特撮テレビドラマ『仮面ライダージオウ』のその後を描く。2号ライダーという位置づけである、仮面ライダーゲイツを主役に据えた派生作品。オリジナルビデオ発売に先行して限定劇場公開された。平成仮面ライダー作品より2号ライダーのレジェンドも登場する。
2020年 2月28日上映
『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』
[目次]
主な制作陣
脚本 毛利亘宏
音楽 佐藤俊彦
アクション監督 宮崎剛
監督 諸田敏
キャスト
明光院景都/仮面ライダーゲイツ(声)
押田岳
ツクヨミ/仮面ライダーツクヨミ(声)
大幡しえり
ウォズ/仮面ライダーウォズ(声)
渡邊圭祐
スウォルツ
兼崎健太郎
ウール
板垣李光人
オーラ
紺野彩夏
柔道界の魔王
熊野準
『仮面ライダー555』より
草加雅人/仮面ライダーカイザ(声)
村上幸平
『仮面ライダーW』より
照井竜/仮面ライダーアクセル(声)
木ノ本嶺浩
『仮面ライダーオーズ/〇〇〇』より
伊達明/仮面ライダーバース(声)
岩永洋昭
『仮面ライダーディケイド』より
海東大樹/仮面ライダーディエンド(声)
戸谷公人
常盤ソウゴ/仮面ライダージオウ(声)
奥野壮
常盤順一郎
生瀬勝久
声の出演
オーマジオウ 小山力也
カッシーン 津田健次郎
スーツアクター
仮面ライダーゲイツ
縄田雄哉
アナザーディエンド
今井靖彦
仮面ライダーウォズ、仮面ライダーバース、仮面ライダーアクセル
永徳
佐藤夏美、小森拓真、浅井宏輔、藤田慧、榮男樹、北村海、高田将司、齋藤謙也、近藤雄太、佐渡山貴仁、渡辺実、大林勝、おぐらとしひろ、佐藤義夫、井口尚哉、寒川祥吾、坂梨由芽、内田卓斗、福田圭佑、菅野慶太、中井絢子、石黒鉄二、佐々木駿也、林本奈々、相田真滉、村上歩夢、米岡孝弘、宇佐見紗風、岡田ひかる、上平田結花、他
ストーリー
テレビ版『仮面ライダージオウ』最終回その後の物語。
2018年。ゲイツは普通の高校3年生、明光院景都として、柔道でメダルを取ることを目指していた。 ところが試合中に怪我を負い、再起不能、選手生命が絶たれてしまう。
突然目標を失ってしまい落ち込む日々。そんな景都の前にウォズと名乗る青年が現れる。
「君を魔王を倒す救世主に導くためにやってきた。そうでないと、常盤ソウゴが最低最悪の魔王として、その名を轟かせる」と言い、ライドウォッチとジクウドライバーを差し出す。
明光院景都は、かつての記憶を取り戻す。
ゲイツライドウォッチとゲイツマジェスティライドウォッチを装填し変身する。最強形態の仮面ライダーゲイツマジェスティとなる。
仮面ライダーゲイツマジェスティ
平成仮面ライダー 歴代の2号ライダー
G3、ナイト、カイザ、ギャレン、イブキ、ガタック、ゼロノス、イクサ、ディエンド、アクセル、バース、メテオ、ビースト、バロン、マッハ、スペクター、ブレイブ、クローズ
(平成仮面ライダー1作目の『クウガ』には2号ライダーが存在しない)
ゲイツを含めた19人分のライドウォッチが胸アーマーやボディに装飾装備され、レジェンドライダーの武器を召喚し使用できる。
アナザーディエンド
白ウォズが変身。デイエンドの能力で幹部怪人やカッシーンを召喚する。外見と能力は『仮面ライダーディケイド』に登場したディエンド変身態のチノマナコに似ている。
筆者の感想
ゲイツごめんっ
作品の制作及び公開がアナウンスされた最初は、観に行くつもりではありませんでした。
日頃のテレビ版を観て記事を書いていくだけで大変。手一杯ですので。
単なる個人の趣味ではありますが、サイトを作って書き出してしまったため…何とか続けようとしている状態です。
ところが、柔道界の魔王役にプロレスラーの熊野準選手が出演と知り、これは行かなくてはっと即決したのでした。
なので、この記事のタイトルは「ゲイツごめんっ!! 熊野選手を観るために…」って感じだなぁと思っていたんですよ。
せっかくの公開時期が、新型コロナウィルス問題と重なり、特に主演の押田岳さんには気の毒な事でしたね。
筆者は行くと決めたからには行く。全く躊躇や迷いはありませんでした。
公開している映画館が少なく、初めての映画館へ。道に迷い、少し遅れてしまいました。
筆者、客電が落ちる前から着席し、心して挑みたいのです。予告CMもしっかり観るというのが見方なのです。
いつもの映画館よりも予告の画質がキレイな気がしましたが、本編の映像は荒いようにも感じました。
『ジオウ』の中では、ゲイツは 人らしくて いいキャラ。筆者には最も好きな登場人物。でもテレビ版では その良さが存分に描かれていなかったように思います。そこ残念でした。
何といっても記念作品。多数のレジェンドゲストを交えたお話。仕方なかったことでしょう。
ゲイツを主役にしたこの作品は、十二分にゲイツを堪能出来て良かったです!!
テレビで流されていた予告CMでは、何だかゲイツがやけに熱いなぁ…と、いったいどういったものなのか??と、ちょっと引き気味でした…。
作品を観て納得。良い作品でした。
観に行って本当によかったです。
柔道界の魔王 役 熊野準(ひとし) 選手
「高校生に見えない」というツクヨミの言葉通り。
でも、魔王に相応しい雰囲気でしたね。プロレスラーの中では小柄な熊野選手ですが、大きかったですねぇ!!
コツコツ頑張ってこられた熊野選手がご出演されて、筆者はとても嬉しいです!!
熊野準選手はプロレスリングノア所属。
筆者はプロレスリングノア設立前からのファンであり、ずっと自分自身に重ね合わせて見てきました。
ノアさんが低迷し、新人選手が入ってこない、育たないという時に来てくれた、デビューできた熊野選手には、ただの いちファンとしてですが感謝たる思いでした。思い入れのある選手なんです。
熊野選手の めでたい外部出演の雄姿を観に、重い腰を参上致しました。
熊野選手が目の不調で休養されるとの発表がなされました。
一日も早いご快復、ご復帰を待っています。
違うよね
ソウゴは自身が王様を目指すていることと、ゲイツが柔道のメダルを目指していることが同じだ!! と言う。
ゲイツは否定。
そうだよね。きっと皆がそう思ったよね。
筆者も「一緒にしてくれんな」と言いたくなった。
確かに、ゲイツがぺーぺーの論外地点の人だったら、そうかもしんない。
既に柔道の魔王みたいな人が同年代で既にいる……という意味では、そうなの…かもしれません…。トップに行く人って、どの世界でも、もうケタ違ってるものね、初めから。
でも、じゃあ、素人のソウゴに、「アンタ全然どうせダメだから」って思われた上で言われてるってこと??
どっちにしても腑に落ちないんですよね…。
アンタらに言われたくない
再起不能となり、選手生命が絶たれたゲイツ。そんな すぐ切り替えできませんよね。
確かにドラマですから、どんどん進めなくっちゃいけませんが。
柔道一筋で頑張ってきて、大学推薦も取り消され、誰だって相当なショック。しかも高校生という年齢の人が。
そんな すぐ切り替えられません。元気出せません。
そういう経験の末に越えた人に言われるなら まだしも、普通の同年代の人に言われても。
カチンカチンカチンときて憤慨してしまいますよ。筆者なら。
ゲイツは おとなしいなぁ。
だからいい人…なんでしょうね…。
ソウゴは やけにおチャラけ
凄くノリノリで、明るく、チャラけている。
ちょっとヘンな人…。
でも、今作は主役じゃないし、テレビ版のように楚々としていたら目立ちませんものね。
それに、オーマジオウとなって書き換えたから、テレビ版のソウゴとは違った人生を歩んできた人。あのように明るく元気な普通の高校生の人生。だから、それでいいんでしょうね。
むしろ良かったね、と思いました。
記憶を取り戻す
ゲイツは かつての、テレビ版での人生の記憶を取り戻す。
そこでは死んでしまったのだった。
その姿を見る。
筆者、そのシーンは、凄く胸痛みました。
おそろしく悲しい気分になりました。
自分が死ぬところ、死んでしまった人生を見るなんて……
心に残る台詞
若干 違ってるかもしれませんが、
「何で ではなく、誰に何をしたいかだ」
そうですねぇ…。
何で、は装飾なんですよね…。
偶々今の人生ではそうなだけ…とも言いますものね。
もっと根本の部分ですよね、大切なのは。
黒ウォズ
不思議な存在。一人 記憶無くならず。更に歴史の見守り人って感じが増しましたね。
将来的には、仮面ライダー史の見守り人になっていたりして~
白ウォズ
イヤラシイ感じのキャラだった白ウォズが、一応 改心て消えたテレビ版。また悪者で出て来ちゃったよぉ…。
さらに拍車がかかって…。
ウォッチを食べてアナザー変身には、驚きました。渡邉圭祐さんご本人の提案とのこと。凄いですね。
面白かったです。
思い切った演技やセンス。渡邉さんは今後も内外でご活躍が期待できそうですね。
最後は、黒ウォズが吸い込んで吸収し、白ウォズは収束??しました。
でも、ヤツの事だから、何どきには出て来ちゃうかも…ですね。
上手い具合に可能性
テレビ版『ジオウ』では最後、時代のやり直しとなりました。
ウォズ以外の登場人物は死者も一同に記憶の無い状態で、現代の一般人として存在することとなった。
ソウゴたちも変身出来なくなっている。
このままでは、その他の作品にゲスト出演も難しい状態。どうするのかと思ったら、ゲイツは取り戻した。そして そのままとなった。
ソウゴやツクヨミは記憶ないままウォッチを持ち、何だかとりあえず変身しちゃいました。
ところで、ゼロワンと共演の冬映画では、始めの登場では3人とも記憶ない演出じゃなかったっけ?? どうでしたっけ??
2号ライダーのレジェンドさんたち
皆さん素敵だなぁと思いました。
「2号ライダー」とは筆者的には 好きな表現じゃないですが。
たくさん変身者がいる今の時代ってどうなの?? とも思います。
商品としても、たくさんの選択肢が必要な時代なのでしょう…。
俳優学校と言われるニチアサ特撮ヒーロードラマで、俳優として学び、人としての良心、道徳心や振る舞いをも育てて排出されている、ことと思います。
これからも更に一層強化されて、そうあり続けて頂きたいと思い願っています。