細長いバンバが変身するとえらく分厚くなるリュウソウブラック。スーツアクターは数々のヒーローを長きにわたり演じてこられた竹内康博氏。振り幅広い演技力と滑らかなアクションが魅力。ファンの筆者が遂に思いの丈を語る。否、吐くっ。大ベテランには誰も何も言えないであろうから…。
2019年10月13日 9時30分~
テレビ朝日系列 放送
『騎士竜戦隊リュウソウジャー』
第30話「打倒!高スペック」
脚本 下 亜友美
監督 坂本浩一
[ゲスト]
西園寺 智美 長澤奈央
三浦敦史 橋本全一
[目次]
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凝ってる
わざわざこのような雑誌まで制作。
記事も読んでみたいけど、字が細かいのでまた今度にしよう…。
このイヤラシイ ヤな感じ…。後半もそうですが、よく出ていますね。うまい。まさか地ではないですよね? 地ではお仕事できないですよね…。
カナロが相談している、結婚相談所のパンフレットもそれらしく制作されいました。凝っていますねぇ。
「ガチレウス様」
クレオンが振り向くとコワいガチレウスではなく、楽しいワイズルー様だった。クレオンはホッとするが、筆者はガッカリした。ワイズルーもいいんだけれど、最近はガチレウスが特に気に入っているので。
というか、スーツアクターの森さんに注目しているので。
今回の怪人はデュラハンマイナソー。クレジットの位置的には森さんが演じてらっしゃるのではないかしら。それにデュラハンマイナソーは豪快でした。
戦闘シーンのカメラアングル
グルグル回転して面白かったです。
回転しちゃうとアクション自体は観にくい。でもここはアングルが動くことが見せ場であるし、偶にはそういうのもいいですね。
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健闘した小原唯和さん
『渡る世間は鬼ばかり』並みの否それ以上かと思われるナダ役の長田成哉さんの長台詞。そこへ合の手を入れるトワ役の小原唯和さん。
芝居巧者な長田さんの独壇場ともいえるシーンに、トワとしての存在感と意味を持たせなくてはいけない。
邪魔せず、かといって負けていてはいけないし。でも、特段のセリフも動きもない。
難しかったですね…。
でもその中で対抗されていたと思います。
別行動組でコウと対立していたけど分かり合って、お兄さんのバンバのことも見てきて…その立場や思いが若者らしく出ていたと思います。
マスターグリーンとマスターブラック
ガイソーグの兜を被るとかつてそれを被った人の記憶が見える。ナダはそれで知った。マスターグリーンのことをトワに話す。
その過去シーンの映像では、マスター役はそれぞれのスーツアクターさんがされたのでしょうか…ねぇ。
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魅力益々カナロ
捕まってマイナスエネルギーを生み出しているゲカプリこと三浦敦史。結婚アドバイザーの西園寺智美さんが連れてこられてお説教?される。更にマイナスエネルギーを放出する。
そこへ説得にやって来たカナロ。モテない辛さに共感を告げる。そして結婚とは…と語る。
鬱陶しいナルシストキャラ。マシになってきたかな!?と思っても、少々ズレてる。
不器用というか、実直過ぎるというか…。一生懸命感。イイ味出てきました。こちらも注目です!!
レジェンドは大切に
結婚相談所のアドパイザー西園寺智美 役として『忍風戦隊ハリケンジャー』ハリケンブルー/野乃七海 役の戦隊レジェンド長澤奈央さんが出演。
筆者は特撮ファンと言いつつ、よく知りませんでしたが、長澤さんは他にもゲスト出演をたくさんなさっていたのですね。
- ウルトラQ dark fantasy 第17話「小町」(2004年、テレビ東京系) - 小町 役
- ウルトラマンマックス 第13話・第14話(2005年、中部日本放送) - 小田夏美 役
- 仮面ライダーW(2010年) - リリィ白銀 / インビジブル・ドーパント(声) 役
- 海賊戦隊ゴーカイジャー(2011年、テレビ朝日) - 野乃七海 / ハリケンブルー(声) 役
- 非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛 第7痛 - 暗黒十本槍 十の槍ハーデズキン(ジャカンイエロー・テントライジャー)の声
- 仮面ライダーフォーゼ(2012年) - 宇津木遥 役
凄いですね!!
特撮ヒーローの方で、小川輝晃さんのように幾つかされている方もありますが、筆者は特撮界では基本その役だけにしてほしいという考えなんです。
しかしながら、長澤さんは既にこんなに出ていらっしゃる…。ヒーロー役ではないですが。
ここまで来ると、もうお馴染みの常連さんですね。
きっと現場で使い易い、一緒にお仕事が気持ちよく出来る方なんでしょうね。
今回、カナロの説得?で、ゲカプリの改心が(まさかの)成功。
それを見て西園寺さんは「成長しましたね」と笑顔で言う。
レジェンドお姉さまの言葉ですね。
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竹内康博 氏への想い
筆者は竹内康博 氏のファンです。
竹内氏は戦隊に数十年数十作 出続けていらしゃる大ベテラン スーツアクターさんです。
年々お身体が分厚になってきておられています…。
『動物戦隊ジュウオウジャー』ジュウオウライオンの頃は、ゴツくなられたけれど筋肉っ!!て感じでした。この作品では変身前もジュウマン役でライオンマスク被っての芝居シーンもありました。
『宇宙戦隊キュウレンジャー』ではオオカミブルー。変身前も着ぐるみ姿でずっとご出演。このオオカミブルーも特に好きだったです。
変身後のスーツは今までにない変わったデザイン、素材でできており、分厚いゴワゴワしたものだった。面白かった。
でも、これがよくなかったのかもしれません…ある意味…。
昨年の『怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』ではルパンブルー。
前年と打って変わってクールな役をクールに演じていらっしゃり、その豹変ぶりにも驚きの感動でした。コスチュームにはマントがあり、前半は何とか隠れていた。しかし後半からアレ?……最後の方はファンのとして見て見ぬふりをしていた。
今作、リュウソウブラックになられてから最初、少しシボられたようで、身体が薄く、スリムに(ちょっと大げさ)なられてちょっとホッとしていたんですよ!!
しかし最近は…また分厚く、丸みが気になっていました。
中年太りってやつでしょうか?…。
夏は暑かったでしょう。ビールたっぷり飲まれたのでしょうか? 痛風に気を付けてくださいね。華麗なアクション出来なくなっちゃいますよ。
大ベテランには誰も何も言えませんからね。
ファンだからはっきりキッパシ言います。
「竹内様、お願いですから痩せてください!!」
同期の高岩氏が主演を退かれました。平成から令和になりました。日下秀昭氏も勇退されました。若手も台頭してきています。
でも竹内氏にはまだまだまだまだ戦隊ヒーローで活躍される姿が見ていたいです。
と、遂に書いてしまいましたが、
今回のシーン
この次の瞬間リュウソウブラックが飛び出し、タッタカタ~と走る。独特の演劇的、アクション的な走り方。
ルパンブルーはスラリと細長い、濱 将悟さんでした。今作のバンバの岸田タツヤさんも細長い。
リュウソウブラックは、飛び跳ね気担当ではなく、大人で技巧派で力強いキャラ。
変身するととてもゴツくなることになる。
見た目は実際えらく違うんですが、でも細長かったバンバが変身したように見える、思えるから不思議というか、スゴイ。
凄いリンクする力。憑依?というか、表現力ですよね。ベテランだからではなく、センスと演技力なのではないでしょうか!?
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薄っぺらい…コウ
苦戦するリュウソウジャーに加勢したガイソーグのナダ。
マイナソーを撃退することができた。
コウはナダに歩み寄り「信じていた。」と共闘を呼び掛ける。
能天気で無邪気な笑顔。熱血、純粋、善良で良い子ちゃんヒーロー。
レッドに相応しい。好人物のコウ。
「マスターに選ばれるのも納得や。」
しかし鬱積の怨念でコウを背後から切りつける。
筆者はとても能天気なんですが、このナダの気持ちもよーくわかります。ナダ側の人間なので…。
コウは、ただただこういうコウ、初めからこうだったのではなく、アスナと出会ってから変わった、と27話で語られました。
しかし、変わったとしても、成長したのであって突然変異したわけではないし、積み重ねなんだから、その先にある姿としての人物像を感じたいなと思うんですよね。難しい子ことだけれども。
子供路線を追求しているかのようなこの『リュウソウジャー』では、そこまでは目指していないのかもしれません…。
特に今回は屈折した黒いナダとの対比をメインにしているのかもしれませんね…。