ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

マーベラスとジョーさりげなく名コンビ『海賊戦隊ゴーカイジャー』⑧

人気作品とは出演者スタッフ…様々な要素がハイレベルで好プレー好連携なのでしょう。

キャプテン・マーベラスとジョー・ギブケン。
二人の絆がゴーカイジャーを作った。
二人のやり取り、二人だけのシーンは特に味わい深い。

若き俳優さんが1年近く演じてきて、いいお芝居を見せてくれる。

 

f:id:moon-tiara-action:20201005180310j:plain

出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第47より

 

2012年 1月15日~ 1月29日
テレビ朝日系列 放送

『海賊戦隊ゴーカイジャー』

第46話~48話

 

 


主な制作陣 

監督        坂本太郎、渡辺勝也

脚本        香村純子、荒川稔久

 

 

ストーリー

第46話「ヒーロー合格」

[怪人]

ジュシュ(声・日下秀昭)

 

ニンジャマンはゴーカイガレオンに滞在していた。
大いなる力を渡すに値するかを見極める為、海賊たちの様子を観察していた。

宇宙海賊たちは気ままな暮らしぶり。
ニンジャマンは「鍛えてやる」と外へ呼び出した。

しかし来たのはやっぱり、ハカセ、アイム、鎧だけ。
練習ではアイムに手加減する二人。

一方、新たな怪人はジュジュ。
街の人々に何かを放っていた。
応戦するゴーカイジャーにも。

洞窟に帰ったジュジュは、呪文のようなものを唱える。
すると何かが刺さった人々は荒れ狂い出す。

インサーン役のスーツアクター大林勝扮するサラリーマンは電気屋さんから商品を持ち帰ってしまう。

後にパトレン3号を演じることになる、まだまだ新人さん??だった五味涼子さんはOL役で、パトカーに落書きをする。

そうそう、大林はパトレン2号ですね。

 

ゴーカイガレオンではハカセと鎧が悪態付き大喧嘩。
外へ出て、変身して大乱闘。

ゴーカイピンクが止めに入って一喝するが、逆に小高い丘から突き落とされる。
変身解除のアイムに武器を向ける二人。

しかし、怯まないアイム。
ハカセと鎧の心は、呪いを打ち消した。

アイムの膝枕で倒れる二人。
「お帰りなさい」

仲間を信じる心に感動したニンジャマン。

 

ジュジュとの対決。
ゴーカイジャーはカクレンジャーにゴーカイチェンジ!!

恒例巨大戦。
大いなる力は、なんと巨大ニンジャマンだった!!  

 

 

f:id:moon-tiara-action:20201005180359j:plain

出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第46話より

ニンジャマンのスーツアクターは日下秀昭
ゴーカイオーも担当されている。
並び立つシーンは合成でしょうか??

その上、ジュジュの声までされていました。

どうせなら、その3人で戦っているシーンがみたかったですね。
別々に映っていました。

ベテラン日下大活躍でした!!
ダマラスもされていたし、もう…大忙しでしたね。 

アカレッドも。

 

 

 

第47話「裏切りの果て」

[怪人]

サンロイド・ソーラー (声・勇吹輝)

ゴールロイド・ゲロンパ(声・成澤卓)

 

大いなる力は出揃った。
あとはバスコが手にしている分だけ。

アイムは大胆な意見を述べる。
「バスコに電話してみれば??」

マーベラスは電話する。
すぐに出るバスコ。

「で、いつにする??」の問いに、
マーベラスは「明日にするか??」と仲間たちに相談。

全員が「はぁあっ!?」

バスコは早速攻撃を仕掛けて来る。
ゴーカイジャーはサンロイドとゴールドロイドとの巨大戦を制す。

すると、とある屋上で、バスコは愛犬ならぬ愛猿のサリーを撃つ。
ゴーカイメンバーは駆け付ける…。

マーベラスを見つめるアイム、ハカセ、鎧。
マーベラス「手当てしてやれ」
ゴーカイガレオンに連れ帰る。

 

マーベラスは見張り台に一人立ち、思い出していた。
バスコは かつて赤き海賊団の仲間だったが、アカレッドとマーベラスを裏切り、撃ちつけた。
「何かを得るためには何かを捨てなきゃ。俺、アンタたちを捨てるよ」

見張り台にジョーがジャケットを持ってやって来る。
「罠に決まってるだろ」

マーベラス「だろうな…心配すんな。手当てするだけだ」

ジョー「本当だろうな?? うちの船長はお人よしだからな。…よく集めたもんだ…」
ゴーカイジャーのメンバーは皆 はぐれ者たちだった…。

ニヤリと笑みを交わし、ジョーは去る。
ジョーが持ってきてくれたジャケットを着こむマーベラス。

 

夜中、サリーは目覚め、宝箱に手をかける。
バスコの指示だった。

でも親身に手当てしてくれたアイムたちのことを思い、悩む。しばらく迷い続けるが、持ち出す。

森林で待つバスコの所へ持って行く。
その時マーベラスたちは追ってきていた。
「後をつけさせてもらったぜ」
宝箱は空。

マーベラスはサリーを引き留める。
また迷うサリー。
そしてマーベラスの方へ。

しかしそれまでもが作戦だった。
サリーにかけたバナナの首飾りは爆弾だった。
マーベラスは首飾りを取ろうとするが爆発し、マーベラスは倒れる。
サリーは四散。

サリーを仲間にする気か!?と反対していたはずのジョーは怒る。ルカも皆んも。
倒れているマーベラスを置いといて、怒りの変身。

が、しかし、バスコ完全体には叶わず、変身解除で倒れてしまった。

ゴーカイガレオンにやって来たバスコは、レンジャーキーを手にしていた。

 

サリーの演技がよかったです。
目が透き通っていて、変化があって表情に見える。

マーベラスとジョーのシーンもやり取りの中でお二人の表情も豊かでよかったです。

スッカリてっきり物語の中に引き込まれる回です。
サリーが死んでしまって残念です。

 

 

 

第48話「宿命の対決」

倒れていたジョーたちは目覚めた。
ナヴィに連絡するが応答がない。

ゴーカイガレオンでは、ナヴィは縄でぐるぐる巻きにされていた。

床にナイフが突き刺さっている。
それはサリーに用意してあげた果物のナイフ。
サリーが寝ぼけて落とした時の物。

それで縄を切って逃げるナヴィ。

コックピットに隠れてジョーたちへ連絡。
マーベラスを連れて古い教会に隠れていた。

 

バスコは奪ったレンジャーキーを使い、例のラッパで偽ゴーカイジャー出現させた。「ナヴィを探し出せ」と。

 

マーベラスを休ませ、ジョーたちはゴーカイガレオンに乗り込む。
自身の偽物と対峙する。

 

ゴーカイレッドの偽物にナヴィは見つかりバスコへ差し出される。
他の偽ゴーカイジャーたちも集結したと思ったら、それは本物だった。 
ジョーたちは偽物を倒していたのだった。

地上での対決。
偽ゴーカイレッドへ、ゴーカイジャーはオールレッドとなって戦う。
偽物を倒しレンジャーキーは取り戻した。

しかしバスコには叶わない…。
再び変身解除に追い込まれてしまう。

そこへ登場のマーベラス。
ジョーはレンジャーキーを投げる。
マーベラスのゴーカイセルラーに刺さって変身!!

激闘を繰り広げる。一進一退の攻防。

マーベラスは、バスコの足を踏みつけ、何と!? 自分の足の上から剣を突き刺してしまう。 

 

 

 

f:id:moon-tiara-action:20201005180435j:plain

出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第48話より

至近戦。
遂に相討ちで吹っ飛んで倒れる二人。

変身は解除されている。

緑の血を口から流しながらも不気味に目を開けるバスコ。
妖怪的…。

そしてバスコは立ち上がる。
マーベラスも。
が、先に倒れたのはバスコ。

 

マーベラスは胸にバナナの首飾りを仕込んでいた。
バスコがサリーにかけた爆弾首飾りのバナナの飾りの1つ。

サリーは爆発すると分かり、自分のお腹のブックスに入れた。
マーベラスは首飾りを引きちぎろうとしていた。
その時の1つだった。

 

サリーの落とした果物ナイフ。
バナナの飾り。

うまい具合い過ぎるようでもあります。
しかし、全部繋がっているところもドラマチックです。

「情けは人の為ならず」
筆者はこの言葉、あまり好きではないです。
そのつもりでしている人も少なくないので。

でも、純粋な思いの結果、巡り巡って…というのは、素敵ですね!!

 

足の串刺しは、放送当時メチャクチャびっくりしました。
「スーパー戦隊」史上最高に驚きの戦い方。

痛みを感じました。

バスコの顔も怖かった。

 

ただ、だだ、他のメンバーが何度も、結局はやられてしまうのは残念でした。

恒例の怪我メイクで這いつくばっているシーンが多くて、長くて。
だけど、最後は走って駆け寄る…。

そこはちょっと…突っ込みたくなる…。違和感なので…。
他がいいので、全体的にはいいので、そこが余計に残念に思われました。

 

筆者の感想

レジェンド日下氏の大活躍。
サリー役おぐらとしひろ氏の好演。
マーベラスとジョーの絆。小澤亮太さんと山田裕貴さんのいいお芝居。
巡り巡るドラマチックな展開。
バスコ役磯貝圭さんの悪役ぶりも。
鬼気迫り驚きの戦闘アクションも。

それぞれのキャラクターの良さ、面白さ。
キャストさんたちの成長ぶり。
スタッフさんの力。

最終回へ向け、どんどん加速し、充実していっています。