『ゴーカイジャー』はいつも立ち位置が同じ。素面でも、とにかく並ぶときはいつもいつもほぼほぼ同じ。
だけど、このアイム回では真ん中にいる!! 非常に珍しい。
ゴーカイピンクは代役の神尾直子氏。そしてゴーカイレッドは福沢博文氏。
ご夫婦でセンターを割っている。
出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第41話より
2011年11月27日~12月11日
テレビ朝日系列 放送
『海賊戦隊ゴーカイジャー』
第40話~42話
主な制作陣
監督 竹本 昇、加藤弘之
脚本 香村純子、荒川稔久
レジェンドゲスト
『未来戦隊タイムレンジャー』
ドモン 和泉宗兵
声の出演 ゲスト
『侍戦隊シンケンジャー』
シンケンレッド 松坂桃李
シンケンブルー 相葉裕樹
主なゲスト
森山ホナミ 吉村玉緒
森山未来 小宮明日翔
スーツアクター 追加配役
ゴーカイピンク(代役)
神尾直子
皇帝アクドス・ギル
岡元次郎
親衛隊員ダイランドー
おぐらとしひろ
ストーリー
第40話「未来は過去に」
[怪人]
骨のシタリ(声・チョー)
エージェントのメタルA(声・井上麻里奈)
ショットのザンKTO(声・武虎)
ナナシ連中、強化ナナシ連中、強化ノサカマタ、ビービ虫、ピービ、ピービネイル
豪獣ドリルが突然やって来てゴーカイガレオンにくっついた。
豪獣ドリルはゴーカイシルバーがゴーカイセルラーで呼んで来るものなのに。
様子を見に行った伊狩鎧。
コックピットに置かれていたのは未来からのビデオレターだった。
映した出されたのは、タイムレンジャーのドモンだった。
「2010年の10月2日に行き、寝隠神社を守るように」
とのことだった。
ゴーカイジャーは豪獣ドリルで過去へ向かう。
神社には少年がいた。ヘンな怪人が出現。ゴーカイジャーは変身。しかし怪人たちは行ってしまった。
近くで戦いが行われていた。そこでスーパー戦隊のヒーローたちが戦っていた。レンジャーキーはゴーカイジャーの手にあるのに…。
するとゴーカイジャーたちの前にも新たに敵が現れた。「どーせやられてしまう雑魚だから…やっつけてしまおうということになり、ゴーカイチェンジを繰り返す。オールレットやタイムレンジャーで倒す。
神社へ戻ると少年がいた。お母さんが迎えに来た。ついでに一緒に写真を撮る。
ドモンへの報告の手紙に平和に守った証拠写真を添えて、豪獣ドリルを返した。
ドモンは、それを見て涙を流す。
出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第40話より
筆者は放送当時、大好きだった『未来戦隊タイムレンジャー』。
『ゴーカイジャー』には、いつ どんな お話で誰が登場するのか楽しみに、そして心配していました。
でも『タイムレンジャー』からは誰も出てもらえそうにない…そんな気がしていましたから…。
ドモンさんは改名されていていましたが、お姿は変わらずそのままで嬉しかったです。
未来人だからビデオレターのみ、映像を見ている風にでよいのだけれど、一緒に撮影されたようですね。
未来だから、進歩していてリアルなのでしょう。
それから、あえてレジェンドからの伝承を得られる機会が設けられたのかもしれませんね。
『タイムレンジャー』では、現代に恋人とお腹に子供を残して未来に帰ったドモンさん。最も現代に関係のある方が出てくださって、ホナミさんと子供さんがお話に絡められてよかったです。
過去や未来に干渉するお話は本来は好きでない。オカシイですからね。つじつまが合わないのだから。
でも『タイムレンジャー』は未来から来た人たちいうくらいで、ほとんど行き来がない。敵は圧縮冷凍するだけ。
その他は感情的にとてもいい お話だったから、気持ちよく観れていました。
今回ゲストのドモンさんは過去に子供がいる…って、めっちゃくちゃっオカシイですよね…。直接じゃないにしろ、ご先祖様状態だものね。
でもでも、最後にドモンさんが写真を見て泣く姿に、それだけで感動しました。
実際の理屈抜きに、現代に生きる視聴者の感情に合うものでした。
『未来戦隊タイムレンジャー』スーパー戦隊最高の感動名作 - ヒーローズ FOREVER
ゴーカイジャーが過去の時間で、スーパー戦隊の戦いを見ている様子も、面白かったです。
海賊版タイムレンジャーの変身シーンも。
サービス満点でした。
ところで、ゴーカイジャーが寝隠神社を守ったのは、大きな問題のハズ…。でも、未来には大して影響していないということ。タイムレンジャーにも。
なので、長い長い歴史においては大したことではなかったのかもしれませんね…。
ヒーローが倒れたとしても、また別のヒーローが誕生してくれるのかもしれません。
第41話「なくしたくないもの」
[怪人]
ザツリク(声・東地宏樹)
ギガントホースではも主のワルズ・ギルを亡くし、皇帝からのお達しもなく、ダマラスとインサーンが、これからどうしたらよいのか戸惑っていた。
その時、突然 やって来た皇帝アクドス・ギル。側近のダイラントーとザツリクを従えて。
皇帝は愛息を守れなかったダマラスを牢屋に拘束。弁明するインサーンの言葉も聞き入れられず。
ザツリクに海賊討伐の命がなされる。
買い物に出ていたアイム、鎧、ジョーはザツリクに出くわす。
アイムは突撃する。
3人とも脅威的な強さに全く歯が立たない。
ザツリクは「夜は酒の時間」と帰って行く。
ゴーカイガレオンに戻った3人。
その夜アイムは一人で出て行こうとする。
マーベラスたちは気づいていた。アイムの様子がおかしいことを。
アイムの星を滅ぼしたのがザツリクだったのだ。
王も王妃も最期を遂げていた。
マーベラス
「お前は確実に死ぬぞ。それが現実だ。
俺達と初めて会った時なんつった?」
アイムが海賊に志願したのは、宇宙海賊となってザンギャックに立ち向かう。宇宙全体に名が知れ渡る。
アイムの星から逃げ延びた人々が誇りを持って生きられるよう、象徴として生きる 為だった。
アイム「皆さん、私に力を貸してください」
翌日、6人でザツリクに挑む。5人が囮になり、隙をついて、ゴーカイピンクがザツリクの胸の目を破壊する。
その突撃するシーンで、マーベラスたちにアイムが戦いを習った時が回想される。
銃の勢いに吹っ飛ぶ。剣を持つだけで重さに引っ繰り返る。食器を洗う時は泡だらけにした。話も のんびり超天然のズレたテンポ。
しかし4人の時はケンカが絶えなかったがアイムが来てからはイイ感じになった。
マーベラスだけではなく、皆にとってもアイムは無くしたくない存在であった。
ザツリクの胸の目を壊した後は、海賊優勢。
ピンクが、それぞれと2人でゴーカイチェンジをしダブル攻撃をする。
それぞれとホッコリ仲いい、アイムちゃんとの関係性が見れて、素敵な演出です!!
レッドさんとは、2人ともシンケンレッドでした。これはアリなのぉ!? とも思うけど、面白いので、何でもいいやぁ~と思えちゃいます。
ゴーカイガレオンバスターは、ピンク真ん中の特別バージョン。
ザツリクを倒す。
アクドス・ギル「これが海賊か」
第42話「宇宙最強の男」
[怪人]
ダマラス、サリー、バスコ完全体
いきなりの戦闘シーン。
ゴーカイジャーは豪快に軽快に戦っていた。
インサーンは、皇帝にダマラス出撃のチャンスを懇願する。
牢に捕えられていたダマラスのもとへダイラントーと共に迎えに行く。
インサーン「誤解がとけました」
ダイラントー「海賊を倒してからでしょ」
ダマラスは手錠を軽く引きちぎり、牢も吹っ飛ばし出て行く。
筆者は放送当時、あんな怪人が捕らわれているなんて…と思っていたけれど、おとなしくしていただけだったのだ。
紳士的かつ、律儀で、情のある、そして強いダマラスが好きでした。
ゴーカイガレオンでは、アイムが「女星自身」という雑誌を読んでいた。
ハカセそっくりの人が!? 伝説の勇者だとの記事。
大騒ぎのメンバーたち。
実は記憶喪失だと言うハカセ。
腕には星のマークがあるという記事に、ルカと鎧は押さえ込み、腕に星マークを見つける。
マーベラスとジョーは呆れ顔の末、無関心になる。
のん気お気楽に歩いていたバスコのところに現れたダマラスは、強いバスコを軽く押さえ込んでしまう。
今度こそ手加減せず、海賊を倒すように、と。
だが、根性曲がった悪のバスコは、従うフリはしているが…。
鎧たちはハカセをレストランの高級な食事をさせ、思い出させようとする。
ルカは半信半疑。初めて会った時のことを話す。
ゴーカイガレオンの修理を頼みに行った。
出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第42話より
どこから声を出しているのか ?? と、可愛らしいお嬢さんに扮していた。
筆者は放送当時、ルカちゃんとの違いに信じがたかった。別人かと驚いた。
今改めて見ると、可愛い声で声優さんとして活躍していらっしゃるので、何ら不思議ではないですね。
その回想シーンでは、ルカの正体にハカセはビビッて逃げ出す。
その時、ズボンが脱げてカエルのパンツが見えとしまう。
その夜、ハカセは律儀に修理に訪れた。
「一度引き受けた仕事はやる」たとえ怖い海賊が相手でも。信念を貫いた。
しかしゴーカイガレオンのゴミ屋敷状態に、文句タラタラ言いながら大掃除を初め、栄養バランスが整ったおいしい食事まで作り、修理をするハカセは気に入られ、仲間となったのだった。
勇者だと信じているアイムと鎧にチヤホヤされて上機嫌のハカセ。
その帰り道…ダマラスは駆けつけたマーベラスたちと海賊全員をケチョンケチョンにする。
形勢不利過ぎに、立て直す為 逃げようとする海賊たちだが、バスコがハサミ撃ち。
爆撃と共にジョー、ルカ、アイム、鎧が消える。
ワルズ・ギルを葬った憎しみと怒りに燃えているダマラスはマーベラスを公開処刑することにし、連れ去る。
ゴーカイセルラーとレンジャーキーはバスコに取り上げられる。
全く相手にされていないハカセは無視。取り残される。
筆者の感想
どれ見てもオモシロイ『ゴーカイジャー』。それぞれのキャラもいいし。関係性もいい。
こんなメンバーいいなぁ。
アイム回も感動。
けれども、気になること一点。
アイムの両親、王と王妃が何だか上品さがなくて…。嘘っぽかった。
衣装も安っぽくて…。
そこが残念でしたね。時を経て改めて見ても、やっぱり そこがシラケ ポイントでした…。