ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

和田圭市 氏 レジェンドの姿 見せつける『海賊戦隊ゴーカイジャー』④

『五星戦隊ダイレンジャー』から天火星・亮の和田圭市が出演。

「ヒーロー大決戦」により今はもう変身できないという状況。

番組終了からは17年経っている。青年から中年期へ。しかしその肉体もアクションのキレも、気持ちも全く衰などない。素晴らしい!!

 

ゴーカイセルラーを怪人に吸い込まれてしまった伊狩鎧。
五星戦隊ダイレンジャーの天火星・亮と出くわす。

亮は赤龍軒という店をしていた。
壁にシミあり、古びていながら、オシャレさもある…。
町中によくあるタイプの配置、カウンター席と、その後ろ側、壁側に寄せてテーブル席。

ごく当たり前に、壁に向かってのアングルと、何故か反対からも撮影されている。 

 

f:id:moon-tiara-action:20200812074411j:plain

出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第33話より

この際には、テーブルを通路に移動させ、カメラマンが壁との隙間に入っている、又はスタンド式のカメラ??なのでしょう…。

しかし、そうまでする意味が分かりません…。
ただ単に、反対からの画で変化をつけたかっただけなのかな??

それとも…カウンターに並べられている お酒?? でも映したかったのでしょうか??

 

 

2011年 9月25日~10月30日
テレビ朝日系列 放送

『海賊戦隊ゴーカイジャー』

第31話~36話

 

 

 

主な制作陣

監督   

竹本 昇、坂本太郎、加藤弘之

 

脚本   

下山健人、石橋大助、荒川稔久、香村純子

 

 

レジェンドゲスト 

『超力戦隊オーレンジャー』

星野吾郎       宍戸勝

丸尾桃        さとう珠緒

 

『五星戦隊ダイレンジャー』

天火星・亮      和田圭市

 

『炎神戦隊ゴーオンジャー』

江角走輔       古原靖久

 

 

声の出演 追加配役

炎神マッハルコン   平田広明

 

 

 

声の出演 ゲスト

『炎神戦隊ゴーオンジャー』

炎神スピードル    浪川大輔

炎神バスオン     江川央生

炎神ベアールV     井上美紀

ボンバー       中川亜紀子

 

 

ゲスト

マサ         新堀和男

カヨ         神尾直子

サブ         ショッカーO野

カイン        君沢ユウキ

 

 

スーツアクター 追加配役

ゴーカイレッド、ゴーミン(33話)

福沢博文

 

ゴーカイブルー、ゴーミン(33話)

押川善文

 

ゴーカイイエロー、ゴーミン(33話)

蜂須賀祐一

 

ゴーカイグリーン、ゴーミン(33話)

竹内康博

 

豪獣神、バス完全体

浅井宏輔

 

害統領(二代目)ババッチード

今井靖彦

 

 

 

ストーリー

第31話「衝撃!!秘密作戦」

[怪人]サリー、バスコ完全体

お宝ナビゲートでナビィは「ワォーワォーワォーワォー」と叫んだ。
鎧ですら想像つかない。
ゴーカイジャーたちは とりあえず街へ探しに出る。

すると、「大いなる力を差し上げます」というプラカートを持った女性がい。
U.A.O.H.超力戦隊オーレンジャーの丸尾桃さんだった。

丸尾さんは買い物につき合わせたり、マッサージ、食事のもてなしをさせた。
デザートには みたらし団子を買いに行くよう要求。

時間を気にしていることを見破る元ザンギャックの軍人ジョー・ギブケン。
あっさりと認める丸尾。ゴーカイジャーを足止めするのが目的だったのだ。

星野吾郎 隊長は一人でバスコと取引に向かっていた。
ギガントホースの位置と引き換えに大いなる力を渡すという…。

「時間になっても連絡がないということは、作戦は失敗に終わったということ」 
丸尾桃は大いなる力を渡そうとする。

が、マーベラスは手で弾く。

「要らねぇな。俺たちは海賊だ。欲しいモンはこの手で掴み取る」 

 

f:id:moon-tiara-action:20200812073507j:plain

出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第31話より

 

取引現場では、バスコは取引する気などなく、大いなる力を奪い取るつもりだった。 
しかし星野隊長も同じだった。罠を仕掛けていた。

だが、バスコはちゃっかり逃れると、大いなる力を奪いにかかる。
星野隊長は更に爆弾も仕掛けていた。

バスコ「へぇ やるじゃん」

 

筆者も同感。
取引なんて、いかにも情けないことになりそうだったので…。

 

でも それも失敗に終わる…。
そこへ海賊たち登場。
海賊版オーレンジャーにもゴーカイチェンジし撃退した。
かに見えたが、平然としているバスコ。
真の姿を見せる。
バスコ完全体。

力の差に、ゴーカイジャーたちは破れ 倒れる。

 

どんでん返しの繰り返しだった。
バスコの真の姿も遂にお披露目される。

筆者は放送当時、怪人態があるとは思っていなかったので、びっくりしました。
怪人なので当たり前だけど、ちょっと気持ち悪い…。

冒頭のナビィの「ワォーワォーワォー」の叫び。
単純に面白かった。

  

 

 

第33話「ヒーローだァァッ!!」

[怪人]ザキュラ(声・龍田直樹)

ザンギャックのワルズギルは「食べたくない」と駄々をこねていた。
そこへ怪人ザキュラがやって来る。お腹部分が大きな顔であり口。
ワルズギルの豪華な食事を全部吸い込んでしまった。

ワルズギルは無くなってみるとお腹が空いてきて「メロンだけでも戻せ」と言うが、
ザキュラは「一度吸い込んだもの出せない」と言う。

 

バスコの攻撃で一番負傷の大きかった伊狩鎧も全快し大ハリキリ。
快気祝の食材を買いに出る。

そこで出くわしたザキュラはスーパーの商品を食べつくしてしまう。
変身し、元気全快で交戦するシルバー。
ザキュラは吸い込んだものを吐き出して攻撃する。

吐き出すことは出来るのだった…。

 

変身解除となった鎧はゴーカイセルラーを吸い込まれてしまう。
意気消沈、茫然と街を歩いていると、出前の自転車とぶつかる。
それは、五星戦隊ダイレンジャーの天火星・亮さんだった。
餃子を御馳走してくれた。

が、頂かずに帰ってしまう鎧。

大喜びしておきながら、失礼だなぁ…と思われるれど、
ゴーカイセルラーを失ったショックでドン底にいた。

 

商店街の人たち役には、豪華ゲスト。
アカレンジャーなどのスーツアクターをされていた、レジェンド新堀和男

戦闘員や他分野でも活躍されているショッカーO野

ヒーロー役、怪人幹部で長きに渡り活躍されている神尾直子
(ゴーカイレッドスーツアクター福沢博文の奥様)

 

商店街バザーの準備が行われていた。
また出くわした鎧と亮。

鎧にとって、子供の頃の憧れのヒーローの亮が「世界一の餃子で人々を笑顔にするのが夢」と語るが納得できない。
変身出来ないと もう価値がないという考えの鎧。

そこへザキュラとゴーミンが現れ、イベントの食べ物は吸い込まれてしまう。
襲われる人々を見て、助けに行く。
亮は ふっと笑みをこぼし、キレキレのアクションで加勢する。

亮「転身(変身)出来なくなった俺は世界を救うことはできないかもしれない。だが、目の前の敵を見逃すほど、年を取っちゃいないぜ」

とハッピを脱ぎ捨て、ダイレンジャーのキレッキレのポーズと名乗り。

 

放送当時、感動しました!! 痺れました!!

筆者は『ダイレンジャー』を観たことがありませんでした。
前半の中華屋のおっちゃんが元レッドということに、正直、筆者も ちょっとガッカリな気分だったのでした。それが!! …これですよ。

このあとの戦闘アクションも たくさん たくさん ありました。素晴らしくて驚きました!!

鎧の素面アクションも、元々凄かったけれど、感化されたかのように いつもより凄かった!!

ゴーミン役には、なんとゴーカイジャーのスーツアクターさんたちが参加されている模様。
和田のようにアクションが得意なレジェンドさんには、関わりのあるスーツアクターさんが出来るだけ、応戦する役で特別に参加されているようですね。

嬉しい こだわりと おもてなし ですね。 

 

鎧は思い出した。
「ヒーローになりたかったのは、皆を守りたかったから。変身出来るとかできないとか、そんなの関係ないっ!!」

鎧も素面で名乗りをやる。

更に気合が入っている!!
そりゃそうでしょう。和田の名乗りやアクションを間近で見れば…影響されますよね!!

 

二人一緒の素面アクションもカッコイイ!!

亮さんの闘う姿には、リュウレンジャーだけでなく、シシレンジャーやテンマレンジャーも重ねられた。
演出であり、粋な計らい、ここにも おもてなし の心を感じました。

 

二人は、ゴーミンは倒せてもザキュラは無理だった。
そこへゴーカイジャー登場。

マーベラス「うちの見習いが世話になったな」

亮「気にすんな。これも先輩の務めってやつだ」

 

ゴーカイジャーはゲキレンジャーにゴーカイチェンジし、ゴーカイセルラーを取り戻すことに成功。

 

ゴーカイシルバーも加わって、ダイレンジャーにゴーカイチェンジ。
名乗り。

キレは和田の方がいいなぁ…。

でも、ゴーカイジャーは海賊版。
ダイレンジャーそのものではありません。あくまでゴーカイジャーのチェンジした姿…。

それでも、とにかくカッコイイです!!

 

ロボ戦のとき、地上から亮さん、
「ダイレンジャーの大いなる力を使え!!」

ここでも気合が入っていました。
本当に巨大ロボに向かって叫んでいる感じがしました。

 

筆者、よく知らなかったダイレンジャー。
中華屋のおっちゃんになっていた…。

「お兄さん」ではなくなっても、変身しなくとも、変わらぬ肉体とキレのある動き、戦闘アクション。
衰えの微塵もない姿。気持ち。気合の入った声、言葉。

素晴らしかった。
ワクワクを通り越して、観ていて血が騒ぐ感じ。

涙出ました。

そして、放送当時から何年も経ち、観る度に何度でも感動する。
その度に涙が出ます。

筆者の好きな『ギンガマン』。その回の第20話では、大きな気づきとなったので一番好きだな、と思うのですが、こちらの33話も素晴らしく…。

こちらも一番ですね!!

 

和田は亮として、レジェンドとして、素晴らしいお手本を見せてくださりました。
感謝です!!

 

 

 

第36話「相棒カイゾク」

[怪人]ババッチード(声・銀河万丈)

2話続編の後編。
『ゴーオンジャー』から江角走輔と炎神といわれるマシンたち。映画版よりババッチードが2代目として登場。

『ゴーオンジャー』では、ヒューマンワールドやマシンワールドなど11種類もの並行した別次元の世界がある、という世界観。

35話ではガンマンワールドにゴーカイジャーは行って出られなくなっていた。
それらは全て害統領ババッチード(2代目)の策略だった。

ヒューマンワールドでは、部下たちを引き連れ、ワルズギル自ら地上に降り立つ。
ザンギャックVSポッと出のダイアークが戦闘(小競り合い??)を始める。

 

一方、炎神たちの働きにより、ゴーカイジャーと走輔はマシンワールドへは移動できた。

マシンワールドは、高速道路のような道路が張り巡らされた世界。

そこを暴走するスポーツカーのようなマシンがいる。
いわゆる「元気のイイお坊ちゃん」。
それは、炎神スピードルと炎神エアールVの息子だった。

ゴーカイジャーたちが、走りに競り勝つ。
マーベラスの「何もないなら探せばいい」が心に響き、行動を共にすることになる。

ババッチードのバリアを破りゴーカイジャーたちはヒューマンワールドへ戻ることが出来た。

ゴーオンジャーにゴーカイチェンジ。 ダイアークを倒す。 

 

f:id:moon-tiara-action:20200812074910j:plain

出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第36話より

海賊版のゴーオンジャーもオモシロイ。

 

レジェンドゲストの古原靖久さん。
番組終了から まだそんなに経っていないけれど、変わらずイケイケな感じ。

ゴーカイジャーは色んな先輩から勉強できて本当にラッキーですね。

 

筆者の感想

海賊たち それぞれのキャラってほんと面白い。絶妙な組み合わせ。
『ゴーカイジャー』としても。

当時から好きでしたが、10年近く経って、改めて観ても面白いし、泣けるし、キャラクターも作品も、更に良さが分かるようになり、より一層好きになりました。