命、消えて無くなるその時まで燃やし切る。
「軽々しく生きてる意味がないなんて、言わないでくださいっ!!」「お兄ちゃんは大切なたった一人のお兄ちゃん」「こんなに大切に想ってくれている人がいるのに何でわからないの?!」「俺はここにいるんだ」
前話では、タケルは仮面ライダースペクターに2度も敗れた。甦る為に必要な眼魂 (アイコン) も奪われたのだった。
『仮面ライダーゴースト』第6話
「運命!再起のメロディ!」
自信喪失し、姿を現す事が出来なくなったタケル。あかり砲によって見えるようになっても、すぐに消えてしまうほど……
おっちゃん仙人「そのままだとずっと誰にも見えないままだな」(セリフ類は要約)
タケル「それじゃあ死んでるのと同じじゃないかぁ……」更に落ち込む。
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不可式現象研究所への依頼
学生にして著名な作曲コンクールに入賞している君島康介さんの妹 陽子さん。兄の周辺では音が消える不可式現象が起きるようになった、とのこと。
様子がおかしくなったのは、謎の黒ずくめの男から、ベートーベンの直筆の楽譜を譲り受けてから。
御成とアカリはお兄さんを尋ねた。タケルは眼魔の仕業だと思うと意思がはっきりしたようで、姿が見えるようになった。
しかし、お兄さんに説明するも通じない。
康介 「作曲出来なければ意味がない。生きているとはいえない」
タケルはまた姿が現せなくなってしまった。
アカリ「軽々しく生きてる意味がないなんて、言わないでくださいっ!!」
あかり砲で眼魔もタケルも見えるようになる。
タケルは変身し、戦いは外へ移る。タケルは焦っていた。早くしないとアイツがやって来る……と。そして早速やって来てしまった。
スペクター「俺が相手をしてやる」
タケルはムサシのアイコンを使おうとしたところ、エジソンのアイコンを使ったスペクターに手首を掴まれ電気ビリビリ技をくらい、変身は解け、落としてしまう。慌てて拾おうとするが、迫る来るスペクターへの恐怖感……
スペクター「置いて行け」
タケルは消えてしまい逃げる。
スペクター「本当にいいんだな」
拾おうとした瞬間、戦いを見ていたアカリが先に拾い睨み返す。
スペクター「今日のところは見逃してやる」
タケルは少し離れたところから見ていた。
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筆者は
ええ?! 置いて行っちゃうの?! 要らないの!? ビックリあきれましたが。当人にとってはもういっぱいいっぱいギブアップ状態なんですよね……
現実世界でも、傍目には頑張ればいいにぃと思うことも、そういうことなのでしょうね……
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スペクターに変身する人 (名前がまだ語られていない) が、何やら手にピンク色に光るアイコンのようなものを持って話している。それは女性の声で、この人をお兄ちゃんと呼んでいる。
謎のイケメン「味方してくれたと思っていいのか?」
スペクターの人は「貸しておく」エジソンのアイコンを渡す。
イケメン「益々君の目的が分からなくなってきたよ」(いやホントに……)
アカリはタケルの居そうな場所へやって来た。
(後のシーンでタケルはこの場所を「軒下」と言う。けれども軒下とは、屋根の下の事。ここは、床下だと思います)
アカリさんは、非科学的な事は信じないというリケジョ。でも、姿の見えないタケルやおっちゃんがそこに居るか居ないかが何となくわかる。
アカリ「タケルが死んだり、生き返ったり、仮面ライダーになったり、眼魔やおっちゃんが見えるようになったり、色んな事があって追いつけていないけど……本当に辛いのはタケルだってわかってる。でも私もどうしていいかわからない」
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康介さんのの作曲が完成した。眼魔の囁かれ、屋上から飛び降りようとしていた。
駆けつけた一行。
康介 「名曲は死んでこそ歴史に残る」
御成 「喝っ!! 精進し続けた者が歴史に名を残すのですぞ」
見えないタケル「そうだよ。ベートーベンだって、聞こえなくなって死のうとした。でも考え直した。諦めなかったんだ。だから歴史に名を残せた」
アカリ「歴史に名を残す。そんなに大事な事なの?」
タケル「いや……」
康介 「生きていても意味なんてない」
陽子 「そんな事言わないで。お兄ちゃんは大切なたった一人のお兄ちゃん」
アカリ「こんなに大切に想ってくれている人がいるのに何でわからないの?! あなたが今ここにいる事が大切なの。生きている意味とか、生きてるとか、死んでるとか、そんな事どうでもいい」
タケル「そうか……俺はここにいるんだ。この命が消えて無くなるその時まで、俺は命を燃やし切る。俺は俺を信じる」
康介さんは元に戻る。しかし眼魔の囁きによって再び、飛び降りようとする。タケルが抱きしめると倒れ、英雄ゴーストが現れ始める。
スペクターの人は少し離れたところから見ていた。変身し奪いに行こうとするがやめる。
気合いの入ったタケルは変身し、ベートーベンのアイコンも手に入れた。
戦いの場所はこの屋外ステージへ移った。雨が降っており舞台も少々濡れている様子。二人はスケートかカーリングのように滑って位置へ着いた。
(ベートーベンなので舞台が場所に選ばれたのでしょうか? 床も目玉みたいですしね)
アカリが守ってくれたムサシのアイコンを届けてくれ、眼魔を倒した。
スペクターの人は、また話していた。「今回だけだ。今回だけはアイツに花を持たせてやる」
不可思議研究所には、陽子さんからお礼の手紙が届いていた。「音楽をまた楽しむところから始めたい」とも。
タケル「そうか。悪くないね」とアッサリ。
御成さんは、とても喜んでいた。(その姿に筆者も嬉しくなった)
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タケルの部屋兼、父の研修室にあるモノリスの前、おっちゃん仙人は、
「乗り越えたな。そろそろ次の準備を始めるか……ふふふふ」
2つの疑問点
①アカリは、スペクターが見えましたが、スペクターは死んでないのかな? アカリ砲もかけていないけど。
②音符眼魔は音を消してしまいますが、
学校でタケルたちが初めて消されるシーンで、周りの人たちは消えているけど、すぐ横のタケルたちは、会話している。
音楽室でも消される。話し声が聞こえなくなるがピアノは聞こえている。
眼魔と戦う仮面ラダーゴーストのシーンでは、眼魔とタケルの声は聞こえる。
これら説明兼、心の声なのでしょうね。ピアノも視聴者に対するものとして。
しかし最初のはおかしいよね? 筆者が分からないだけなのかな??
筆者の感想
「出来なければ意味がない。生きているとはいえない」
何かを目指している人は、眼魔に囁かれなくてもそうなっていく……ところがありますよね……「精進あるのみ」「諦めない」そう思って頑張って……
でも、負ける事もある。だから不安。頑張らなくては!!という思いと焦り。無情にも迫りくるピンチな現実に恐怖し……
「生きている意味とか、生きてるとか、死んでるとか、そんな事どうでもいい」
色んな事を乗り越えて、わかる言葉ですね。本当に……
今話、泣けました。
「楽しむところから……」深くて広いですね……