「それはアンタの都合でしょっ。こっちの都合ってもんがあんだよ!!」と、創生巨大怪人にくってかかるアスナ。「美味しいもの食べてもお腹は膨れないつうのっ」叶った夢。「そこに私の仲間は いなかったっ!!」ドスの利いたアスナの独擅場に共演者、視聴者もビビる!?
出典:騎士竜戦隊リュウソウジャー 第47話より
2020年 2月 23日 9時30分~
テレビ朝日系列 放送
『騎士竜戦隊リュウソウジャー』
第47話「幸福と絶望の間で」
脚本 山岡潤平
監督 坂本浩一
[目次]
- オープニング曲でピンチ感じる
- 見せ方がオモシロイ
- メルト活躍
- 想定外?
- 車道に人が並ぶように!?
- 『仮面ライダーゴースト』っぽい
- バンバがスッカリ自然態
- 復活のワイズルー
- 優しきカナロ
- 「こっちの都合ってもんがあんだよ」
- 筆者の感想
オープニング曲でピンチ感じる
オープニングがめちゃめちゃゲキ速でした。
かなりだと思います。
最速かも!?スーパー戦隊史上。
それだけ今回は中身びっしり何だろうなぁと、緊張を感じました。
ついでに……
全体の都合があるでしょうが、ゆっくりな日は、今日は中身薄いのかしらぁ~と緩い気分になるんですよねぇ。
見せ方がオモシロイ
コウの目線だった
冒頭、小さな置き鏡に映ったコウ。
それ自体は はめ込みだと思うけれど、その画が動くと ういちゃんのお父さんがいる。
寝ていたコウが目覚めて、見た目線だった。
コウの向こうには…
買物に出かけたコウ。名を呼ぶ声がする。コウの背後から映した画が動いていくとそこにはナダがいた。呼んだのはナダだった。
声 それはクレオン それは夢だった
コウを「リュウソウジャー」と呼ぶ声。その声は…と思ったら…クレオンだった。
??
「起きろ」
寝ていたのだった。
戦いの末、皆眠らされていた。夢だったのだ。
筆者は、コウが買い物に出る時に首を傾げた時に、幻想のような夢を見ているのだと思いましたが、うまい流れでの見せ方でした。
好きです、こういうの。
影 動く
カナロは何か思っている。戦うことに疑問を。
というのは、カナロのクローズアップから伺い4知れていた。
そのカナロの影が曲がるように動いた。
影がこうやって動くのは不気味で気持ち悪いですよね。
何だか…どこかで見たような演出です。
どこでしたっけ??
ちょっと思い出せません…。
『エヴァンゲリオン』とか??
メルト活躍
ほくそ笑ムフフ
メルト役 網啓永さん。
水色の髪。
スーパー戦隊では、だいたいレッドが茶髪なんだけど、そういうキャラではない場合は他の一人が変な色の髪なんですよね。
今作は、セーラーマーキュリーのように頭脳派のメルトが青髪に。
目立つ…だけども、むしろ役者さん的には損というか…。
何せ、カツラかないと誰か分からない。
お顔もメンバーの中では一番地味っぽい方…。だから なのかなぁとも思っていました。
『リュウソウジャー』前期を観ていなかった筆者は、夏映画を拝見して、メルト役の網さんって、失礼ながら意外と演技派なんだなぁと思ったのがとても印象に残っています。=夏映画の感想って感じです。
今回のメルトの夢の中、女の子たちに噂の熱視線に、ムフフと ほくそ笑む。
その微妙絶妙なほくそ笑み方がとてもよかったです。
あ゛ー
エラスに取り込まれてしまったメルトとアスナ、クレオン。
メルトは突然「あ゛ー」と大口開ける。
クレオンの汁を飲んでマイナソーを生んで脱出するという作を立てた。
そして飲むと、
「苦い」これってアドリブなのかな??
メルトは、陽か陰か というと陰だし、否定的、消極的だから、巨大マイナソーを生むのも納得できますね。
トゲトゲの巨大マイナソーが出現すると同時に脱出成功。
でも、何故それと同時に脱出できるかは、疑問なんだけども…。まぁいいことにしておきましょう…。
想定外?
コウは夢の中で、ナダと卓球。
水辺のコウは、ナダに後ろから驚かされて、驚く。
が、コウは少し早く驚きかけたように思いました。
ナダの驚かしは予想に反したタイミングだったのでしょうか?
撮影ではアドリブも結構 自由にできるという記事を読んだことがありますし、リハとは違ったのでしょうか…。
車道に人が並ぶように!?
コウが目覚めると、そこは街の道路だった。
道路中に人々が倒れて眠っていた。
その様子を見た時、ヘンだと思いました。車道にも人が並ぶように一面ほぼ均等に寝ころんでいる。
でも、このような事態の時、人々はきっと逃げる最中だったのでしょう…。車道も何もあったもんじゃなかったのでしょう。
とりあえず納得できました。均等ぽいけど…。
『仮面ライダーゴースト』っぽい
巨大になった不気味な怪物。
エラスはプリシャスを取り込み、巨大化していた。
その姿に『仮面ライダーゴースト』を思い起こされた。
その究極体の姿が似ているいるわけではないですが。
巨大化して街にビームを放っているシーンは共通します。
融合したり、創生したり…も似ています。
声は女性っぽく、機械的、無機質的な声というのも。
でも、こちらはプリシャス役の朴璐美さん。
やはり、その力もあったかなと思います。深さ、重さといいますか…。
バンバがスッカリ自然態
メルトとアスナ、クレオンがエリスに取り込まれてしまった。
洞窟に避難していたメンバーたち。そこでのバンバは別人のように自然に快活に話していた。誰が話しているのか??と思うほど。
マスターブラックへによる人間不信が解決したからなんですね。
復活のワイズルー
復活したワイズルーは おとなしい。
ドルイドンVSリュウソウジャーというか、エンターティナー対決で敗れ去り、一度は消えた身。すっかり改心したのでしょうね。前回ではプリシャスにも優しく声かけて手を差し出していましたものね。
あの感動の退場回。
最後のセリフ「終幕…」
あの時には復活することは声優の緑川光さんはご存知だったのでしょうね。
実は筆者、その「終幕」に疑問を感じていたんです。
最後に感じなかった。でも最後だと思っていたので、言い方、ニュアンスが若干違うんじゃないかと思ったんですよ。本当は引っ掛かっていたんです。
でも、全体的には感動的だったお話でした。最後だと思い込んでいたし、そこで書くのも、難癖付けてるみたいになるかと思い、カットしました。
緑川さんのあの「終幕…」には、最後じゃない思いが含まれていたんだなぁと、改めてその器用な表現、プロの技に感動しています。
優しきカナロ
「戦う意味があるのか!?」
目覚めたところで荒廃した世界。
幸せな夢を見ているのだったら、そのままでいいんじゃないか!?
優しさゆえ。
戦いを避けて海へ移ったリュウソウ族。
エコが好きだから、労をエコろうとしたのでしょうか…。
この時の しゃがみ込んでいるカナロの髪がボロボロクシャクシャ。
いいですねぇ。こんな戦いですから、いかにも らしい です。
「こっちの都合ってもんがあんだよ」
アスナ怖っ。思わず つぶやいてしまいます。
男性陣もきっとビックリだったでしょう。
凄いパワーですね。尾崎真花さん。こんなに可愛いのにね。
この人だから、大食い怪力パワー キャラになったんでしょうね。
エラスは、戦いばかりを繰り返す人間たち。なので夢を見させ そのエナジーで作り直すと言う。
しかしアスナはキレる。大爆発。
「そんなの ただの記憶、幻想でしょ」
「夢の中でおいしいもの食べてもお腹は膨れないつうのっ」
出典:騎士竜戦隊リュウソウジャー 第47話より
前半で流れたアスナの夢の中。
完食を喜びハイタッチを交わす。でもそれは見知らぬ おっちゃんたちだった。
人間は、間違いや失敗をするけれど、仲間と一緒に励まし 助け合って、笑ったり悲しんだり…したい。
仲間の手のぬくもりも感じて…。
「アンタの見せた夢に私の仲間たちはいなかった!!」
「カナロッ!! わかったかっ!?」
と までは言ってない。
ところで、この ↑ すり鉢、初めに見た時、乾いているのでヘンだなと思ったんです。何故??汁気が全くないのかと。
夢、幻想だからなんですね。
食べたことになっていても、食べてない。
「ない」ってことなんですね。
それにしても、このすり鉢、汚いですよね。ちゃんとしっかり洗ってなくて汚れが染みついている感じ…。
筆者の感想
終盤の変身シーン、カッコよかったですね!!
皆さんお芝居、工夫されていて、気持ちもこもっていて、とてもよかったです!!
卒業ですね。