平成仮面ライダーシリーズ第18作、仮面ライダー生誕45周年記念作品。
「ゲーム」の要素と「病院」を舞台にしている。
奇抜なデザインで「仮面ライダー」に見えないのが狙い。
ゲストよりも仮面ライダー側のエピソードを描き、インパクトのある展開を重視されている。
出典:仮面ライダーエグゼイド 第24話より
偶々出くわした究極の救世主、宇宙戦隊キュウレンジャーのシシレッド、宇宙一ラッキーな男、その名がラッキー。
ラッキーが加勢する。
『仮面ライダーエグゼイド』
2016年10月 2日~2017年 8月27日
主な制作陣
脚本 高橋悠也
アクション監督 宮崎剛
特撮監督 佛田洋
監督
中澤祥次郎、坂本浩一、山口恭平、諸田敏、上堀内佳寿也、田村直己
キャスト
宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド(声)
飯島寛騎
鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ(声)
瀬戸利樹
花家大我/仮面ライダースナイプ(声)
松本亨恭
檀黎斗/仮面ライダーゲンム(声)
岩永徹也
借野明日那/ポッピーピポパポ/仮面ライダーポッピー(声)
松田るか
九条貴利矢/仮面ライダーレーザー(声)/仮面ライダーレーザーターボ(声)
小野塚勇人
バラド/仮面ライダーパラドクス(声)
甲斐翔真
グラファイト/グラファイトバクスター(声)
町井祥真
鏡灰馬 博多華丸
日向恭太郎 野村宏伸
宝生永夢(幼少期) 高橋來
檀黎斗(幼少期) 佐藤光将
百瀬小姫 中川可菜
檀正宗 貴水博之
西馬ニコ/ライドプレイヤーニコ(声)
黒崎レイナ
西馬ニコ(少女期) 宮野叶愛
小星作 宇野祥平
天ヶ崎恋/(ラヴリカバグスター人間態)
小手伸也
声の出演
ライダーガシャット音声 影山ヒロノブ
ナレーション、天ヶ崎恋(一部音声)、ラヴリカバグスター、仮面ライダークロニクルガシャット音声、ガシャコンバグヴァイザーⅡ/バグルドライバーⅡ音声
諏訪部順一
コラボスバグスター、バグスターウイルス
小峰一己
主なゲスト
第24話 ラッキー/シシレッド(声) 岐洲 匠
第44話 仮面ライダービルド(声) 犬飼貴丈
河本千明、佐藤もみじ、永池南津子、溝口恵、佐分利眞由奈、人見早苗、根岸拓哉、夏居瑠奈、加村真美、吉谷彩子、岡野友紀、兒玉宜勝、三輪ひとみ、氏家恵、新虎幸明、大久保祥太郎、諏訪太朗、大野未来、河内美里、坂口涼太郎、岡崎宏、羽村純子、沢井美優、松浦理仁、奥田佳弥子、他
スーツアクター
仮面ライダーエグゼイド レベル2以降、XX R
高岩成二
仮面ライダーエグゼイド レベル1 &レベルX、仮面ライダースナイプ レベル1、仮面ライダーゲンム レベル1、仮面ライダー レーザー レベル3以降、マキシマムゲーマー、ライドプレーヤーニコ、仮面ライダーレーザーターボ レベル0
藤田慧
仮面ライダーブレイブ レベル2以降、仮面ライダーエグゼイド レベルXX L
渡辺淳
仮面ライダーブレイブ レベル1、仮面ライダーレーザー レベル1、仮面ライダーポッピー
内川仁朗
仮面ライダースナイプ レベル2以降、仮面ライダークロノス(大我)、ゲムデウス
永徳
仮面ライダーゲンム レベル2以降、仮面ライダーエグゼイド レベル2(代役)、仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマー(代役)
縄田雄哉
仮面ライダーゲンム レベル2(スポーツゲーマ乗用時)
有薗啓剛
仮面ライダーパラドクス、グラファイトバグスター(各形態)、リボルバグスター、ライドプレーヤー(万次郎)、仮面ライダーエグゼイド レベルXX R(バラド憑依時)
岡田和也
仮面ライダーゲンム レベル0
中田裕士
仮面ライダークロノス、ゲムデウスクロノス、仮面ライダーゲンム(30-32)
浅井宏輔
グレングラファイトバグスター、バグスター
榮男樹
ラヴリカバグスター、バグスター
神前元
バグスター
伊藤茂騎、小森拓真
ストーリー
10のゲーム編(1~12話)
ゲームのバグから生まれたコンピューターウイルス、バグスターウイルスが人々を蝕む怪奇事件が発生していた。政府は電脳救命センター(CR)を設置、バグスターを倒す為の仮面ライダーに変身できる医師の適合者を集めていた。
研修医の宝生永夢は、実は天才ゲーマーMだった。仮面ライダーエグゼイドとなる。
医院長の息子、冷徹な外科医、鏡飛彩は仮面ライダーブレイブ。
仮面ライダースナイプは、自らの告知が原因で友人を亡くした過去を持つ元放射線科医の花家大我。
監察医の九条貴利矢は仮面ライダーレーザー。
自分の目的の為に時に味方し、時には敵として永夢の前に現れる。
謎の黒いエグゼイド、仮面ライダーゲンムはバグスターに加勢する。正体は仮面ライダーシステムを作ったゲーム会社・幻夢コーポレーションの檀黎斗だった。
何故バグスターが生まれたのかを真実を突き止める為に仮面ライダーになったと言う。
が、それは嘘だった。
真の目的は究極のゲーム・仮面ライダークロニクルを作成する為だった。
新型ガシャット・デンジャラスゾンビガシャットを完成させる。
ゲンムを探っていた貴利矢は、永夢の過去も調べていた。
真実を知ったが、永夢に伝える前に仮面ライダーゲンム レベルXによって倒され、消滅してしまう。
永夢の秘密編(13~24話)
永夢は医師について考えるようになっていた。
そんな時、バラドから黒いガシャットを渡される。
永夢はゲンムと戦っていたブレイブとスナイプを救う為、黒いガシゃットで変身。身体に異変が起こる。
しかしそれを抑えつけたことでマイティブラザーズXXガシャットに変化し、仮面ライダーエグゼイド レベルX更にXXに変身できるようになる。
永夢は戦闘になると性格が変わる。
バグスターウイルス感染症・ゲーム病だとわかる。大我は、黎斗が世界での感染第一号患者だと聞かされる。
永夢に知らせず、ウイルスを分離させようと試みるが新たな仮面ライダーパラドクスに妨害される。
黎斗により永夢は感染を知り、発症するが消滅は免れる。
しかしゲームしていない時でもMの人格のままとなった。
飛彩はゲンムからガシャットギアデュアルβを奪い、仮面ライダーブレイブ レベル50に変身。
バグスターを倒し患者を治療する。永夢も元の人格に戻る。
しかし永夢は人格の変わってしまった記憶が残っており、変身するとバグスターに乗っ取られてしまう恐怖に囚われてしまう。
飛彩から投げかけられた言葉や仮面ライダースナイプがレベル50となり挑発を受け、医師の志を思い出す。
5年前の人間の大量消失事件・ゼロデイを起こしたのは、逮捕された檀正宗ではなく、息子の黎斗だった。
黎斗はゲーム病を発症し、CRに搬送される。
黎斗は、永夢にバグスターウイルスを感染させた張本人であり、永夢から取り出したウイルスを元にバグスターウイルスを作り出したと告白する。
永夢はエグゼイドに変身し、黎斗のチャーリーバグスターを倒す。
しかし、黎斗は逮捕されないよう身を隠す為、医師の想いを利用した自作自演だったのだ。
黎斗は永夢のゲームドライバーを腐敗させる。
作が開発した「不死身のゾンビを始末するゲーム」の銀色ガシャットに、貴利矢のリプログラミングをインストールする。
永夢は謎の力でマキシマムマイティXガシッャトに変化。
貴利矢から託されたゲーマドライバーで仮面ライダーエグゼイド レベル99に変身する。
ゲンムの不死身の効力を書き換え、変身も不可能にする。
そこへ現れたバラドに死のデータを戻され、黎斗は消滅する。
平穏な日々となったが、永夢は黎斗の笑顔を取り戻せなかったことに涙する。
幻夢コーポレーションの新社長は天ヶ崎恋。
仮野明日那・ポッピーピポパポを洗脳する。
新作ゲーム・仮面ライダークロニクルが完成する。
仮面ライダークロニクル編(25~40話)
一般人がライドプレイヤーというヒーローに変身し、バグスターと戦っていた。
それが仮面ライダークロニクルだ。
ポッピーはナビゲーターとして現れ、レアキャラの仮面ライダーの装備を奪わせる。
ライドプレイヤーはパラドクスとの戦いに破れると消滅してしまう。
仮面ライダークロニクルは「人間がバグスターを攻略するのではなく、バグスターが人類を滅亡させるゲーム」だった。
患者を救おうとする永夢たちに仮面ライダーポッピーが圧倒する。
これがポッピー本来の姿であるとバラドは言う。
衛生省は使用禁止の通達を出すが、天ヶ崎恋が「ラスボスを倒せば、消滅したプレーヤーを復活させられる」と公表した為、人々は再びゲームを始める。
ポッピーのゲーム病を発症する。
治すためにはポッピーを倒すしかない。
ブレイブ、スナイプ、ニコと戦っていたポッピーの前に立ち、エグゼイドは厳しく語り掛ける。
笑顔を取り戻したポッピー。
ゲームはクリアされ、患者たちは治る。
バラドは自分と真剣に戦わない永夢の中に入り込み、Mの人格として姿を消す。
パラドの正体は、16年前に永夢に感染させたウイルスを分離し実体化させたバグスターであり、Mの人格そのものだった。仮面ライダークロニクルはバラドが永夢と戦う為に作られたものだったのだ。
パラドを消滅させようとしたが、それによりパラドは仮面ライダーパラドクス レベル99となり、再び永夢の身体を乗っ取ってしまう。
ポッピーは少年時代の黎斗が感染対策として隠していたゲーマドライバーとプトロマイティアクションXガシャットオリジン、レベル0のマニュアルを発見。
一騎打ちをしていた永夢はパラドに圧倒される。
ピンチを救ったのは仮面ライダーゲンム レベル0。
黎斗がバグスターとして復活した。
永夢はホッピーのピンチを守ってくれた黎斗と共闘し上級ステージへ挑む。
究極のバグスター・ゲムデウスは、仮面ライダークロノスの力が必要。
クロノスに変身するには完全な抗体を持つ必要がある。
檀正宗がクロノスに変身。
ブレイブを恋人の百瀬小姫のデータを報酬に操ることとなる。
仮面ライダーレーザーターボが出現。
貴利矢だった。
だが、人格が変わっていた。
黎斗はクロノス対策に開発したハイパームテキガシャットをクロノスに奪われた。
敵対している芝居をしていた貴利矢が取り返しエグゼイド・ムテキゲーマーに変身。
クロノスからプロトガシャットを取り返す。
大我はグラファイトとの戦闘により負傷を負い、救急搬送される。
手術には飛彩の腕が必要だった。
正宗にはわざと失敗するように命じられるが、成功させる。
そして小姫のデータは消滅されてしまう。
飛彩は今までのことを謝罪しCRに復帰する。
正宗は永夢の変身能力を奪う為、パラドを倒そうとするが、永夢が救う。
次に正宗はニコを感染させ、永夢に倒させようとする。
覚悟で戦う永夢。
命を失う恐怖を理解したパラドは、謝罪し仲間となる。
共闘し正宗のクロノスマスターガシャットを破壊に成功するが、リセットにより復元され、永夢のハイパームテキガシッャトが消失する。
クロノスの攻略への道は失われる。
トゥルー・エンディング編(41~45)
残る攻略法、ゲムデウスウイルスを持つグラファイトとの戦いに勝利する。
ゲムデウス召喚を妨害する為、クロノスはリセットしようとするが、黎斗がセーブ機能を追加させたハイパームテキガシッャトでエグゼイドが阻止。
ラスボス、ゲムデウスが降臨する。
正宗によりルーチンが書き換えられ、多くの人が感染する。
黎斗に感染させ、ワクチンを作りドクターマイティXXガシャット完成させる。
エグゼイドが使うことで集団感染を緩和する。
正宗はガシャコンバグヴァイザーⅡを使い、ゲムデウスデータを取り込み、クロノスとゲムデウス両方の力を手に入れる。
真のラスボスになる。
多くの人々が再び発症する。
正宗はラスボスへの挑戦権を持つニコを連れ去りクロノスに変身させようとするが、大我が現れ変身する。
変身解除に追い込まれる。
黎斗の開発したチートコードで永夢と飛彩が加わり3人で倒す。
だが、超ゲムデウスに進化し、ゲーム病患者はバグスターウイルスへ変貌する。
大規模なパンデミックが起こる。
ホッピーは自身にできることとして、ドクターマイティXXガシャットを自ら突き刺し、ワクチンを生成、人々のゲーム病を治すことに成功する。
ホッピーは消滅する。
超ゲムデウスに永夢はレベル1で追い詰める。
クロノスから分離したゲムデウスをパラド自身も犠牲にし消滅してしまう。
永夢も変身能力を失ってしまう。
出典:仮面ライダーエグゼイド 第24話より
正宗は他のライダーたちに攻撃を与え、ポーズを発動させた。
永夢に謎の力が覚醒し、ガシャコンバグヴァイザーⅡとマスターガシャットが半壊。
ポーズ能力を失う。
弱体化したクロノスはライダーたちから猛攻を受け、敗北。
正宗は最後の力を振り絞り、マスターガシッャトを胸に突き刺し、消滅。
仮面ライダークロニクルが制覇されたことで、ゲーム病患者は完治。
ポッピーは、黎斗が欠片を培養し復活を果たした。
パラドも永夢に感染したことで復活していた。
プロトガシャットも奪還したが、バグスターやクロノスに敗れて消滅した人々のデータはマスターガシャットが破壊された為、復元が難しい状態。
しかし、永夢は医療の進歩で復活できることを信じ、ゲーム病と戦い続けることを誓う。
筆者の感想
このライダーらしくない見た目も受け入れがたかった。
凄い事だとは思っている。
この造形。デザイン。発想力に。
ゲームが流行っている時代。
コンピューターウイルスの問題も騒がれている。
そういう意味では、いい題材だと、当時から思っていた。
が、観ていなかった。
今2020年、未曽有の世界的事態が起こっている。
新型コロナウイルス。
パンデミック。
4月にはで非常事態宣言がなされた。
地はこの記事を書いたのは、その真っ只中。
筆者も表に出る仕事がストップして家にいる。その機会に重い腰をあげました…。
再放送を録画し、随分と経っていました。
ようやく視聴したけれど、筆者はゲームもやらないので、展開や言葉、仕組みもピンとこなかった。
興味もイマイチわいてこず…。
ウイルス・感染…など、実に嫌な言葉が飛び交う物語。
馴染みにくい この『エグゼイド』に輪をかけて苦しい条件が加わって…。
それでも、とにかく とりあえず視聴しました。
そして、書きました。
3つに区切る予定でしたが、しんど過ぎて1つにしておこう…っと。
それでも、結構な量。
ハッキリ言って、苦行でした…。
『仮面ライダーエグゼイド』は、時代を取り入れ、デザインや物語に工夫を凝らした作品。
多くのライダーが登場し、変化も盛り沢山。
きっとファンを楽しませていたことでしょう。
ただ、筆者は全体の結論でいえば、やっぱり好きではないですね…。
でも、観ないより、観て良かったです。
一応お話は分かりました。
強烈キャラの檀黎斗。
『仮面ライダージオウ』にゲスト出演していたので知っていましたが、その時も強烈で受け入れがたかったです。
が、この本編を観て、ヘンなイメージとは違っていて、意外と なかなか可愛らしいというか、面白いキャラでした。
檀黎斗は『仮面ライダー』の歴史に残る、名キャラクターですね!!
それも知れてよかったです。