ヒーローズ FOREVER

特撮ヒーロー番組について独自の想いを語る。

己の運を信じ自ら運を引き寄せる『宇宙戦隊キュウレンジャー』最終章

自分の運を信じ、決して諦めない心で運を呼び込んできた。

何度も何度もやられ、何度も何度も立ち上がってきたキュウレンジャ―。

戦いの向こうにあるそれぞれの夢に向かって。

しかし、遂にメンバーたちは無数の敵に取り囲まれ、集中砲火を浴び、命 尽きてゆく……  

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『宇宙戦隊キュウレンジャー』space.47 バランス停止 ナーガ万事休す

出典:宇宙戦隊キュウレンジャー space.47より

 

ちょっとそっと簡単には語れない。
詳しくは下で…… 

 

 

 『宇宙戦隊キュウレンジャー』
最終章「キュウレンジャー最後の戦い編」

space.44~48

2018年 1月 7日~ 2月 4日

 

 

主な制作陣

脚本

毛利亘宏

 

監督

加藤弘之、柴﨑貴行

 

 

ゲスト

レポーター

小林麻耶

 

 

声の出演 追加配役

クエルボ/ドン・クエルボ

浪川大輔 

 

 

スーツアクター 追加配役

ドン・クエルボ、ドン・ツルギ、ドン・アルマゲ

清家利一

 

アントンゼロ

蔦宗正人 

 

 

 

ストーリー

space.44
「ドン・アルマゲの正体」

放送日が1月7日であり「七草粥」に因んで「九草粥」がスパーダによって振舞われた。
ツルギには「そんなんじゃ力が出ないよぉ。カレーをくれ」などと言われながら。

するとベガさんが突然出現。
ずっと眠っていたベガさんに今までの戦いを伝えつつ、最終決戦を前に復習タイム。

 

カラフルな「九草粥」は完食された。

土鍋でちゃんと作られていた。
底には薄っすらおこげがありました。

 

カラス座系の惑星が次々に爆発していた。
キュウレンジャーは調査に向かい星へ降り立った。

昔、民間人の収容所だった。
ツルギは話す。
ここで相棒クエルボと出会ったと言う。
二人は脱獄計画を成功させたと。

 

ラッキーたちの前にアントン博士によって新たに開発されたデスワームの進化系ボスワームが出現。
ラッキーたちも、進化した強化された姿で挑む。

 

倒した後は、ドン・アルマゲが現れて…。
自ら正体を明かす。
それは、クエルボだった。

ツルギは前話で呼び出されていたので正体を知っていたが、仲間には伝えていなかった。

ドン・アルマゲは宇宙を消すと言い、飛び去る。

 

 

 

space.45
「ツルギの命とチキュウの危機」

キュウレンジャーはチキュウに戻って来た。

ドン・アルマゲはチキュウに豊富にあるプラネジウムを使って爆破し、宇宙全てを消し、作り直すことだった。

悪い心の脳みそだけになっていたアントン博士の宇宙一の天才として語り継がれるという野望に、小太郎に「バカなの??」とマジで言われる。
怒って牛型汎用兵器ゼロ号に乗り移り、アントンゼロとなる。
が、撃破されてしまう。

 

ツルギは、クエルボはドン・アルマゲに乗り移られているだけだ。
ドン・アルマゲを追い出せば元に戻ると考えていた。

そんなツルギに向かってドン・クエルボは、
「誰が!? 誰に!?」と、
チャンチャラおかしいっといった具合で尋ねる。

そして、かつての戦いのことを話す。
ツルギの盾となった瀕死のクエルボにドン・アルマゲが訊いた。
「力が欲しいか」と。

 

クエルボは言う。
「クエルボとドン・アルマゲを分離することは不可能。僕自身がドン・アルマゲだ」

 

駆けつけたラッキー。
それにも嫉妬と怒りを露にするクエルボは、ラッキーへ攻撃。
しかしツルギが庇い負傷を負う。

 

バトルオリオンシップへ戻り、ツルギは自身の命が残り少ないことを告げる。

ラッキーは突然 皆に尋ねる。
この戦いが終わったらやりたいことを。
ラッキーは、宇宙の果てを見る冒険の旅出ることだと言う。

ショウ指令は、総司令になること。
ラプターは、恋愛がしてみたい。

スパーダは、もちろん宇宙一のシェフ。
チャンプは、ロボレスのチャンピオンに返り咲く。

スティンガーは、平和の為に戦い続ける。
ハミィは、学校の先生。

小太郎は、宇宙を守る。

バランスは、宇宙一のお宝を手に入れる。
ナーガは、故郷の星の人々に感情の素晴らしさを伝える。

ガルに尋ねると、後ろを向きに。
照れるように「俺はラッキーと旅に出たいガル…」と。

皆の夢を聞いたツルギにも夢が芽生えていた。
皆が夢を叶えるところを見るという夢が。

 

突き抜けた お笑いアリ、涙涙のお話があったり…。
キャストさん、スタッフさん皆さんで1年の旅をしてきた。
全っ力だったと思います。

もう観ている側としても、想いもいっぱいでアレコレ書く気にもなれません。

 

 

 

space.46
「希望と絶望のはざまで」

決意を固めた12人は、戦いに挑んだ。

戦いの中でツルギはラッキーに尋ねる。
「この戦いが終わっても俺様の仲間でいてくれるか??」 

 

クエルボとツルギの最終決戦。
クエルボは更に明かす。
ツルギの盾になったのは、宇宙に名を残す為だった と。

ドン・アルマゲの力で強くなったクエルボはトドメを刺そうにする。
それを守るラッキー。
クエルボはそれにも嫉妬し、ラッキーを絶望の世界へ閉じ込めてしまう。

それでもラッキーは諦めない。
打ち破る。

ツルギはクエルボを倒す。

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『宇宙戦隊キュウレンジャー』space.46 ツルギ、クエルボを斬る

出典:宇宙戦隊キュウレンジャー space.46より

 

死んでしまうクエルボから抜け出たドン・アルマゲ。
今度はツルギの中へ入る。

ツルギは、こうなることを予測していたのだった。
ツルギは叫ぶ。
「俺ごと倒せ!! 宇宙を救ってくれ!!」

しかしラッキー
「断るっ!!」

 

ツルギは憑りつかれて怪人化。
ドン・ツルギとなる。

その攻撃を庇い、ショウ指令は吸い込まれてしまう。

 

 

space.47
「救世主たちの約束」

キュウレンジャーはバトルオリオンシップに戻った。

ラッキーは作戦を立てる。
「賛同してくれる人は明朝集まってくれるように」と告げる。

メンバーそれぞれが決戦前夜を過ごす。

ラプターは泣きたくてもアンドロイドなので涙が出ない。
それを慰めるスパーダ。

 

筆者も泣けてきます。

思いは一つ。
それは揺るぎなくとも、不安や諸々の複雑な想いはあるもの。
それぞれの想いや、友情…。

せつないです。

 

翌朝、全員揃って大群に突撃。

ガルはラッキーに「何でもしてやるけん」と告げる。

大軍勢に一日中戦い続けるキュウレンジャー。
減ることがない…大軍勢に取り囲まれ、メンバーは次々に撃たれドン・ツルギに吸い込まれて行った。

ラプターを案じて守るスパーダ。

動力が切れてしまうバランス。
ナーガも敵に迫られて力尽きる。

 

観ていて とても悲しくなる。

 

ドン・ツルギは、ハミィとラッキーのことを「何てこった、残ったのはお調子者とお嬢ちゃんかぁ」ツルギのような口調でいて、バカにした言いよう。
ハミィもやられてしまう。

ラッキーはシシキュータマを撃ち込んだドン・ツルギの中でキュウタマが揃い、キュウレンジャーは解放された。それがラッキーの作戦だったのだ。

ドン・アルマゲは本来の姿を現す。

12人のキュウレンジャーは立ち向かう。

 

 

 

space.48
「宇宙に響け!ヨッシャ、ラッキー」

ドン・アルマゲの身体から戻り、12人が再び揃った。

しかし力も得たアン・アルマゲは最終形態へと進化していた。

アン・アルマゲは人々の嘆きや絶望、悲観する心から生まれていた。
その絶望がキュウレンジャーを襲う。

しかしキュウレンジャーは諦めない。
己の運を信じ、自ら運を引き寄せる!!

キュウレンジャーが救ってきた地球を初め宇宙の星の人々。
宇宙一の有名人ホシ★ミナトも宇宙へ呼びかけていた。

 

しかしドン・アルマゲも しつこく強い。

ラッキーは宇宙へ飛ばされてしまう。
ドン・アルマゲは次はラッキーの身体を乗っ取るつもりだ。

しかしラッキーは、シシ座流星群に乗って帰還する。

遂にキュウレンジャーはドン・アルマゲを倒すことに成功する。

 

2年後。

小太郎、ラプターはバトルオリオンシップで宇宙を警備。
司令官はスティンガー。
ショウ指令は総司令に。

ツルギは宇宙連邦の大統領に、チャンプもロボレスチャンピオンに返り咲いていた。

バランス、ナーガ、ハミィも夢を叶えていた。
そしてスパーダが「9つ星」を獲得したお祝いにキュウレンジャーが集まる日だった。

ラプターはスパーダとの久々の再会??に照れる。
スティンガーに促され前に出るが勢い余ってスパーダのお腹に頭突きをしてしまう。

ラッキーとガルが来ない。
2人は宇宙バイクで旅をしていたが、地球に向かっているところ故障してしまった。

のんき明るく、ゴツンとバイクを殴る。
スパーダのレストランに見事に不時着。

ガルは不時着で曲がった姿勢が更に曲がってしまう。バランスに伸ばされる。
小ネタ小芝居アリ。

皆それぞれが ごちゃごちゃ。
ワイワイ賑やかに……

 

筆者の感想

楽しかった。凄かった。

ラッキーの父アスラン王が死んでしまう。
アントン博士も良い心が救ってくれたけど、悪い心は改心ではなく倒してしまう。
クエルボは本当はツルギを妬んでいた…として倒す。
結構キツイ展開もします。

皆、結局い人でハッピーエンドのみではないんだけど…。

でも、それもいいと思います。

『キュウレンジャー』は、名作。良品だと思います!!

 

筆者は放送当時、数話で脱落しました。
再放送で好きになりました。
2回目の全視聴の今回は更に好きになりました。
細部がもっとよく見えました。
理解が深まりました。

 

『宇宙戦隊キュウレンジャー』は秀作だと思います。

いつか続編を兼ねた『宇宙戦隊キュウレンジャーⅡ』を観たいです。