ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

ワルズ・ギルとバリゾーグ心沁みる最期『海賊戦隊ゴーカイジャー』⑤

ゴーカイオーから強制脱出させられたジョー。その前にはバリゾーグが立ちはだかる。

バリゾーグに改造されてしまったシド先輩。
「魂だけでも救う」。激戦の末、その想いを遂に果たす。

成し遂げた後輩の姿に微笑みのシド先輩の魂は、今行くべき道を差し、見送る。 

 

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出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第38話より

本当にサイボーグが倒れているように、壊れたみたいに見える…。
不思議ですねぇ。 

 

バリゾーグというキャラもよかった。

シド先輩が改造されて…もう戻せなくって…。「死んだも同然」
悲しかった。

ジョーが慕う純情さ、素敵なシド先輩。

「魂だけでも救う」
悲しくも、深いお話でした。

素面も、スーツアクターさんのシーンもアクション、よかったです。
アクションそのものの激しさも、物語にマッチした緊迫感でした。

感動でした。

 

 

2011年11月 6日~11月20日
テレビ朝日系列 放送

『海賊戦隊ゴーカイジャー』

第37話~39話

 

 

 

主な制作陣

監督     渡辺勝也、竹本 昇

 

脚本     下山健人、香村純子

 

 

レジェンドゲスト 

『電磁戦隊メガレンジャー』

伊達健太   大柴隼人 

 

 

 

 

ゲスト

戸井智恵美、高橋直人、太田基裕、伊倉愛美、他 

 

 

スーツアクター 追加配役

ゴーカイピンク(代役)

神尾直子

 

司令官ワルズギル、決戦機グレートワルズ

清家利一

 

 

 

ストーリー

第37話「最強の決戦機」

地球侵攻に苦戦しているワルズ・ギルへ、父である皇帝アクドス・ギルから決戦兵機グーレートワルズか届けられる。

意気揚々と喜び張り切っているかのように、自ら乗り込んで出撃する と言う。
参謀ダマラスは止めるが聞かない。

誰にも負けたことのない宇宙帝国ザンギャック皇帝の息子。
そのプレッシャーとプライドは、一般人の想像を超えたものなのでしょうねぇ…。

自身の能力に自信があるわけではない…。
周りの目や噂も知らないわけではない。

認めさせたいという思い。
孤独な立場にあって、忠実な部下バリゾーグを信頼していた。 

 

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出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第37話より

 こうしてみると、巨大ロボに見えますね。

 

グレートワルズが出撃。
ゴーカイオーで応戦するも、圧倒的な力で追い込まれる。

べラスはかつて赤き海賊団でアカレッドに守られた。
ゴーカイレッドは合体を解除し、仲間たちを脱出させる。

ゴーカイガレオンは、爆発と共に消える…。

  

 

 

第38話「夢を掴む力」

ゴーカイガレオンは不時着していた。

ジョーは、本記事冒頭のシーン、バリゾーグを倒す。

他のメンバーたちは、まさに落ち武者狩りのようにゴーミンたちに阻まれる。
今まではゴーミンには軽く闘ってきたけれど、息を潜め、潜り抜けるように…ゴーカイガレオンのところへ向かう。

 

ゴーカイガレオンのコックピットで倒れていたマーベラスにナビィは寄り添っていた。つついて呼び続けていた。

ゴーカイジャーを蹴散らし、上機嫌のワルズ・ギルだったが、バリゾーグが倒されたことに悲しみ怒って再出撃。
大暴れ。

 

ゴーカイジャーたちは再び集結する。
ゴーカイジャーの大いなる力でゴーカイオーと豪獣神を合体させカンゼンゴーカイオーとなる。

ワルズ・ギルは、グレートワルズと共に散る。

 

筆者はワルズギルも好きなキャラクターだった。
亡くなってしまったのは悲しい。

 

最後はダマラスの目がアップにされ、ゴーカイガレオンが映っているシーン。
「海賊めぇーっ」と言って終わる。

ダマラスは身体から強さが滲み出ている。口数少なく、ワルズ・ギルを大切に思っていた。提言してきた。その想いが伝わっていなくて残念だった。

そしてワルズ・ギルがやられてしまったことに、静かに、もの凄く怒っている…。

筆者はダマラスも好きです。

『ゴーカイジャー』は悪役陣もキャラクターもいいし、お話、設定もいいですね。

悪役さんも人気がありました。
珍しい悪役イベントも開催され、大盛り上がりでした。

映像で拝見しましたが、とても面白かったです。

 

 

 

第39話「どうして?俺達高校生」

[怪人]
ウッドロイド・モリリン(声・勇吹輝)

ソイルロイド・ドロリン(声・丹野宣政)

宇宙帝国ザンギャック皇帝の息子を葬ったゴーカイジャー。
そんな大変な闘いの後も大いなる力を求めて、諸星学園高校にやって来た。 
そこはかつて電磁戦隊メガレンジャーたちが通っていた学校だった。 

メガレッドの伊達健太は先生になっていた。
ゴーカイジャーは、特別な計らいで編入させられる。

それぞれの制服姿は なるほど…。いかにもそれらしく似合っている。
授業を受けるシーンはない。受ける気もない面々がほとんどだけれど、部活に加わったり…それぞれが楽しんでいる。

学校にも行っていなかったであろう海賊たち。
ほのぼのとした時間。
学生たちの平和な日常…など新たな発見、刺激が得られた様子。

いつも命がけで闘っている海賊たち。
単純に、よかったなぁ…と思いました。
レジェンドの伊達健太先生の想いと同じく…。

 

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出典:海賊戦隊ゴーカイジャー 第39話より

学校に仕掛けられた時限爆弾を、生徒たちの力も借りて解除に成功する。

 

ゴーカイピンクのスーツアクトレス、野川瑞穂さんは怪我をされたようで、神尾直子氏がしばらく代役を務められます。 

 

筆者の感想

見返す度『ゴーカイジャー』は、キャラクターがイキイキした、よくできた作品だなぁと感心します。

ただのお祭り記念作品では決してない。だからこそ人気があるだと思います。