ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

ヒーローえぇーいクソッと乱暴『魔進戦隊キラメイジャー』EP33

 「ニチアサ シネマ 大スペクタル」本記事の当初のタイトルです。

前話に続き『ウルトラマンZ』田口監督。
斬新なアイディアで、ドキドキワクワクの巨大戦。
映画さながらの大迫力。
素晴らしい回。

しかし…レッドとイエローの人質を前に武器の投げ捨て方は乱暴で驚き。

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 出典:魔進戦隊キラメイジャー EP33より

 

小夜さんを人質に取られて、 仕方なく武器を捨てるわけだけど、
その投げ捨て方が実に激しい。
壊れそう…。

小道具さんもヒヤヒヤでしょう。
それはともかく、大切な武器を壊れそうなほど投げ捨てるのは良くないと思います。

暴発するやもしれません。
剣が跳ね返って来ても危険。

えぇーいクソッとばかりにイラつく感じも よろしくないかと…。
ヒーローとしての上品さが…。

筆者には引っ掛かるシーンでした。

 

 

2020年11月29日 9時30分~
テレビ朝日系列 放送

『魔進戦隊キラメイジャー』

「巨獣パニック大激突」

 

監督        田口清隆

脚本        荒川稔久

 

[怪人] 

邪面獣

タンクリガニー

センゴクバズラ

シールドシェルガ


  

 

 

コレがやりたかった

キラメイジャーたちは作戦を立てていた。 
玩具や置物、食品サンプルなどを用い、それぞれに見立てて配置。

面白可愛い。 

街では邪面獣三体が暴れる中だけど…。

コレがやりたかったんだね。

 

 

どうってことない

博多南さんは、キラフルゴーアローを作戦室内で放ち、オラディンに助っ人を依頼。

だが、オラディンは充瑠に話しかけ、充瑠の意識はオラディンの中にワープさせる。
ガルザの攻撃を受けていて、手が離せないのだった。
充瑠の意識は元に戻り、皆に事情を報告。

 

博多南さんが使えるようになったのはわかっていたけれど、座ったまま室内で放ち、そのまま語り掛ける…。

何だか違和感~

 

充瑠の意識が吸い寄せられるように…行ったり来たり。
ちょっと笑える…。

何とも簡単な…。
ご都合のよい話。

けれども充瑠は今まで何度も意識が、オラディンの白い世界に行っていたし、
実物の鍵まで持っていたりするくらいだから、どうってことない。意識なんて。

 

   

まさか こんなところに!?

今回もまた素晴らしい回。

けれども、本記事冒頭に書いたように、引っ掛かる部分もあります。

ココも。

 

オラディンはガルザの攻撃により来られない。
キラメイジャーと魔進たちで何とかするしかなかった。

そんな時、マブシーナは徐に取り出す。

テーブルの下から。

マバユイネ王妃のヘッドドレスを。

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出典:魔進戦隊キラメイジャー EP33より

まさか まさか です。

 

石に意思を移して眠りについている王妃であり、マブシーナの母親。
今や、そのもの といえる大切なヘッドドレスを、机の下に!?
しかも、そのまんま置いてあったとは…。

超ツッコミどころ というか、呆れにも似たガッカリでありました。筆者は。

 

 

 

充瑠とレッド

同じ人ということだけど、演じているのは違うことは周知の通り。
けれども、似ていました。

走りながら変身。

その走る姿、走り方が似ていると感じました。
珍しいと思いました。
何かの演技ならともかく、走っているところは違いそうなものですが…。

 

 

どっちがいいのだか…… 

宝路さんはギガントドリラー。
キラメイグリーンはキングエクスプレスザビューン。
ブルーさんはキラメイジンを一人で操作。

 

「一人で操作が大変」とのことだけど、前々から皆で操作も大変ではないかと思っていました…。

でも、魔進たちは、それぞれ自力で動けるから大丈夫でしょう…。
むしろ いつもは、単独で動ける魔進を操作し、且つ、5人で1体を操作している方がよっぽどヤヤコシイと思えます。 

 

 

大迫力の戦い

充瑠と為クンは小夜さんの救出に向かう。
途中何度もベチャットの大群に阻まれる。

 

地上はレッド&イエローVSベチャット群。
巨大戦は、邪面獣三体とギガントドリラーたちで3対3。

カメラが動き、それぞれの戦いが見える。
手前 下では、レッドとイエローの戦い。

剣やら瓦礫やらが降って来る。

 

あぁコワイ!!
臨場感あってドキドキします。

 

 

不気味でイイ

レッドとイエローは小夜さんがいる建物に到着。
ベチャットの大群が待ち構えている。

レッド「たぶんハイパーベチャットだよ」

 

…う~ん…まぁ、そこはどうでもいいかな…。

 

壁にもウヨウヨといっっっぱい!!

気持ち悪いけどイイ感じ。
凄さが伝わります!!

 

   

不自然にも無言

ヨドンアイビーのある、地下にやって来たレッドとイエロー。
そこへヨドンナが現れる。
小夜さんは捕まっていた。

 

ヨドンナ「武器を捨てな」

小夜さんは全く声を発しない。
こういう時、普通たいてい「私はいいから撃って」とか言うもの…。

 

なので何にも言わないことに筆者は違和感を感じました。
けれども、考えました。
何とか いいように…。
何か理由は??

充瑠は、閃きの人。
為クンは作戦とリーダーシップの人。

二人は何か考えがある。
きっとあるから!! 

と信じているからだね、と一応 筆者なりに理解しました。

それにしても、それならそれで、そうと思わせる表情なりのシーンがあったらいいのになぁと思いつつ。

 

そして、本記事冒頭のシーン。

レッドとイエローは武器を捨てる。

否、投げ捨てる。
壊れそうなほど。

仲間を捕えられ、お手上げ とばかりに、えぇーいクソッという感じ。
態度悪いよぉ…。

ヒーローだからぁ。
あくどい悪に対しても、そういう態度は良くないでしょ…。

それに…安否がわからなかったとはいえ、変身も出来ないので、捕まっている可能性大な訳で…。
救出に対して対策を考えておいてほしいよねぇ…。

 

 

キレイ~

レッドはキラフルゴーアローをヨドンアイビーに向ける。

 

そのシーンのキラキラ加工がキレイ~
つい見とれてしまいました。

 

小夜さん、ここで「私のことはいいから撃って!!」

 

あ…言うんだ…。
筆者 心の呟き。

頑張ってした解釈とは違ったみたい…。
それとも…小夜ネェは「こりゃやっぱりダメだわ」と思って、遂に言ったのでしょう…。

 

しかし ところでレッドは結局アイビーではなく別方向へ放ちました。

ヨドンナは高笑い。

するとデッカイ、でも何だかカワイイ手が天井を破って、ヨドンアイビーを持って行きました。

 

レッドはオラディンに内心で話しかけ、キラフルゴーアローに意識を移し、それをアタマルドでオラディンを攻撃しているガルザに放った。

それと同時にハコブ―の操りは解けたらしい…。
めでたし めでたし。

 

オッチャンたちで合体「完成」させ、駆けつけてもらったのだった。

と、解説シーンが流された。

 

 

しかし こちらは余計

抜かりない映像の数々。

グレイトフルフェニックスがアタマルドを飛び立つとき、虫のようなもの、たぶんガルザが貼りついてきた。

ちゃんと映していたのに、後でわざわざその成り行き解説のシーンが流された。
それは余計だと思いました。

 

 

芸が細かい

抜かりなく細部にまで演出。
手間をかけてある。

その貼りついたガルザは、ただ小さく写真やミニチュアを貼りつけたのではなく、ちゃんと動いていました。

 

ガルザさんがバタっとペタッと動いているのがリアル。

どうやって撮影されているのかしら??
床にバタっと倒れたところを合成しているのかな??
壁に貼り付いて演技されたのかな??

 

物理的に…貼りつくだけで、異世界から、恐らく猛スピードで飛んで来るのに耐えうるとは思いにくいけども…。

それを言っちゃあ、飛びついている時点ですごいよね…。
でも、宇宙人が邪メンタルで怪人化!? しているから、大丈夫なのでしょう。

 

ところで、ロボの足裏はああいう感じなのですねぇ。
う~ん……

『怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のゴーシュ・ル・メドゥの靴裏は見れて嬉しかったけど、グレイトフルフェニックスの足裏は何だか見てはいけないものを見ている気分になりました…。

見れたのはいいんですけどね。
ちょっと複雑な気分になりました。

 

   

豪華! 珍しい 4VS4

前半の巨大戦、グレイトフルフェニックスとスモッグジョーキーが加わっての戦い。
格闘戦かと思いきや…。
ラグビー戦と化す。

確かにヨドンアイビー、ラグビーボールに似ていますね。

サッサとヨドンアイビーを壊しちゃいなっ と思いつつ、面白かったです!!

 

中でも、キングエクスプレスザビューンがヨドンアイビーを持って走っていると、攻撃を受ける。

引っ繰り返るところがよかった。
ラクビーでタックルをくらって、転ける。
ボールを落としてしまう。

それが連想されました。

 

キラメイジンの後ろから、ギガントドリラーが飛び上がって攻撃。
まるで、バレーボールのフェイント攻撃のよう!!

そして、攻撃するシーンのカメラアングルは、ギガントドリラー目線。
臨場感あって面白かったです。

 

アフレコの声も、皆さん、いつも以上に大変な戦いという感じが伝わってきました。

 

 

以心伝心

グレイトフルフェニックスの技でもヨドンアイビーは砕けないことがわかった。

キラメイレッドは閃く。
オラディンに伝えようとするが、以心伝心なので言わなくても心得てくれた。

そんな二人の関係性を表現しつつ、大事なシーンに期待感を持たせて、見せる。

 

 

何でもアリ

オラディンはキラフルゴーアローに入り、巨大化。
4大ロボがその大キラフルゴーアローを放つ。

スゴイ!!

 

宝路、呟く「何でもアリだな」

ホントそうだねぇ。

 

 

幽霊

宝石の星のオラディンは、魂となって石に宿った。
その石は魔進となった。
身体は無くなってしまったけれど、別の形で蘇った。

 

石に意識を飛ばせる。転送させれる。入れる。

普段はアタマルドという異世界にいる。

コレって言ってみれば、魂のみの幽霊ってことですね。
アタマルドはあの世みたいなモンですね。

心で繋がっいて、助けに来てくれたり…。

 

なるほど。

 

 

いつも以上に より偽物らしい

戦いを終えたキラメイジャーたち。

宝路さんの髪。
付け毛ですが、今回は一段と偽物感が出ていました。

新品なのでしょうか??

 

 

長い

その ほのぼのとしたキラメイジャーたちが映る間のナレーション、オラディンがガルザへ向けての思いを語っている。

良かったんですけどね…。

でも、ちょっと長い…。やけに長い…。

オッチャン、お喋りなんですね。
ハコブ―と一緒で…。

 

 

凝っていた!

ガルザは、いつもの水たまりの暗い空間を歩いていた。

水が緑だった!!

暗いのでわざわざ色付けなくてもわからないでしょうに。
前から色ついていたかしら??
気づきませんでした。
それとも、今回は色がついていたので気がづいたのかな??

また機会あれば確認してみたいと思います。

 

 

おめでとうございます!

キングエクスプレスザビューンのスーツアクター森博嗣さんが『仮面ライダーセイバー』の仮面ライダースラッシュ役。
レギュラーヒーロー役、おめでとうございます!!

筆者、あちらで そのクレジットを見た時はびっくりしました。
大変 喜ばしい事でありますが「森さんを取らないでー」と心の声でした。

お忙しいかと思いますが、これからも こちらの方にもお出になって頂きたいです!!

 

筆者の感想 

レギュラー放送回なのに、まるで映画のように豪華。

イマドキの子らは、日曜の朝からこんなに凝った作品が見れて幸せですね!!

一生懸命作られた、且つセンス良い作品はいいですね!!
『キラメイジャー』も 後世に語り継がれることでしょう。 

 

まだ33話ですが、コロナで話数が遅れていたんですよね…。
本来なら40近くになっている時期でした!!

好調な『キラメイジャー』は延長されるのでしょうか??
元々「戦隊」は中途半端な月日からの開始ですし、この際「ライダー」のように、新学期と同時スタイル、4月始まりにされてくれないでしょうか…。

そう願います。