ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

ウルトラマンっぽいロードガルザ『魔進戦隊キラメイジャー』EP42

ヨドン軍を裏切って処刑されたクランチュラを助け、策略を企てたガルザ。
ヨドン皇帝の乗っ取りを成功させる。
そしてロードガルザと名乗る。

その姿は、どことなくウルトラマンに似ている。
釣り目だからか?? 
幼い頃はクリスタリアを守るヒーローに憧れていたからか?? 

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出典:魔進戦隊キラメイジャー EP42より

 

画像は当然ながら、はめ込み合成。
仕方ないけれど、距離感と大きさ、見え方に少々違和感があります。

 

 

2021年 2月 7日 9時30分~
テレビ朝日系列 放送

『魔進戦隊キラメイジャー』

「仁義なき戦い」

 

監督        渡辺勝也

脚本        下 亜友美

 
  

 

 

そこからか

充瑠はクリスタリアの宮殿にいる夢を見ていた。
少年が絵を描き「ひらめキング!!」をしている。

クリスタリアをヒーローのように守る。
その技も命名していた。
キラキラと輝きを放ちながら、そんな絵を描いていた。

充瑠はこの少年を王様だと思う。

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出典:魔進戦隊キラメイジャー EP42より

 

この面の目の上に隙間がある。
この面は、そこから見ているのですね!!

 

   

臭う

ガルザはヨドン皇帝の元へやって来た。
ヨドン皇帝と一体化する。
自身を差し出す決意が決まったと述べる。

 

胡散くささが漂っている。

ガルザには前からそんな誘いがあったのかな??
それを躊躇していたということなのかな??

それはガルザに残る良心による迷いだったのか…。
それとも、ずっと機を狙っていたということか…。 

 

 

コックピット

ガルザはヨドン皇帝に取り込まれた。

ガルザは気付くと赤い空間にいた。
ヨドンナもいた。
そこはヨドン皇帝の意識の中だった。

 

ヨドン皇帝の中に入ったガルザ。
ヨドン皇帝は玉座を退き、ガルザに譲る。

すると、地球の地上での姿はガルザの中にヨドン皇帝がいる…活動できる状態。

ヨドン皇帝の意識の空間の玉座とは、まるでコックピットのようなものらしい。

 

 

プンプン臭う

ヨドン皇帝の力でもって、黒い霧を撒き散らし、人々をベチャット化する。
地球上が澱む。

 

ヨドン皇帝が本来の姿を現せて、滞在できるほどの濃度に澱みが広がった。
ということで、ガルザは玉座を退き、再びヨドン皇帝が座る。

 

ところで筆者的には、街の感じから、そこまで澱みが広がっているようには感じられなかった。

ヨドン皇帝が脇に立ち、ガルザが玉座に座っている画は、ハラハラするような緊張感と、違和感、不気味さがあった。

 

しかし、潔く玉座から退くところは余計に怪しく、プンプンと臭う。

 

 

 

 

リアルにコワイ

街中で黒い霧が広がり、人々がベチャット化していた。
その発生源を突き詰めた。それはガルザだった。

 

そこへ急行したシルバー以外のキラメイジャー。
そこは、鉄柵もない高いビルの屋上だった。

 

景色のみでもコワイ。

そんな場所でガルザに立ち向かって、はじき返されて転がるキラメイジャーたち。

 端から2~3mくらいは離れているかと思われるけれど、それでも怖さを感じました。

 

 

最後の覚悟

番組冒頭、クランチュラは爆弾を持っていた。

「最後の創作物となるかもしれない」 

 との覚悟を持って制作した自信作のようだった。
ウロウロソワソワしているところをシルバーに見つかっていた。

 

意識の空間でヨドン皇帝が玉座に戻ると、地上ではガルザが巨大なヨドン皇帝の姿となった。

その時、クランチュラは爆弾を投げつた。

 

   

珍しく

クランチュラがヨドン皇帝に爆弾を投げつけた。
そこでCMだった。

CM明けも、その投げつけるところから再度流された。
『魔進戦隊キラメイジャー』では今までなかったやり方。

 

 

強運

クランチュラが爆弾を投げつけたその時、ヨドン皇帝の意識の中では……
ガルザが玉座のヨドン皇帝に斬りかかった。

ヨドン皇帝は、ブチュブチュッと泥かヘドロのようなものが飛び散って、消えた。

 

忠誠心のヨドンナには顔面パンチをくらわせる。
ガルザはヨドン皇帝を本当の意味で乗っ取った。

 

ところで、ヨドンナは気を失っているだけ。
コイツをこのまま放っておいていいのか!?
後で何かされそう…。

 

 

意外で安心

地上では、姿が変化し、自らロードガルザと名乗る。

牙のギザギザ風。
片目は流れ出るような感じ…。
ハードなデザイン。
悪っぽい。

しかし、結構カッコイイ。
釣り目風で、スラッとした体系。
筆者は、どことなく…何だかウルトラマンに似ている…ような気がしました。

ガルザは、幼い頃は純粋な心を持っていた。
クリスタリアを守ろうと思っていた。
ヒーローに憧れていたからだろうか…。

 

筆者も悪役が謀反を起こして、更に強くなった姿だから、もっと悪っぽいのかと思われた。
拍子抜けする姿に戸惑った。

 

しかし、充瑠も「カッコイイ」と言っていたので、やはりそれは間違いないのだと確信し、安心した。

 

   

これぞリアル

強大な力をもったロードガルザ。
キラメイジンは玩具の如くあしらわれる。
ザビューンも合体以前に払い落とされる。

 

召喚されたグレイトフルフェニックス、ロードガルザを「倒す」と、本人に向かって戦いながら宣言。

 

ヒーローたちは、確かに、たいていは、戦って、悪役を爆死させている…もの。

しかし、高潔!! と思われるオラディン王が、葬る如く「倒すっ」というのは どうしたものか…。
と違和感でした。

しかも、相手は弟。
むしろ、充瑠がそれに違和感を感じている様子…。

でも、それは あくまで他人の他人事だからかもしれませんね。

「可愛さ余って憎さ百倍」という ことわざもあります。
オラディンは、実際ガルザの謀反によって肉体の命を奪われた。

「倒すっ」でも いいのかもしれません。

王とはいえ、聖人ではありません。
心ある故に、憎しみも生まれるわけですものね。

これぞリアルというものなのでしょう。

 

え……

というと、ヒーローとは、リアル…ではない…。

憧れ、偶像、理想、虚構……ってことになっちゃうかな……

 

 

あれ??違う……

オラディンは とっておきの必殺技を出すと言って放つ。

あれか。
幼き頃のあの絵の技。

と思いきや、

 

あれれ?? 
なんか違うよ。

充瑠がセリフで代弁してくれる。

 

そして、ガルザが放った。

あの絵の技を。

 

そう。
あの少年はガルザだったのでした。

 

番組冒頭に出てきたあの少年は、その様子からは、オラディンには思えていなかった。

しかし、充瑠のセリフによって、オラディン王の子供の頃と思わせられたのだった。

 

 

子供心にショック

グレイトフルフェニックスの必殺技は効かず、逆に ガルザの技に合体解除されてしまう。
それでも不死鳥の魔進オラディンは、立ち向かおうとする。

しかしロードガルザに取り込まれてしまう。
「中で処刑する」と…。

 

充瑠たちは、それを見つめる。

 

今回の最後の画は、充瑠の顔が白黒反転し、ガンガンガンと段階的にアップになっていく。

 

白黒反転は、不気味だし、視聴者の ちびっ子たちは、恐怖に感じたのではないでしょうか。

ピンチ感が凄く伝わったと思います。

  

筆者の感想 

ヨドン皇帝は本当に あれで終わりなのでしょうか??

玉座を一々譲っているのも、何だかダサかった。

ガルザの企みも読めてなかったのかなぁ??
たいていの悪の首領は、部下の反逆をちゃんと読んでいるもんなんですけどねぇ。

これじゃあ、めっちゃ弱いし、ドンクサイし、情けないんですけど…。
ガルザが色々と深いのはいいんですが。

 

ヨドンナは何かするだろうし。

ヨドン皇帝は、べちゃぺちゃっとヘドロのしぶきががまたくっついて再生されるのかしらね!?
それをクランチュラと充瑠が助けてくれるとか!?

 

ガルザの過去も明らかになっていく。
『キラメイジャー』って敵方のゴタゴタ物語??

 

カナエマストーン・イリュージョアでクリスタリアを再建するのは決まり事として…。
イリュージョアはどこにあるのかな??
最後にポロっと出て来るだけなのかな??

 

あと3回かぁ…。

『機界戦隊ゼンカイジャー』は楽しみだけど、もう予告が流れてる。
今回は早くないですか??
映画が控えてるからでしょうか。
45記念作だしね。
気合入っていますね。

そうなると、40作目の『動物戦隊ジュウオウジャー』はあまり記念作という特別扱いがなされていなかった。
可哀想ですね…。