだ。
カロリー君から伸び出るハリガネが天使の羽のようになる。
甘く優しいのは、天使のようでいて、本当は悪魔なのかもしれませんね。
本当に……
昔から「甘い言葉には気をつけろ」と言われています。
囚われる
邪面獣の頭は、ふわふわもこもこした感じ。
八太さんの好きな漫画やゲームなどがくっついていた。
八太さんは、邪面獣の体中のハリガネに囲われ囚われていた。
囚われるというと鉄格子の牢屋のイメージだけど、ここでは無数のハリガネ。
ハリガネなら、自分で曲げて広げで出られそう…。
観ている時は、今回は何故ハリガネ邪面とジイシキシェルガが紐づけられているのかな?? と思っていました。
自意識で がんじからめ になっている。
でも それは自分次第ってことでしょうか…。
違和感
ギガントドリラーのドリルでジイシキシェルガ―に穴を開けた。
キラメイジンダストンの吸引によって、八太さんを吸い出して救出する。
ところで、
八太さんはジイシキシェルガの体内での幻覚で、カロリー君の手を掴もうとするけれど離れて行き、掴めない。
後ろに下がっていく感じ。
そして、ダストンに吸われて出て来る。
前に向かって出て来るように見える。
なので、理解に戸惑いました。
物理的には実際なら どうなるかわかりませんが、
カロリー君の手を掴むシーンがあったのなら、ダストンに吸われて出て来る時は後ろ向きになるのではないのでしょうか??
早っ
ある後日のことらしい。
充瑠と為クンと瀬奈ちゃんは、買い物帰りに八太さんの家の前を通った。
しかし家は なくなっていた。
充瑠たちはその帰り道、ポスターを見つける。
八太さんの絵に似ている!!
これは絶対そうだという充瑠。
そのポスターに近寄った充瑠の足元に小さな細い枯れ木のようなものがあって、充瑠の脚に引っ掛かっているのが気になりました。
いつの後日なのか わからないけれども…。
キレイさっぱり家がなくなってしまっている。
筆者は違和感を感じました。
そんなにすぐに更地には出来ないし…。
番組上、スピード感は必要ですが。
邪面師出現にも速攻瞬時に駆け付けていますものね。
引越して、新たな生活を送っている。
漫画家として成功している…
のかもしれない。
ファンタジック、明確でなく…不思議っぽい…演出。
それ自体はいいんですが、筆者的には、前の部分が引っ掛かりまして、その味わいを感じられませんでした。
前半のシーンで、八太さんの家の前を同級生らしき人がカップルで歩いていて「引きこもっている」という会話シーンがありました。
瞬時に、これは別に要らないと思いました。
その分、最後のシーンでは、数か月後、偶々通りかかって…的なのが、もっとわかるといいと思いました。
筆者の感想
いつもと かなり変わったテイストの回となりました。
ミステリアスに。
邪面師も陰気くさく。
メッセージ性はあるものの暗~い お話。
観ていいる時、ふと気づくと顔をしかめていました。
観終わった後も気分がどんよりしていて、動く気分にならなかった。
もう一回観ようかなぁ…なんて気は起こったりはしませんでした。
善いメッセージがあったんですけれども、それには反して…。
「変わろう」
「変わらなくちゃいけない」
「人は変われる」
とは、一般的な従来の考えであり、よく語り掛けられる言葉。
この『キラメイジャー』では「変わらなくてもいい」と言う。
「限界は越えない為にある」とも…。
越える人は越えていく。
変われる人は変われる。
そうじゃない人の方が多い。
ほとんど。
たいていの場合、根本的にその人とはそういう人。
基本的に、一生そういう人…と思っていいくらい。
筆者は、以前ある方が発せられたメッセージが記憶に残っています。
「あなたが いるだけでいい」「生きているだけでいい」という…。
その頃はイマイチ、ピンとは きませんでした。
でも年月が経ち、年を重ね、わかるようになってきました。